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公開番号2024108468
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023012854
出願日2023-01-31
発明の名称洗濯物乾燥機
出願人アイナックス稲本株式会社
代理人個人
主分類D06F 58/02 20060101AFI20240805BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】乾燥用空気の排気をヒータの空気流入側に還流する構造の洗濯物乾燥機における、還流空気中のリントをヒータの手前で除去するフィルタの配置とその清掃手段に関し、新たな装置を付加することなく自動で前記フィルタの清掃と剥離したリントの回収を行うことができる上記装置を得る。
【解決手段】外気の吸気口とフィルタを設けたヒータとの間に吸入空気室を設け、吸入空気室と排気ダクトを区画する側壁に還気口を設け、還気口の反対側にリントの排出口を設ける。洗濯物投入口の扉などを開けて排気ブロワを駆動すると、ヒータを通らないで機内に流入した外気は、還流口からフィルタの空気流入側の面と平行に流れて付着したリントを剥離する。剥離したリントは排出口を経て機外に排出される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
洗濯物の乾燥に使用する外気を吸引する吸気口と、吸引された外気を加熱するヒータと、前記ヒータの空気流入側に覆着されたヒータ前フィルタと、乾燥に使用された空気を吸引する排気ブロワと、当該排気ブロワの吐出空気を排気口に導く排気ダクトとを備えた洗濯物乾燥機において、
前記吸気口と当該ヒータ前フィルタとの間に空所を形成する吸入空気室と、
当該吸入空気室の一方の側壁である一側側壁に設けられて当該吸入空気室と前記排気ダクトとを連通する還気口と、
当該還気口ないし排気口を流れる空気流を遮断ないし阻害する還流制御手段と、
前記一側側壁に対向する対向側壁ないしその近傍に設けられたリント排出口とを備えている、洗濯物乾燥機。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記吸気口、排気口、排気ブロワ及びヒータが洗濯物収納部を内包する筐体の上部に配置されている、請求項1記載の洗濯物乾燥機。
【請求項3】
前記リント排出口が前記対向側壁ないし前記対向側壁に隣接する前記吸入空気室の壁面に開口しており、当該開口から当該吸入空気室内のリントを吸引するエジェクタその他の空気吸引装置を備えている、請求項1又は2記載の洗濯物乾燥機。
【請求項4】
洗濯物投入口その他のヒータを通らないで筐体内に外気を導入可能な扉を備え、当該扉及び前記還気口を開いた状態で前記排気ブロワを運転することにより前記ヒータ前フィルタに付着したリントを除去することを特徴とする、請求項1又は2記載の洗濯物乾燥機。
【請求項5】
前記吸入空気室に前記還気口から流入した空気を前記ヒータ側に導くフラップが設けられている請求項1又は2記載の洗濯物乾燥機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、乾燥用空気を加熱するヒータの空気流入側に洗濯物の乾燥に使用した空気を還流してエネルギー効率を高めた洗濯物乾燥機に関し、還流空気中に浮遊するリントを除去するフィルタと当該フィルタに捕捉されたリントを除去する手段とを備え、かつ構造が簡単で設置面積も小さくできる上記装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
乾燥用空気を加熱するヒータに排気を循環させて排気が持つ熱量を再利用する洗濯物乾燥機は特許文献1で提案されている。循環させる排気にはリントが含まれており、ヒータの空気流入側への排気循環(以下、「還気」と言う。)を行わない乾燥機に比べて、ヒータの空気流入側に設けたフィルタに付着するリントの量が多くなる。そのため、当該フィルタ(ヒータ前フィルタ)に付着したリントを除去する作業を頻繁に行なわねばならない。
【0003】
特許文献1で提案されている装置では、還気をヒータの空気流入側に導いている空所のカバーを開くことにより、ヒータ前フィルタの清掃を行うようにしている。
【0004】
一方、特許文献2は、圧縮空気をヒータの上に覆着したフィルタに側方から吹き付けて当該フィルタに付着したリントを除去するフィルタ清掃装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007‐037690号公報
特開2007‐275116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
洗濯物の乾燥に使用された排気をヒータで再加熱して乾燥に使用する洗濯物乾燥機では、ヒータの空気流入側に設けたフィルタ(以下、「ヒータ前フィルタ」と言う。)に付着したリントを除去する作業を頻繁に行なわないとヒータを通過する風量が少なくなり、乾燥性能の劣化に繋がるという問題があり、人手によりフィルタの清掃を行う方法では、作業者の負担を増大させて省人化の要請に反するという問題がある。
【0007】
更に、多くの洗濯物乾燥機は、設置スペースの低減や良好な工場環境を維持するため、外気の吸気口とヒータ及び排気ブロワと排気口を機械の上部に配置しており、日常的に人手によりヒータ前フィルタの清掃を行うことが難しく、作業に危険を伴うことも少なくない。
【0008】
一方、フィルタのリント捕捉面に圧縮空気を噴射して人手を煩わせないでリントを除去する方法も種々提案されているが、そのような方法では、圧縮空気を生成するブロワやその配管など、追加の装置を必要とする。また、特許文献2で提案されている方法では、フィルタから除去したリントを機外にまき散らさずに回収する手段が示されていない。
【0009】
この発明は、上記のような従来装置の問題点に鑑み、ヒータ前フィルタに捕捉されたリントをブロワなどの新たな装置を付加することなく自動で剥離させることができ、剥離したリントを機外に排出させないで回収することも容易で、かつ、装置構造も簡単で機械の設置スペースを増大させることもない洗濯物乾燥機を得ることを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明の洗濯物乾燥機は、洗濯物の乾燥に使用する外気の吸気口11と乾燥用空気を加熱するヒータ3の空気流入側に覆着されたヒータ前フィルタ31との間の空所である吸入空気室2を備えている。吸入空気室2は、その一方の側壁(一側側壁)21に設けられた還気口22を介して排気ブロワ6の吐出口に連通している。還気口22ないし排気口12や排気ダクト13には、還気量を制御する循環ダンパ23aやシャッター23b等の還流制御手段23が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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