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公開番号
2024101604
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-30
出願番号
2023005590
出願日
2023-01-18
発明の名称
ピンチ具
出願人
株式会社アイビー
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D06F
55/00 20060101AFI20240723BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】被挟持物の外観低下を抑制しうる挟み痕を被挟持物に付けることができるピンチ具を提供する。
【解決手段】ピンチ具1は 被挟持物30を挟持する一対の挟み面5、5を有する。両挟み面5、5のうち少なくとも一方に、被挟持物30に両挟み面5、5による挟み痕からなる絵柄40を付ける押圧凸部及び押圧凹部の少なくとも一方が設けられている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
被挟持物を挟持する一対の挟み面を有するピンチ具であって、
前記両挟み面のうち少なくとも一方に、前記被挟持物に前記両挟み面による挟み痕からなる絵柄を付ける押圧凸部及び押圧凹部の少なくとも一方が設けられているピンチ具。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
一方の前記挟み面に前記押圧凸部が設けられるとともに、他方の前記挟み面に前記押圧凹部が設けられており、
前記押圧凸部及び前記押圧凹部は、前記両挟み面間で前記被挟持物を挟持した状態で又は前記両挟み面を直接閉じ合わせた状態で互いに嵌合可能である請求項1記載のピンチ具。
【請求項3】
前記両挟み面を閉じ合わせた状態において前記押圧凸部の周側面と前記押圧凹部の周側面との間に隙間が設けられるとともに、
前記押圧凸部の周側面と前記押圧凹部の周側面がそれぞれテーパ状に形成されている請求項2記載のピンチ具。
【請求項4】
互いに略対向状に配置されるとともに枢着部を中心に枢動可能に連結された一対の挟持片と、付勢部材とを備え、
前記各挟持片の一端部側に挟み部が形成されており、
一方の前記挟持片の挟み部の内面に一方の前記挟み面が設けられるとともに、他方の前記挟持片の挟み部の内面に他方の前記挟み面が設けられており、
前記両挟持片が前記付勢部材の付勢力により前記両挟み面を閉じ合わす方向に付勢されており、
前記両挟持片における少なくとも一方の挟み部の外面に前記絵柄に関連する意匠が施されている請求項1~3のいずれかに記載のピンチ具。
【請求項5】
前記絵柄は、前記被挟持物の利用者又は所有者において有意味な絵柄である請求項1~3のいずれかに記載のピンチ具。
【請求項6】
前記絵柄は、キャラクター、人物、動植物、物品、団体又は標章の絵柄か、あるいはそれに関連する絵柄である請求項1~3のいずれかに記載のピンチ具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、洗濯物、布団類、毛布類などの被挟持物を干す際などに用いられるピンチ具に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
被挟持物として例えば洗濯物を干す際に用いるピンチ具であるいわゆる洗濯ばさみは、洗濯物を挟持する一対の挟み面を有している。従来の洗濯ばさみは、両挟み面間で挟持した洗濯物が両挟み面間から不慮に脱落しないようにするため、各挟み面には例えば滑り止め用凹凸条部が形成されている(例えば特許文献1参照)。この場合、両挟み面間から洗濯物を取り出すと、両挟み面間に洗濯物が挟持されたことによる凹凸条形状の挟み痕が洗濯物に付き(残り)、洗濯物の外観が低下し、その結果、例えば洗濯物を着衣する人に対して不快感を与えるという難点があった。
【0003】
そこで、洗濯物に挟み痕が付かないようにするため、両挟み面の全体をそれぞれ互いに嵌合する凹球面状及び凸球面状に形成するなど様々な工夫が施されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-30870号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、洗濯物に挟み痕を完全に付かないようにすることは困難であった。
【0006】
そこで本発明は、洗濯物などの被挟持物に挟み痕が付かないようにするのではなく、被挟持物の外観低下を抑制しうる挟み痕を被挟持物に付けることができるピンチ具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は以下の手段を提供する。
【0008】
1) 被挟持物を挟持する一対の挟み面を有するピンチ具であって、
前記両挟み面のうち少なくとも一方に、前記被挟持物に前記両挟み面による挟み痕からなる絵柄を付ける押圧凸部及び押圧凹部の少なくとも一方が設けられているピンチ具。
【0009】
2) 一方の前記挟み面に前記押圧凸部が設けられるとともに、他方の前記挟み面に前記押圧凹部が設けられており、
前記押圧凸部及び前記押圧凹部は、前記両挟み面間で前記被挟持物を挟持した状態で又は前記両挟み面を直接閉じ合わせた状態で互いに嵌合可能である前項1記載のピンチ具。
【0010】
3) 前記両挟み面を閉じ合わせた状態において前記押圧凸部の周側面と前記押圧凹部の周側面との間に隙間が設けられるとともに、
前記押圧凸部の周側面と前記押圧凹部の周側面がそれぞれテーパ状に形成されている前項2記載のピンチ具。
(【0011】以降は省略されています)
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