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公開番号2024101641
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2023005657
出願日2023-01-18
発明の名称コネクタ
出願人日本圧着端子製造株式会社
代理人個人
主分類H01R 13/42 20060101AFI20240723BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】コンタクトとハウジングとを係合させる係合アームの破損を好適に防止し、コンタクト保持力を向上させることができる、コネクタを提供する。
【解決手段】コンタクト11には、コンタクト高さ方向の一方でハウジング12に係合するコンタクト側第1係合部15と、コンタクト高さ方向の他方でハウジング12に係合するコンタクト側第2係合部16とが設けられる。ハウジング12には、コンタクト挿入孔22の内側において、ハウジング高さ方向でコンタクト側第1係合部15と係合するハウジング側第1係合部23と、ハウジング高さ方向の他方でコンタクト側第2係合部16と係合するハウジング側第2係合部24と、が設けられる。ハウジング側第1係合部23は、片持ち状に延びる係合アームとして設けられる。ハウジング側第2係合部24は、コンタクト11が引き抜かれる方向でコンタクト側第2係合部16と係合する。
【選択図】 図3
特許請求の範囲【請求項1】
電線に接続されるコンタクトと、前記コンタクトが挿入されて当該コンタクトを保持するハウジングと、を備え、相手側の接続対象に対して接続されるコネクタであって、
前記コンタクトには、当該コンタクトが前記ハウジングに挿入される方向と垂直な方向であるコンタクト高さ方向の一方に設けられて前記ハウジングに係合するコンタクト側第1係合部と、前記コンタクト高さ方向の他方に設けられて前記ハウジングに係合するコンタクト側第2係合部とが設けられ、
前記ハウジングには、前記コンタクトが挿入されるコンタクト挿入孔と、前記コンタクト挿入孔の内側において前記コンタクトが挿入される方向と垂直な方向であるハウジング高さ方向の一方に設けられて前記コンタクト側第1係合部と係合するハウジング側第1係合部と、前記コンタクト挿入孔の内側において前記ハウジング高さ方向の他方に設けられて前記コンタクト側第2係合部と係合するハウジング側第2係合部と、が設けられ、
前記コンタクト側第1係合部および前記ハウジング側第1係合部の一方は、片持ち状に延びる係合アームとして設けられ、
前記ハウジング側第2係合部は、前記コンタクト挿入孔に挿入された状態の前記コンタクトが当該コンタクト挿入孔から引き抜かれる方向において、前記コンタクト側第2係合部と係合するように構成されていることを特徴とする、コネクタ。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
請求項1に記載のコネクタであって、
前記コンタクト側第2係合部は、前記コンタクトにおいて、当該コンタクトが前記コンタクト挿入孔に挿入される際の先端の端部側とは反対側で段状に切り欠き形成された縁部分として設けられ、
前記ハウジング側第2係合部は、前記コンタクト挿入孔の内側で前記ハウジング高さ方向において凹んだ段差部分として設けられていることを特徴とする、コネクタ。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載のコネクタであって、
前記コンタクト挿入孔に挿入された状態の前記コンタクトに接続された前記電線に対して前記コンタクトを前記コンタクト挿入孔から引き抜く方向の外力が作用したときに、前記係合アームが撓み、前記コンタクト挿入孔の内側において前記コンタクトが前記ハウジング高さ方向の一方側から他方側へ付勢され、前記コンタクト側第2係合部と前記ハウジング側第2係合部とが係合することを特徴とする、コネクタ。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコネクタであって、
前記ハウジング側第1係合部が前記係合アームとして設けられ、
前記ハウジングには、前記コンタクトが挿入される端部である挿入端部と、前記接続対象に対して接続される端部である接続端部と、が設けられ、
前記係合アームとしての前記ハウジング側第1係合部は、前記コンタクト挿入孔の内側で、前記挿入端部側から前記接続端部側に向かって片持ち状に延びていることを特徴とする、コネクタ。
【請求項5】
請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のコネクタであって、
前記コンタクト側第1係合部が前記係合アームとして設けられ、
前記係合アームとしての前記コンタクト側第1係合部は、前記コンタクトにおいて、当該コンタクトが前記コンタクト挿入孔に挿入される際の先端の端部側から当該コンタクトが前記電線に接続される端部側に向かって片持ち状に延びていることを特徴とする、コネクタ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電線に接続されるコンタクトと、コンタクトが挿入されてコンタクトを保持するハウジングと、を備え、相手側の接続対象に対して接続されるコネクタに関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、電線に接続されるコンタクトと、コンタクトが挿入されてコンタクトを保持するハウジングと、を備え、相手側の接続対象に対して接続されるコネクタが用いられている。このようなコネクタにおいては、ハウジングにおいて、コンタクトが挿入されるコンタクト挿入孔が設けられる。さらに、このようなコネクタにおいては、コンタクト挿入孔に挿入されたコンタクトを保持するために、コンタクト挿入孔の内側で片持ち状に延びてコンタクトとハウジングとを係合させる係合アームが設けられる。コンタクト挿入孔に挿入されたコンタクトをハウジングに保持するためにコンタクトとハウジングとを係合させる係合アームが設けられたコネクタとして、例えば、特許文献1に開示されたものが知られている。
【0003】
