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公開番号2024100580
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-26
出願番号2023004683
出願日2023-01-16
発明の名称物理量測定装置及び制御装置
出願人旭化成エレクトロニクス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01D 3/00 20060101AFI20240719BHJP(測定;試験)
要約【課題】安定した継続的な測定が可能な物理量測定装置及び制御装置が提供される。
【解決手段】物理量測定装置(10)は、測定対象の物理量に応じた信号を取得する信号取得部(11)と、信号取得部によって取得された信号に基づいて測定対象の物理量を算出する算出部(12)と、算出部が測定対象の物理量を算出する際に使用する算出用補正係数を第1補正係数として第1記憶領域(131)に記憶する記憶部(13)と、第1補正係数を更新する補正係数更新部(14)と、記憶部に第1補正係数の退避命令を発行する制御部(15)と、を有し、記憶部は、退避命令に基づいて、第1補正係数に基づいた値を第2補正係数として第2記憶領域(132)に退避する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
測定対象の物理量に応じた信号を取得する信号取得部と、
前記信号取得部によって取得された信号に基づいて前記測定対象の物理量を算出する算出部と、
前記算出部が前記測定対象の物理量を算出する際に使用する算出用補正係数を第1補正係数として第1記憶領域に記憶する記憶部と、
前記第1補正係数を更新する補正係数更新部と、
前記記憶部に前記第1補正係数の退避命令を発行する制御部と、を有し、
前記記憶部は、前記退避命令に基づいて、前記第1補正係数に基づいた値を第2補正係数として第2記憶領域に退避する、物理量測定装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記制御部には退避要求が入力され、
前記退避命令は前記退避要求に基づいて発行される、請求項1に記載の物理量測定装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記補正係数更新部によって前記第1補正係数が更新されたことを示す更新通知を出力する、請求項2に記載の物理量測定装置。
【請求項4】
前記補正係数更新部は、前記第1補正係数の更新を自動的に行う、請求項2又は3に記載の物理量測定装置。
【請求項5】
前記制御部には更新要求が入力され、
前記補正係数更新部は、前記第1補正係数の更新を、前記更新要求に基づいて行う、請求項2又は3に記載の物理量測定装置。
【請求項6】
前記退避要求は退避実施制限情報を含み、
前記第2補正係数の前記第2記憶領域への退避は、前記退避実施制限情報に基づいて複数回の退避ステップに分けて実施される、請求項2又は3に記載の物理量測定装置。
【請求項7】
前記退避ステップは前記第2記憶領域内に、前記第2補正係数を退避するための領域を確保するステップと、前記第2補正係数を確保された領域に記憶するステップと、を含む、請求項6に記載の物理量測定装置。
【請求項8】
前記退避実施制限情報は、1回の前記退避ステップで退避する情報の大きさを含む、請求項6に記載の物理量測定装置。
【請求項9】
前記退避実施制限情報は、前記退避ステップの実施周期を含む、請求項6に記載の物理量測定装置。
【請求項10】
前記退避命令は、前記第2補正係数の前記第2記憶領域への退避で使用される電源電圧に基づいて発行される、請求項1に記載の物理量測定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は物理量測定装置及び制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
測定対象の物理量を測定する物理量測定装置が様々な分野で用いられている。物理量測定装置の例として、建物内で換気の判断などを行うために、CO

のガス濃度を測定するガスセンサが知られている。例えば特許文献1は、ベースライン補正後のCO

濃度の測定値の誤差の重畳を防ぐ補正方法を開示する。特許文献1の補正方法では、測定値と移動平均値との差が継続して許容範囲内である場合にCO

濃度の測定値が飽和したと判断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-120114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、多くのガスセンサでは、経年変化に対応するために補正係数の自動更新又は指示された真値に合わせて補正係数の更新を行う機能を有している。更新された補正係数は、電源オフ時に失われないよう、ガスセンサ内の不揮発性メモリに記憶される。しかし、不揮発性メモリの種類(例えばEEPROM)によらず、不揮発性メモリへのデータ書き込みは消費電力が大きい。このことは、仮にガスセンサに搭載されているマイコン等の種類を変えても同じである。
【0005】
ガスセンサへの電力供給に、出力電流の制約が大きい小型電池、小型太陽光発電を含むエナジーハーベスティングによる電源が用いられることがある。このような電源が用いられる場合に、上記の補正係数の更新に伴う不揮発性メモリへのデータ書き込みによって電力不足となるおそれがある。
【0006】
ここで、不揮発性メモリへのデータ書き込みは、ガス濃度の測定時に常に発生するわけでない。つまり、補正係数の更新に伴う不揮発性メモリへのデータ書き込みは、不定期的に又は突発的に生じる。不揮発性メモリへのデータ書き込みがいつ発生しても対応できるように十分な電力を確保し続けるとすれば、大容量の電源が必要となり、ガスセンサのシステム全体のサイズが大きくなる。近年、ガスセンサには更なる小型化が求められており、大容量の電源を用意することは現実的でない。また、例えばエナジーハーベスティングによる電源を用いる構成の場合に、常に電力を確保し続けることは難しい。このような不揮発性メモリへのデータ書き込みによって電力が枯渇すると、安定した継続的な測定が妨げられる。
【0007】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、安定した継続的な測定が可能な物理量測定装置及び制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本開示の一実施形態に係る物理量測定装置は、
測定対象の物理量に応じた信号を取得する信号取得部と、
前記信号取得部によって取得された信号に基づいて前記測定対象の物理量を算出する算出部と、
前記算出部が前記測定対象の物理量を算出する際に使用する算出用補正係数を第1補正係数として第1記憶領域に記憶する記憶部と、
前記第1補正係数を更新する補正係数更新部と、
前記記憶部に前記第1補正係数の退避命令を発行する制御部と、を有し、
前記記憶部は、前記退避命令に基づいて、前記第1補正係数に基づいた値を第2補正係数として第2記憶領域に退避する。
【0009】
(2)本開示の一実施形態として、(1)において、
前記制御部には退避要求が入力され、
前記退避命令は前記退避要求に基づいて発行される。
【0010】
(3)本開示の一実施形態として、(2)において、
前記制御部は、前記補正係数更新部によって前記第1補正係数が更新されたことを示す更新通知を出力する。
(【0011】以降は省略されています)

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