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公開番号2024127198
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023036187
出願日2023-03-09
発明の名称衣類乾燥装置
出願人大阪瓦斯株式会社
代理人個人
主分類D06F 58/00 20200101AFI20240912BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】屋内に大きな設置スペースを確保しなくてもよく、コストの低減及び構成の簡素化を図る。
【解決手段】衣類2を収容自在な乾燥室4と、その乾燥室4に乾燥用空気K1を供給自在な乾燥用空気供給部5と、乾燥室4の空気Kを排気させる排気部6とを有する装置本体3が備えられ、装置本体3には、乾燥室4に対して衣類を出し入れする出し入れ口31が形成され、出し入れ口31に連通して装置本体3から延びる筒状の筒状体8と、出し入れ口31に連通された筒状体8の延設側開口部82を開閉自在とする扉部9とが備えられ、装置本体3は、屋外A1に配設され、筒状体8は、屋内A2と屋外A1との間の壁体Bを貫通する状態で配設され、扉部9は、屋内A2に配設されている。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
衣類を収容自在な乾燥室と、その乾燥室に乾燥用空気を供給自在な乾燥用空気供給部と、乾燥室の空気を排気させる排気部とを有する装置本体が備えられ、
前記装置本体には、乾燥室に対して衣類を出し入れする出し入れ口が形成され、
前記出し入れ口に連通して装置本体から延びる筒状の筒状体と、
前記出し入れ口に連通された筒状体の延設側開口部を開閉自在とする扉部とが備えられ、
前記装置本体は、屋外に配設され、
前記筒状体は、屋内と屋外との間の壁体を貫通する状態で配設され、
前記扉部は、屋内に配設されている衣類乾燥装置。
続きを表示(約 740 文字)【請求項2】
前記装置本体と前記筒状体と前記扉部とは、各別に分割された分割構造に構成され、
前記装置本体と前記筒状体とは、筒状体が装置本体の出し入れ口に連通する状態で連結自在に構成され、
前記扉部は、筒状体の延設側開口部を開閉自在とする状態で壁体又は筒状体に連結自在に構成されている請求項1に記載の衣類乾燥装置。
【請求項3】
前記装置本体の出し入れ口と前記筒状体とが連通する部位を開閉自在な開閉部が備えられている請求項1又は2に記載の衣類乾燥装置。
【請求項4】
前記装置本体と前記壁体との間には、装置本体から壁体への振動の伝達を防止する振動伝達防止部が配設され、
前記装置本体は、壁体に対して、その間に振動伝達防止部を介在させる状態で配設されている請求項1又は2に記載の衣類乾燥装置。
【請求項5】
前記乾燥用空気供給部は、燃料ガスの供給を受けてその燃料ガスを燃焼させることで、乾燥用空気を生成しており、
前記装置本体に対する燃料ガスの供給を可能とする燃料ガス供給管と、前記装置本体に対する電力の供給を可能とする電力供給線とが備えられ、
前記燃料ガス供給管及び前記電力供給線は、前記筒状体とともに壁体を貫通する状態で配設され、
前記燃料ガス供給管による装置本体への燃料ガスの供給を燃料ガス供給状態と燃料ガス供給停止状態とに切替自在な燃料ガス切替部と、
前記電力供給線による装置本体への電力の供給を電力供給状態と電力供給停止状態とに切替自在な電力切替部とが備えられ、
前記燃料ガス切替部及び前記電力切替部は、室内に配設されている請求項1又は2に記載の衣類乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、湿った衣類を乾燥させる衣類乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
衣類乾燥装置として、衣類を収容自在な乾燥室と、その乾燥室に乾燥用空気を供給自在な乾燥用空気供給部と、乾燥室の空気を排気させる排気部とを有する装置本体が備えられているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-147069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の衣類乾燥装置では、通常、装置本体が住居等の屋内に設置されている。よって、衣類乾燥装置を設置するためには、屋内に装置本体を設置するための大きな設置スペースを確保する必要がある。
【0005】
また、特許文献1に記載の衣類乾燥装置では、排気部が、乾燥室の空気を、屋内に排気するのではなく、屋外に排気させている。そのために、排気部としては、住居の壁体(外壁等)を貫通する状態で屋内と屋外とを連通させる排気通路が備えられ、この排気通路にて乾燥室の空気を屋外まで導いて屋外に排気している。
【0006】
しかしながら、衣類乾燥装置では、湿った衣類を乾燥させるので、特に乾燥運転の当初には、水分を多く含んだ空気が排気通路を通流することになる。よって、冬期等、排気通路内の温度が低下していると、水分を多く含んだ空気の通流によって排気通路内で結露水が生じる可能性がある。そのために、例えば、結露水を屋外に排出するための構成を備える等、結露水に対する対策工事を行う必要があるので、コストアップや構成の複雑化を招くものとなっている。
【0007】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、屋内に大きな設置スペースを確保しなくてもよく、コストの低減及び構成の簡素化を図ることができる衣類乾燥装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1特徴構成は、衣類を収容自在な乾燥室と、その乾燥室に乾燥用空気を供給自在な乾燥用空気供給部と、乾燥室の空気を排気させる排気部とを有する装置本体が備えられ、
前記装置本体には、乾燥室に対して衣類を出し入れする出し入れ口が形成され、
前記出し入れ口に連通して装置本体から延びる筒状の筒状体と、
前記出し入れ口に連通された筒状体の延設側開口部を開閉自在とする扉部とが備えられ、
前記装置本体は、屋外に配設され、
前記筒状体は、屋内と屋外との間の壁体を貫通する状態で配設され、
前記扉部は、屋内に配設されている点にある。
【0009】
本構成によれば、乾燥室と乾燥用空気供給部と排気部とを有する装置本体が、屋外に配置されているので、排気部にて、乾燥室の空気をそのまま装置本体の外部に排気すれば、乾燥室の空気を屋外に排気することができる。これにより、排気部における結露水に対する対策工事を行う必要がなく、それだけコストの低減及び構成の簡素化を図ることができる。しかも、装置本体を屋外に配設することで、屋内に装置本体を設置するための大きなスペースを確保しなくてもよいので、例えば、他の機器の設置スペースとして活用する等、屋内の限られたスペースを有効に活用することができる。
【0010】
しかしながら、単に、装置本体を屋外に配設するだけでは、装置本体の乾燥室に対する衣類の出し入れ作業を屋外にて行う必要が生じてしまい、ユーザにとっては煩わしい作業となる。そこで、本構成によれば、出し入れ口に連通して装置本体から延びる筒状体が、屋内と屋外との間の壁体を貫通する状態で配設され、筒状体の延設側開口部を開閉自在とする扉部が、屋内に配設されている。これにより、ユーザは、屋内において、扉部を開操作し、出し入れ口に連通された筒状体を通して、装置本体の乾燥室に対する衣類の出し入れ作業を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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