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公開番号2024118049
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-30
出願番号2023024222
出願日2023-02-20
発明の名称衣類乾燥装置
出願人リンナイ株式会社
代理人個人
主分類D06F 58/02 20060101AFI20240823BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】衣類の乾燥中に乾燥度合いが検出できなくなる虞のない衣類乾燥装置(1)を提供する。
【解決手段】回転ドラム(11)内に乾燥センサ(20)を搭載して、乾燥センサの検出用電極(22)は乾燥検出回路(52,54)に接続し、乾燥センサの接地電極(23)はアースに接続して、衣類が乾燥センサに接触した時の検出用電極と接地電極との間の抵抗値に基づいて衣類の乾燥度合いを検出する。ここで、乾燥センサの接地電極側のインピーダンスを、検出用電極側のインピーダンスよりも低インピーダンスにしておく。こうすれば、回転ドラム内で衣類が擦れ合って衣類に静電気が発生しても、その衣類が接地電極に接触すると静電気が接地電極から速やかにアースに放出される。このため、静電気で乾燥検出回路が破損して乾燥度合いを検出できなくなる事態を防止できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
衣類が収容された回転ドラムを回転させながら、前記回転ドラムの内部に加熱空気を供給することによって前記回転ドラム内の衣類を乾燥させる衣類乾燥装置において、
前記回転ドラムの内部に面する状態で搭載された乾燥センサと、
前記乾燥センサに接続されて、前記回転ドラムの内部で乾燥中の前記衣類の乾燥度合いを検出する乾燥検出回路と
を備え、
前記乾燥センサは、
前記回転ドラムの内部に露出し、所定の分圧抵抗を介して所定の規定電圧が印加された検出用電極と、
前記検出用電極の隣の位置で前記回転ドラムの内部に露出し、アースに接続された接地電極と
を有し、
前記分圧抵抗と前記検出用電極との間の電圧値が、前記乾燥センサの出力として前記乾燥検出回路に入力されており、
前記乾燥検出回路は、前記検出用電極および前記接地電極に前記衣類が接触した状態での前記乾燥センサからの入力に基づいて、前記乾燥度合いを検出しており、
前記乾燥センサの前記接地電極側のインピーダンスは、前記検出用電極側のインピーダンスよりも低インピーダンスとなっている
ことを特徴とする衣類乾燥装置。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
請求項1に記載の衣類乾燥装置において、
前記接地電極は、前記検出用電極から見て、前記回転ドラムの回転方向とは反対側の位置に配置されている
ことを特徴とする衣類乾燥装置。
【請求項3】
請求項1に記載の衣類乾燥装置において、
前記回転ドラムの内部に面した位置に、前記回転ドラムの回転中も回転しない状態で搭載された固定部材を備え、
前記乾燥センサは、前記固定部材の前記回転ドラムの内部に面する側に、前記接地電極が前記検出用電極よりも上方となる向きで取り付けられている
ことを特徴とする衣類乾燥装置。
【請求項4】
請求項2または請求項3に記載の衣類乾燥装置において、
前記接地電極は、
前記乾燥検出回路を介して前記アースに接続された間接接地電極と、
前記乾燥検出回路を介さずに前記アースに接続された直接接地電極と
を備えており、
前記直接接地電極および前記検出用電極は、前記間接接地電極の両側の位置に配置されており、
前記直接接地電極側のインピーダンスは、前記検出用電極側のインピーダンスよりも低インピーダンスとなっている
ことを特徴とする衣類乾燥装置。
【請求項5】
請求項4に記載の衣類乾燥装置において、
前記直接接地電極は、前記検出用電極よりも前記回転ドラムの内側に向かって突出した状態で配置されている
ことを特徴とする衣類乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転ドラム内に衣類を投入し、回転ドラムの内部に加熱空気を供給しながら回転ドラムを回転させることによって衣類を乾燥させる衣類乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
