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公開番号2024102377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2024085926,2023037093
出願日2024-05-28,2018-08-23
発明の名称原発性胆汁性胆管炎の検出を補助する方法
出願人デンカ株式会社,国立大学法人北海道大学,個人
代理人弁理士法人谷川国際特許事務所
主分類G01N 33/92 20060101AFI20240723BHJP(測定;試験)
要約【課題】血液検査により、簡便に原発性胆汁性胆管炎を検出することを補助する方法を提供すること。
【解決手段】原発性胆汁性胆管炎の検出を補助する方法は、生体から分離された被検血液試料中の、LDL-TG、RLP-C、LDL-TG/LDL-C、sd LDL-C、LDL-C/sd LDL-C、LDL-TG/sd LDL-C、総TG及び総TG/総CHOから成る群より選ばれる少なくとも1種を測定することを含む。LDL-TG量を指標とする場合、健常者よりもLDL-TG量が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
生体から分離された被検血液試料中の、LDL-TG、RLP-C、LDL-TG/LDL-C、sdLDL-C、LDL-C/sdLDL-C、LDL-TG/sdLDL-C、総TG及び総TG/総CHOから成る群より選ばれる少なくとも1種を測定することを含む、原発性胆汁性胆管炎の検出を補助する方法。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
LDL-TG量を指標とし、健常者よりもLDL-TG量が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、請求項1記載の方法。
【請求項3】
RLP-C量を指標とし、健常者よりもRLP-C量が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、請求項1記載の方法。
【請求項4】
LDL-TG/LDL-C比を指標とし、健常者よりもLDL-TG/LDL-C比が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、請求項1記載の方法。
【請求項5】
sdLDL-C量を指標とし、健常者よりもsdLDL-C量が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、請求項1記載の方法。
【請求項6】
LDL-C/sdLDL-C比を指標とし、健常者よりもLDL-C/sdLDL-C比が低いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、請求項1記載の方法。
【請求項7】
LDL-TG/sdLDL-C比を指標とし、健常者よりもLDL-TG/sdLDL-C比が低いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、請求項1記載の方法。
【請求項8】
総TG量を指標とし、健常者よりも総TG量が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、請求項1記載の方法。
【請求項9】
総TG/総CHO比を指標とし、健常者よりも総TG/総CHO比が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、請求項1記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、血液検査により、原発性胆汁性胆管炎の検出を補助する方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、原発性胆汁性胆管炎(PBC)は組織学的所見や、血液所見で慢性の胆汁うっ滞所見(ALP, γ-GTP の上昇)や抗ミトコンドリア抗体(AMA)陽性所見で診断されていたが、その診断方法は複雑であった。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Gershwin ME, et al. Molecular biology of the 2-oxo-acid dehydrogenase complexes and anti-mitochondrial antibodies. Prog Liver Dis 10:47-61, 1992.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、血液検査により、簡便にPBCを検出することを補助する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明者らは、鋭意研究の結果、生体から分離された被検血液試料中の、LDL-TG、RLP-C、LDL-TG/LDL-C、sd LDL-C、LDL-C/sd LDL-C、LDL-TG/sd LDL-C、総TG及び総TG/総CHOから成る群より選ばれる少なくとも1種を指標としてPBCを検出することを補助することが可能であることを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は、以下のものを提供する。
(1)生体から分離された被検血液試料中の、LDL-TG、RLP-C、LDL-TG/LDL-C、sd LDL-C、LDL-C/sd LDL-C、LDL-TG/sd LDL-C、総TG及び総TG/総CHOから成る群より選ばれる少なくとも1種を測定することを含む、原発性胆汁性胆管炎の検出を補助する方法。
(2)LDL-TG量を指標とし、健常者よりもLDL-TG量が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、(1)記載の方法。
(3)RLP-C量を指標とし、健常者よりもRLP-C量が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、(1)記載の方法。
(4)LDL-TG/LDL-C比を指標とし、健常者よりもLDL-TG/LDL-C比が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、(1)記載の方法。
(5)sd LDL-C量を指標とし、健常者よりもsd LDL-C量が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、(1)記載の方法。
(6)LDL-C/sd LDL-C比を指標とし、健常者よりもLDL-C/sd LDL-C比が低いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、(1)記載の方法。
(7)LDL-TG/sd LDL-C比を指標とし、健常者よりもLDL-TG/sd LDL-C比が低いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、(1)記載の方法。
(8)総TG量を指標とし、健常者よりも総TG量が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、(1)記載の方法。
(9)総TG/総CHO比を指標とし、健常者よりも総TG/総CHO比が高いことが、原発性胆汁性胆管炎である可能性が高いことを示す、(1)記載の方法。
【図面の簡単な説明】
【0007】
下記比較例1で得られた結果を示す図である。
下記比較例2で得られた結果を示す図である。
下記比較例3で得られた結果を示す図である。
下記比較例4で得られた結果を示す図である。
下記比較例5で得られた結果を示す図である。
下記実施例1で得られた結果を示す図である。
下記実施例2で得られた結果を示す図である。
下記実施例3で得られた結果を示す図である。
下記実施例4で得られた結果を示す図である。
下記実施例5で得られた結果を示す図である。
下記実施例6で得られた結果を示す図である。
下記実施例7で得られた結果を示す図である。
下記実施例8で得られた結果を示す図である。
下記比較例6で得られた結果を示す図である。
下記比較例7で得られた結果を示す図である。
下記比較例8で得られた結果を示す図である。
下記実施例9で得られた結果を示す図である。
下記実施例10で得られた結果を示す図である。
下記実施例11で得られた結果を示す図である。
下記実施例12で得られた結果を示す図である。
下記実施例13で得られた結果を示す図である。
下記実施例14で得られた結果を示す図である。
下記実施例15で得られた結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明において、「TG」はトリグリセライド(中性脂肪ともいう)、「LDL-TG」は低密度リポ蛋白質中のトリグリセライド、「sd LDL-C」は小粒子低密度リポ蛋白質中のコレステロール、「RLP-C」はレムナント様リポ蛋白質中のコレステロール、「LDL-C」は、低密度リポ蛋白質中のコレステロール、「CHO」はコレステロールを意味する。なお、これらの略号は、血中脂質の分野において通常用いられている略号である。
【0009】
血液試料としては、全血、血清又は血漿を用いることができる。
【0010】
血液試料中の総TG、LDL-TG、sd LDL-C、RLP-C、LDL-C及び総CHOは、周知の方法により測定することができ、下記実施例にも測定方法が具体的に記載されている。
(【0011】以降は省略されています)

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