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公開番号2024101874
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023006047
出願日2023-01-18
発明の名称ドアトリム構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60R 13/02 20060101AFI20240723BHJP(車両一般)
要約【課題】側面衝突に伴うドアトリムの損傷を抑制できるドアトリム構造を提供する。
【解決手段】ドアトリムと、前記ドアトリムに設けられたアームレストと、前記アームレストの上面の一部を構成するスイッチユニットと、を備え、前記スイッチユニットは、側面衝突に伴う車幅方向に沿った側圧で車両外側に位置する第一側部が車両内側に位置する第二側部の一部を中心に下方に回転するように設けられており、前記ドアトリムは、前記スイッチユニットの回転によって前記スイッチユニットが衝突する箇所に緩衝部を備える、ドアトリム構造。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
ドアトリムと、
前記ドアトリムに設けられたアームレストと、
前記アームレストの上面の一部を構成するスイッチユニットと、を備え、
前記スイッチユニットは、側面衝突に伴う車幅方向に沿った側圧で車両外側に位置する第一側部が車両内側に位置する第二側部の一部を中心に下方に回転するように設けられており、
前記ドアトリムは、前記スイッチユニットの回転によって前記スイッチユニットが衝突する箇所に緩衝部を備える、
ドアトリム構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドアトリム構造に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ドアトリムとスイッチベゼルとを備える車両用ドアトリム構造が開示されている。スイッチベゼルには、所定のスイッチ類が配置されている。スイッチ類が配置されたスイッチベゼルは、ドアトリムに設けられたアームレストの上面を構成するようにドアトリムに嵌め込まれている。以下では、スイッチ類をスイッチユニットと呼ぶ。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-031184号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アームレストは、アームレストの上面が車両内側に向くように傾けて配置されることがある。この場合、スイッチユニットも、スイッチユニットの上面が車両内側に向くように傾けて配置される。スイッチユニットが上記のように傾けて配置されると、サイドドアを構成するボディパネルが側面衝突により変形してスイッチユニットに接触すると、スイッチユニットがドアトリムの意匠面の裏面に当たるようにアームレストから外れるおそれがある。スイッチユニットがドアトリムの意匠面の裏面に当たると、ドアトリムが損傷するおそれがある。特許文献1の技術では、側面衝突に伴うスイッチユニットによるドアトリムの損傷を抑制できる構成が検討されていない。
【0005】
本発明の目的の一つは、側面衝突に伴うドアトリムの損傷を抑制できるドアトリム構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るドアトリム構造は、ドアトリムと、前記ドアトリムに設けられたアームレストと、前記アームレストの上面の一部を構成するスイッチユニットと、を備え、前記スイッチユニットは、側面衝突に伴う車幅方向に沿った側圧で車両外側に位置する第一側部が車両内側に位置する第二側部の一部を中心に下方に回転するように設けられており、前記ドアトリムは、前記スイッチユニットの回転によって前記スイッチユニットが衝突する箇所に緩衝部を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明のドアトリム構造によれば、側面衝突に伴う車幅方向に沿った側圧によりスイッチユニットがアームレストから外れたとしても、スイッチユニットの接触によるドアトリムの損傷を抑制することができる。側面衝突によりサイドドアを構成するボディパネルが変形すると、この変形したボディパネルは、スイッチユニットの第一側部を押しながらさらに変形する。スイッチユニットの第一側部は、上記ボディパネルから受ける車幅方向に沿った側圧により、第二側部の一部を中心に下方に回転する。その回転によってスイッチユニットが衝突するドアトリムの所定箇所に緩衝部が設けられている。スイッチユニットが緩衝部に衝突することで、スイッチユニットがドアトリムの意匠面の裏面に衝突するエネルギーの一部を緩衝部で吸収することができる。この緩衝部によって、ドアトリムの損傷を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態のドアトリム構造を車両内側から見た側面図である。
図2は、図1のII-II断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のドアトリム構造を、図面を参照して説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。図面における各部の寸法比も実際と異なる場合がある。以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」とは、車両の正面を「前」とし、これを基準とする方向を意味する。また、車幅方向の中央を「内側」、車幅方向において中央から離れる側を「外側」とする。図中、「FR」は車両前後方向の前側、「RR」は後側、「UP」は車両上下方向の上側、「LWR」は下側、「IN」は車幅方向の内側、「OUT」は外側を示す。車両の前後方向が車長方向である。車両の左右方向が車幅方向である。車両の上下方向が車高方向である。
【0010】
<概要>
実施形態のドアトリム構造1は、図1および図2に示すように、ドアトリム2とアームレスト3とスイッチユニット32とを備える。アームレスト3は、ドアトリム2に設けられている。スイッチユニット32は、アームレスト3の上面3mの一部を構成している。実施形態のドアトリム構造1の特徴の一つは、図2に示すように、スイッチユニット32が側面衝突に伴い回転するように設けられており、かつドアトリム2の所定箇所に緩衝部5が設けられている点にある。図2の白抜き矢印は、側面衝突の方向を示している。図2の黒塗り矢印は、側面衝突に伴うスイッチユニット32の回転方向を示している。図2において、側面衝突に伴って回転したスイッチユニット32の一例を破線で示している。
(【0011】以降は省略されています)

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