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公開番号
2024111773
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-19
出願番号
2023016480
出願日
2023-02-06
発明の名称
キャップ用洗濯ネット
出願人
株式会社創和
代理人
個人
主分類
D06F
35/00 20060101AFI20240809BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約
【課題】単純な形態とすることで縫製作業が容易であるとともに、他の洗濯物との干渉を抑える工夫がなされたキャップ用洗濯ネットを提供する。
【解決手段】網目状の素材からなり、開口部2aから取り入れたキャップ9の全体を包み込んで収容する収容部2と、収容部2内に設けられ、収容部2に収容されたキャップ9のバイザー92が挿入されるバイザーポケット5と、開口部2aを閉塞する閉塞部材3と、を有し、収容部2は、開口部2aが形成された胴部21と、キャップ9が載置される底部22と、を有するものであり、バイザーポケット5は、底部22に載置されたキャップ9のバイザー92を保持するものであるものである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
網目状の素材からなり、開口部から取り入れたキャップの全体を包み込んで収容する収容部と、
前記収容部内に設けられ、該収容部に収容された前記キャップのバイザーが挿入されるバイザーポケットと、
前記開口部を閉塞する閉塞部材と、を有し、
前記収容部は、前記開口部が形成された胴部と、前記キャップが載置される底部と、を有するものであり、
前記バイザーポケットは、前記底部に載置された前記キャップの前記バイザーを保持するものであることを特徴とするキャップ用洗濯ネット。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記収容部は、巾着状のものであり、
前記閉塞部材は、前記開口部を絞る紐材とループエンドとから構成されるものであることを特徴とする請求項1記載のキャップ用洗濯ネット。
【請求項3】
前記バイザーポケットに挿入されるとともに、該バイザーポケットに挿入された前記バイザーを下方から支持する保護パットが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のキャップ用洗濯ネット。
【請求項4】
前記保護パットは、浮力を有する発泡性素材で構成されたものであることを特徴とする請求項3記載のキャップ用洗濯ネット。
【請求項5】
前記保護パットは、角Rの角部を有する矩形状のものであることを特徴とする請求項3記載のキャップ用洗濯ネット。
【請求項6】
前記保護パットは、前記バイザーポケットからはみ出る大きさのものであり、
前記バイザーポケットに挿入された前記保護パットのうち、はみ出た部分が挿入されるサブポケットが設けられていることを特徴とする請求項3記載のキャップ用洗濯ネット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラウン(頭にかぶる部分全体)の前側にバイザー(鍔あるいは庇とも称する場合がある)を有するキャップの洗濯に好適なキャップ用洗濯ネットに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、野球帽などのキャップを洗濯するためのキャップ用洗濯ネットが種々提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2等参照)。特許文献1や特許文献2に記載のキャップ用洗濯ネットは、クラウンを収容するクラウン収容部と、バイザーを収容するバイザー収容部とをそれぞれ制作し、これらを接合して構成されたものである。これにより、洗濯機に投入して洗濯する際における、キャップの型崩れ等を防止しようとするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3008167号公報
実用新案登録第3085837号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1や特許文献2に記載されたキャップ用洗濯ネットでは、クラウンの形状に対応したクラウン収容部と、バイザーの形状に対応したバイザー収容部とを制作する必要があるため、縫製作業等に手間がかかりやすい。さらに、バイザー収容部がクラウン収容部から突出した形態になるため、バイザー収容部が他の洗濯物と干渉しやすい、といった問題もある。
【0005】
本発明は前記事情に鑑み、単純な形態とすることで縫製作業が容易であるとともに、他の洗濯物との干渉を抑える工夫がなされたキャップ用洗濯ネットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的を解決する本発明のキャップ用洗濯ネットは、網目状の素材からなり、開口部から取り入れたキャップの全体を包み込んで収容する収容部と、
前記収容部内に設けられ、該収容部に収容された前記キャップのバイザーが挿入されるバイザーポケットと、
前記開口部を閉塞する閉塞部材と、を有し、
前記収容部は、前記開口部が形成された胴部と、前記キャップが載置される底部と、を有するものであり、
前記バイザーポケットは、前記底部に載置された前記キャップの前記バイザーを保持するものであることを特徴とする。
【0007】
本発明のキャップ用洗濯ネットは、前記収容部によってキャップの全体を包み込んで収容する態様を採用している。このため、例えば、角Rの角筒状の前記胴部と、角Rの矩形状の前記底部等によって単純な形態で構成することができる。すなわち、前述した特許文献1や特許文献2に記載されたキャップ用洗濯ネットのように、バイザーの形状に対応したバイザー収容部等を制作する必要はなく、縫製作業が容易になる。また、キャップのバイザーは、前記バイザーポケットによって保持されるため、洗濯機に投入して洗濯する際における、キャップの型崩れ等を抑えることができる。さらに、前記収容部によってキャップの全体を包み込む態様を採用することにより突出部等がなくなり、他の洗濯物との干渉が生じにくい。
【0008】
また、本発明のキャップ用洗濯ネットにおいて、前記収容部は、巾着状のものであり、
前記閉塞部材は、前記開口部を絞る紐材とループエンドとから構成されるものであってもよい。
【0009】
ここで、前記開口部は、平面視において、角Rの矩形状、円形状あるいは楕円形状であってもよい。また、前記胴部は、前記開口部を開けた状態において、角Rの角筒状、円筒状あるいは楕円筒状のものであってもよく、上方に向かうに従い窄まる形状のものであってもよい。さらに、前記底部は、前記開口部に対応し、平面視において、角Rの矩形状、円形状あるいは楕円形状であってもよい。
【0010】
また、本発明のキャップ用洗濯ネットにおいて、前記バイザーポケットに挿入されるとともに、該バイザーポケットに挿入された前記バイザーを下方から支持する保護パットが設けられている態様が好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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