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公開番号
2024164060
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-26
出願番号
2024133818,2023506994
出願日
2024-08-09,2022-03-08
発明の名称
人工毛髪用繊維
出願人
デンカ株式会社
代理人
SK弁理士法人
,
個人
,
個人
主分類
A41G
3/00 20060101AFI20241119BHJP(衣類)
要約
【課題】頭部に装脱着可能なかつら、ヘアウィッグ、つけ毛等の人工毛髪に用いられる繊維であって、熱収縮が少なく、低光沢であり、紡糸性に優れた人工毛髪用繊維を提供する。
【解決手段】塩化ビニル系樹脂とマレイミド系共重合体を含有する樹脂組成物で構成される人工毛髪用繊維であって、前記塩化ビニル系樹脂を、樹脂組成物100質量%中50~99質量%含有し、前記マレイミド系共重合体を、樹脂組成物100質量%中1~50質量%含有し、前記マレイミド系共重合体が、芳香族ビニル系単量体単位、シアン化ビニル系単量体単位、不飽和酸無水物単量体単位及びマレイミド系単量体単位の合計を100質量%とした場合に、前記マレイミド系単量体単位5~30質量%有する人工毛髪用繊維が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
塩化ビニル系樹脂とマレイミド系共重合体を含有する樹脂組成物で構成される人工毛髪用繊維であって、
前記塩化ビニル系樹脂を、樹脂組成物100質量%中50~99質量%含有し、
前記マレイミド系共重合体を、樹脂組成物100質量%中1~50質量%含有し、
前記マレイミド系共重合体が、芳香族ビニル系単量体単位、シアン化ビニル系単量体単位、不飽和酸無水物単量体単位及びマレイミド系単量体単位の合計を100質量%とした場合に、前記マレイミド系単量体単位5~30質量%有する人工毛髪用繊維。
続きを表示(約 400 文字)
【請求項2】
前記マレイミド系共重合体が、芳香族ビニル系単量体単位、シアン化ビニル系単量体単位、不飽和酸無水物単量体単位及びマレイミド系単量体単位の合計を100質量%とした場合に、前記芳香族ビニル系単量体単位50~90質量%と、前記シアン化ビニル系単量体単位0.5~25質量%と、前記不飽和酸無水物単量体単位0~10質量%を有する請求項1に記載の人工毛髪用繊維。
【請求項3】
前記塩化ビニル系樹脂と前記マレイミド系共重合体の含有量の比が80~99質量部/1~20質量部である、請求項1または2に記載の人工毛髪用繊維。
【請求項4】
前記マレイミド系共重合体の重量平均分子量が2.5万~12万である、
請求項1~3のいずれか一項に記載の人工毛髪用繊維。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の人工毛髪用繊維を備える、頭髪装飾品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、頭部に装脱着可能なかつら、ヘアウィッグ、つけ毛等の人工毛髪に用いられる繊維(以下、単に「人工毛髪用繊維」という。)に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
ポリ塩化ビニル系繊維は、優れた強度、伸度などを有しており、頭髪装飾品を構成する人工毛髪用繊維として、多く使用されている。このような人工毛髪用繊維には、合成樹脂繊維を人毛に近づけるために、その外観などについて種々の工夫が施されている。
【0003】
ポリ塩化ビニル系樹脂、塩素化ポリ塩化ビニル樹脂、及びポリマレイミド系樹脂を有する組成物を用いることにより100℃以上の雰囲気中でも熱収縮が少ないポリ塩化ビニル系繊維が得られることが開示されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-225164
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、熱収縮が少なく、低光沢であり、紡糸性に優れた人工毛髪用繊維を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らの検討の結果、塩化ビニル系樹脂と、特定の組成を有するマレイミド系共重合体とを含有する樹脂組成物を用いることによって、熱収縮が少なく、低光沢であり、紡糸性に優れた人工毛髪用繊維が得られることを見出した。
即ち、本発明は、
(1)塩化ビニル系樹脂とマレイミド系共重合体を含有する樹脂組成物で構成される人工毛髪用繊維であって、前記塩化ビニル系樹脂を、樹脂組成物100質量%中50~99質量%含有し、前記マレイミド系共重合体を、樹脂組成物100質量%中1~50質量%含有し、前記マレイミド系共重合体が、芳香族ビニル系単量体単位、シアン化ビニル系単量体単位、不飽和酸無水物単量体単位及びマレイミド系単量体単位の合計を100質量%とした場合に、前記マレイミド系単量体単位5~30質量%有する人工毛髪用繊維、
(2)前記マレイミド系共重合体が、芳香族ビニル系単量体単位、シアン化ビニル系単量体単位、不飽和酸無水物単量体単位及びマレイミド系単量体単位の合計を100質量%とした場合に、前記芳香族ビニル系単量体単位50~90質量%と、前記シアン化ビニル系単量体単位0.5~25質量%と、前記不飽和酸無水物単量体単位0~10質量%を有する(1)に記載の人工毛髪用繊維、
(3)前記塩化ビニル系樹脂と前記マレイミド系共重合体の含有量の比が80~99質量部/1~20質量部である、(1)または(2)に記載の人工毛髪用繊維、
(4)前記マレイミド系共重合体の重量平均分子量が2.5万~12万である、(1)~(3)のいずれか一つに記載の人工毛髪用繊維、
(5)(1)~(4)のいずれか一つに記載の人工毛髪用繊維を備える、頭髪装飾品、
に関する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、熱収縮が少なく、低光沢であり、紡糸性に優れた人工毛髪用繊維を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<用語の説明>
本願明細書において、例えば、「A~B」なる記載は、A以上でありB以下であることを意味する。
【0009】
以下、本発明の実施形態について、詳細に説明する。本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。また、以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
【0010】
<人工毛髪用繊維>
本実施形態の人工毛髪用繊維を構成する樹脂組成物は、塩化ビニル系樹脂とマレイミド系共重合体を含む。また、本発明の効果を損なわない範囲で他の合成樹脂を含んでもよい。他の合成樹脂としては、例えばビニル系共重合体が挙げられ、具体的には、AS樹脂(アクリロニトリルスチレン樹脂)およびPLA樹脂(ポリ乳酸樹脂)が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)
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