特許文献1に開示されたコネクタは、電線に接続されるコンタクトとしての端子10と、端子10が挿入されるコンタクト挿入孔である端子収容部9が設けられたハウジングとしてのソケットハウジング100とを備えている。そして、ソケットハウジング100には、端子10に係合する係合アームとしての端子係止部5が設けられている。端子係止部5は、端子収容部9の内側で片持ち状に延びるように設けられ、端子収容部9に挿入された端子10と係合するように構成されている。このように、特許文献1に開示されたコネクタは、ソケットハウジング100に設けられた片持ち状の係合アームとしての端子係止部5が端子10と係合することで、端子10とソケットハウジング100とが係合して端子10がソケットハウジング100において保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-70831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示されたコネクタにおいては、ソケットハウジング100の端子収容部9内で片持ち状に延びる係合アームとしての端子係止部5が端子10と係合することで端子10がソケットハウジング100に保持される。しかし、特許文献1のコネクタにおいては、端子収容部9に挿入された状態の端子10に接続された電線に対して端子10をソケットハウジング100から引き抜く方向の外力が作用した場合、その外力が大きいと、片持ち状に延びる係合アームとして設けられた端子係止部5が過度に撓んでしまい、端子係止部5が破損してしまう虞がある。或いは、片持ち状の係合アームとしての端子係止部5が過度に撓んで大きく変形することで、端子10と端子係止部5との係合が外れ易くなってしまう虞がある。このため、端子10の保持力が低下してしまう虞がある。
【0006】
本発明は、上記実情に鑑みることにより、コンタクト挿入孔に挿入されたコンタクトをハウジングに保持するためにコンタクトとハウジングとを係合させる係合アームが破損してしまうことを好適に防止し、コンタクトをハウジングにおいて保持するコンタクト保持力を向上させることができる、コネクタを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記課題を解決するための本発明のある局面に係るコネクタは、電線に接続されるコンタクトと、前記コンタクトが挿入されて当該コンタクトを保持するハウジングと、を備え、相手側の接続対象に対して接続されるコネクタに関する。そして、本発明のある局面に係るコネクタは、前記コンタクトには、当該コンタクトが前記ハウジングに挿入される方向と垂直な方向であるコンタクト高さ方向の一方に設けられて前記ハウジングに係合するコンタクト側第1係合部と、前記コンタクト高さ方向の他方に設けられて前記ハウジングに係合するコンタクト側第2係合部とが設けられ、前記ハウジングには、前記コンタクトが挿入されるコンタクト挿入孔と、前記コンタクト挿入孔の内側において前記コンタクトが挿入される方向と垂直な方向であるハウジング高さ方向の一方に設けられて前記コンタクト側第1係合部と係合するハウジング側第1係合部と、前記コンタクト挿入孔の内側において前記ハウジング高さ方向の他方に設けられて前記コンタクト側第2係合部と係合するハウジング側第2係合部と、が設けられ、前記コンタクト側第1係合部および前記ハウジング側第1係合部の一方は、片持ち状に延びる係合アームとして設けられ、前記ハウジング側第2係合部は、前記コンタクト挿入孔に挿入された状態の前記コンタクトが当該コンタクト挿入孔から引き抜かれる方向において、前記コンタクト側第2係合部と係合するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
この構成によると、ハウジングのコンタクト挿入孔にコンタクトが挿入された状態においては、コンタクト挿入孔の内側におけるハウジング高さ方向の一方側では、係合アームとして設けられたハウジング側第1係合部およびコンタクト側第1係合部の一方と他方とが係合する。そして、コンタクト挿入孔の内側におけるハウジング高さ方向の他方側では、ハウジング側第2係合部とコンタクト側第2係合部とが係合するように構成されている。このため、コンタクト挿入孔に挿入されたコンタクトは、コンタクト挿入孔の内側において、ハウジング高さ方向の両側でハウジングと係合するように構成されている。さらに、ハウジング側第2係合部とコンタクト側第2係合部とは、コンタクト挿入孔に挿入された状態のコンタクトがコンタクト挿入孔から引き抜かれる方向において係合するように構成されている。このため、コンタクト挿入孔に挿入された状態のコンタクトに接続された電線に対してコンタクトをハウジングから引き抜く方向の外力が作用した場合は、係合アームによる係合に加えて、ハウジング側第2係合部とコンタクト側第2係合部との係合によっても、コンタクトがハウジングに保持される。これにより、コンタクトを引き抜く方向の外力が大きい場合であっても、ハウジング側第2係合部とコンタクト側第2係合部との係合によってコンタクトのコンタクト挿入孔内での変位が規制され、係合アームが過度に撓んで破損してしまうことが好適に防止される。さらに、片持ち状の係合アームが過度に撓んで大きく変形することが防止され、係合アームによる係合が外れてしまうことが防止される。よって、コンタクトをハウジングにおいて保持するコンタクト保持力を向上させることができる。
【0009】
したがって、上記の構成によると、コンタクト挿入孔に挿入されたコンタクトをハウジングに保持するためにコンタクトとハウジングとを係合させる係合アームが破損してしまうことを好適に防止でき、コンタクトをハウジングにおいて保持するコンタクト保持力を向上させることができる、コネクタを提供することができる。
【0010】
(2)前記コンタクト側第2係合部は、前記コンタクトにおいて、当該コンタクトが前記コンタクト挿入孔に挿入される際の先端の端部側とは反対側で段状に切り欠き形成された縁部分として設けられ、前記ハウジング側第2係合部は、前記コンタクト挿入孔の内側で前記ハウジング高さ方向において凹んだ段差部分として設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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