衣類乾燥装置では、回転ドラム内に衣類を投入した後、回転ドラムを回転させることによって衣類を撹拌しながら、回転ドラム内に加熱空気を供給することによって衣類を乾燥させる。衣類が乾燥した後も、加熱空気を供給しながら回転ドラムを回転させていると、エネルギーが無駄になるだけでなく、加熱された衣類が互いに擦れ合うことで衣類がダメージを受ける虞がある。
【0003】
そこで、回転ドラムの内部に面する位置に乾燥センサを取り付けておき、回転ドラム内で回転する衣類が、乾燥センサの一対の電極に触れた時の抵抗値に基づいて衣類の乾燥度合いを検出する技術が提案されている(特許文献1)。この提案の技術によれば、衣類の乾燥度合いが所定値を超えた場合には、回転ドラム内に供給する加熱空気の温度や流量を抑制することで、エネルギーの無駄遣いや、衣類がダメージを受ける事態を防止することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-183027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した提案されている技術では、衣類乾燥装置の運転中に、衣類の乾燥度合いを検出できなくなることがあるという問題があった。
【0006】
この発明は、従来の技術における上述した課題を解決するために成されたものであり、衣類の乾燥中に乾燥度合いが検出できなくなる虞の生じない衣類乾燥装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明の衣類乾燥装置は次の構成を採用した。すなわち、
衣類が収容された回転ドラムを回転させながら、前記回転ドラムの内部に加熱空気を供給することによって前記回転ドラム内の衣類を乾燥させる衣類乾燥装置において、
前記回転ドラムの内部に面する状態で搭載された乾燥センサと、
前記乾燥センサに接続されて、前記回転ドラムの内部で乾燥中の前記衣類の乾燥度合いを検出する乾燥検出回路と
を備え、
前記乾燥センサは、
前記回転ドラムの内部に露出し、所定の分圧抵抗を介して所定の規定電圧が印加された検出用電極と、
前記検出用電極の隣の位置で前記回転ドラムの内部に露出し、アースに接続された接地電極と
を有し、
前記分圧抵抗と前記検出用電極との間の電圧値が、前記乾燥センサの出力として前記乾燥検出回路に入力されており、
前記乾燥検出回路は、前記検出用電極および前記接地電極に前記衣類が接触した状態での前記乾燥センサからの入力に基づいて、前記乾燥度合いを検出しており、
前記乾燥センサの前記接地電極側のインピーダンスは、前記検出用電極側のインピーダンスよりも低インピーダンスとなっている
ことを特徴とする。
【0008】
かかる本発明の衣類乾燥装置においては、乾燥センサの検出用電極および接地電極が回転ドラムの内部に露出した状態となっており、検出用電極は乾燥検出回路に接続され、接地電極はアースに接続されている。そして、回転ドラムの回転に伴って、回転ドラム内の衣類が検出用電極と接地電極とに接触した状態になると、乾燥センサから乾燥検出回路に入力される電圧値に基づいて衣類の乾燥度合いを検出する。ここで、乾燥センサの接地電極側のインピーダンスは、検出用電極側のインピーダンスよりも低インピーダンスとなっている。
【0009】
一般に、回転ドラム内で回転する衣類が乾燥してくると、衣類が擦れ合うことによって静電気が発生することがあり、この静電気の電圧は数千ボルトに達することがある。このため、帯電した衣類が乾燥センサに接触すると、高電圧の静電気が乾燥検出回路に印加されて乾燥検出回路が破損する可能性がある。しかし、乾燥センサの接地電極側のインピーダンスを、検出用電極側のインピーダンスよりも低インピーダンスとしておけば、衣類の静電気を接地電極からアースに放出することで、静電気の電圧を速やかに低下させることができる。このため、衣類の乾燥中に、衣類に生じた静電気で乾燥検出回路が破損して乾燥度合いを検出できなくなる事態を防止することが可能となる。
【0010】
また、上述した本発明の衣類乾燥装置においては、乾燥センサの接地電極が、検出用電極から見て回転ドラムの回転方向とは反対側の位置に配置されるようにしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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