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公開番号2024100933
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2024083509,2021519548
出願日2024-05-22,2019-10-23
発明の名称真菌のイノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物の新規な化粧品的及び皮膚科学的使用
出願人ビーエーエスエフ ビューティ ケア ソリューションズ フランス エスエーエス,BASF Beauty Care Solutions France S.A.S.
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/9728 20170101AFI20240719BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】真菌のイノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物の新規な化粧品的及び皮膚科学的使用を提供する。
【解決手段】本発明は、皮膚組織の接着を維持及び/又は増強させるため、眼の周辺の領域における見栄えを防止するため、及び/又は眼のまわりの隈及び/又は眼の下のたるみを低減させるため、皮膚の色の輝き及び/又は均一性を維持及び/又は増強させるため、及び/又は皮膚のバリアー機能を維持及び/又は増強させるため、及び/又は皮膚の微小循環を増強させるための、真菌のイノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物の使用に関する。本発明はさらに、顔面紅潮を低減させるため、及び/又は皮膚組織の接着における低減から生じる症状、特に痒み及び/又はクーペロシスを防止及び/又は軽減させるのに使用するための、I・オブリクウス(I.Obliquus)の抽出物又はそれを含む皮膚科学的な組成物にも関する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
イノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物を含む、VE-カドヘリン及び/又はコラーゲンの遺伝子及び/又はタンパク質の発現を増強させるための剤。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記抽出物が、臨界未満条件下で水の中に抽出することによって得られることを特徴とする、請求項1に記載の剤。
【請求項3】
前記抽出物が、120℃~300℃の範囲の温度及び22.1MPa未満の圧力条件下での臨界未満条件下で水の中に抽出することによって得られることを特徴とする、請求項1又は2に記載の剤。
【請求項4】
前記イノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物が、化粧品として許容される賦形剤をも含む化粧品組成物の形態で存在することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の剤。
【請求項5】
前記化粧品組成物が、皮膚へ局所的に適用するように企図されることを特徴とする、請求項4に記載の剤。
【請求項6】
前記化粧品組成物が、眼の周辺の領域における皮膚へ局所的に適用するように企図されることを特徴とする、請求項5に記載の剤。
【請求項7】
前記イノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物が、前記組成物の合計重量を基準にして、0.0001重量%~20重量%の間の濃度で、前記化粧品組成物中に含まれることを特徴とする、請求項5または6に記載の剤。
【請求項8】
前記イノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物が、前記組成物の合計重量を基準にして、0.001重量%~5重量%の間の濃度で、前記化粧品組成物中に含まれることを特徴とする、請求項5から7のいずれか一項に記載の剤。
【請求項9】
VE-カドヘリン及び/又はコラーゲンの遺伝子及び/又はタンパク質の発現を増強させるための剤としての、イノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物の使用。
【請求項10】
前記イノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物が、請求項2から8のいずれか一項に規定されたものであることを特徴とする、請求項9に記載の使用。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚組織の接着を維持及び/又は増強させるためのイノノツス・オブリクウス(Inonotus Obliquus)の抽出物の使用、及び化粧品及び皮膚科学の分野におけるそれらの適用に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
皮膚の微小循環は、細胞毒素を排出するためのシステムであるのに加えて、細胞に栄養素を供給するためのシステムも構築している。この皮膚の微小循環は、細胞、特には内皮細胞及びリンパ細胞が良好な接着を有しているときに最適となる。ストレス又は疲労がかかる条件下や、有害な環境条件に暴露されたときには、この皮膚の微小循環に変化がもたらされる。このことは、内皮組織及びリンパ組織の接着の低下、細胞透過性の増大、及び毒素の排出の非最適化、したがって毒素の蓄積に反映される。その結果は、顔面の皮膚の上に見ることができる。眼の周辺領域にある皮膚の鈍い肌の色及び変化が、皮膚がこの領域では特に薄いので、そのため目立つ。これは、眼の下のたるみ(bag)及び隈(shadow)の外観に反映される。
【0003】
内皮細胞の接着は特に、タイプIVのコラーゲンタンパク質、VE-カドヘリン、CD31又はPECAM-1(血小板及び内皮細胞接着分子1)によって確保されるが、後者は、内皮細胞及びリンパ細胞の細胞接合部のまた別の構成タンパク質である。
【0004】
これらの徴候に加えて、より厳しい条件下では、顔面に現れる徴候の外観、たとえば顔面紅潮(ruddiness)、痒み(itching)、掻痒感(irritation)、又はさらにはクーペロシス(couperosis)が目立つであろう。
【0005】
眼の周辺の領域における隈及びたるみを低減させる効果を有する有効成分は、化粧品市場には存在しており、肌の色の輝きを改良することが可能な有効成分も同様である。しかしながら、化粧品分野は、とりわけこれらの効果を有する、代替え及び新規な成分を常に探索している。
【0006】
驚くべきことには、本願出願人は、I・オブリクウス(I.Obliquus)の抽出物が、眼の周辺の領域において眼のまわりの隈及び眼の下のたるみを低減させる能力を有するだけではなく、皮膚の色の輝き及び均一性も増強するということを見出した。この抽出物はさらに、顔面紅潮及びさらにはクーペロシスを顕著に低減させることが可能であることも明らかになった。
【0007】
真菌のI・オブリクウス(I.Obliquus)は、タバコウロコタケ科(Hymenochaetaceae family)の担子菌であって、シャガ(chaga)又はクリンカーポリポアー(clinker polypore)とも呼ばれている。それは、カバノキの樹皮に見出され、世界のいくつかの地域、特にロシア、カナダ、及び東ヨーロッパに見出される。
【0008】
それは、可食性の真菌であるが、さらには、特に胃腸の障害、心血管性疾病、及び糖尿病を処置するためのその薬理作用でも知られている。抗酸化性、抗炎症性、抗腫瘍性、及び抗高糖血の効果は、それらに帰せられている。
【0009】
I・オブリクウス(I.Obliquus)の抽出物は、化粧品組成物にすでに記載されている。
【0010】
したがって、(特許文献1)には、I・オブリクウス(I.Obliquus)の抽出物を含む化粧品組成物が、そのフリーラジカル捕捉性及び漂白性能に関連して、開示されている。皮膚組織の接着を増強するため、又は顔面紅潮を低減させるか又は皮膚の輝かしい外観を増強させるため、それにも増して、眼の周辺の領域における眼のまわりの隈又は眼の下のたるみを低減させるために、本発明による抽出物を使用することに関しては、前記特許出願には、何の開示も示唆もない。
(【0011】以降は省略されています)

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