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公開番号2024099450
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023003405
出願日2023-01-12
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/90 20180101AFI20240718BHJP(車両一般)
要約【課題】ハーネスの位置決めを行うことができると共にハーネスを保護することができる車両用シートを得る。
【解決手段】車両用シート10は、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッション12と、着座乗員の背部をシート後方側から支持するシートバック14と、シートクッション12とシートバック14との間で取り回されるハーネス18と、を備えている。シートクッション12は、クッションパッド24と、クッションパッド24に取り付けられた第1トリム26と、を有している。第1トリム26には、第2トリム28が固定されている。そして、ハーネス18の一部18Aが、第2トリム28に覆われた状態で当該第2トリム28に支持されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
クッションパッドと、前記クッションパッドに取り付けられた第1トリムと、を有し、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、
着座乗員の背部をシート後方側から支持するシートバックと、
前記シートクッションと前記シートバックとの間で取り回されるハーネスと、
前記第1トリムに固定され、前記ハーネスの一部を覆った状態で前記ハーネスの一部を支持する第2トリムと、
を備えた車両用シート。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記第2トリムの一部は、前記第1トリムに固定される第2トリム側固定部となっており、
前記第2トリムの他の一部は、前記第1トリムに着脱可能に係止されると共に前記第1トリムに係止された状態で前記第2トリム側固定部よりもシート幅方向内側に配置される第2トリム側係止部となっており、
前記シートバックには、前記ハーネスが引き出されるハーネス引出孔が形成され、
前記ハーネス引出孔が、前記第1トリムに係止された状態の前記第2トリム側係止部に対してシート幅方向外側に配置されている請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
シート幅方向の中央部においてシート幅方向及びシート前後方向に延在する中央延在部と、前記中央延在部のシート幅方向の両端からそれぞれシート幅方向外側へ向けて延在すると共にシート幅方向外側へ向かうにつれてシート上方側へ傾斜している傾斜延在部と、を有し、前記クッションパッドをシート下方側から支持するクッションパンをさらに備え、
前記第1トリムの一部及び前記第2トリムは、前記クッションパンのシート下方側の面に沿って配置され、
前記第2トリム側係止部が前記第1トリムに係止された状態で、前記第2トリム側係止部が傾斜延在部に沿って配置されている請求項2に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記クッションパンの下方側に配置された収納部をさらに備え、
前記第2トリムが、前記収納部に対してシート前後方向にオフセットして配置されている請求項3に記載の車両用シート。
【請求項5】
前記第2トリムは、前記第1トリムに縫製で固定される第2トリム側固定部と、前記第2トリム側固定部に対して一方側へ延在していると共に前記第2トリム側固定部とは反対側が前記第1トリムに着脱可能に係止される第2トリム側係止部となっている被覆部と、前記第2トリム側固定部に対して他方側へ延在している縫い代部と、を備えており、
前記第2トリム側係止部が前記第1トリムに係止された状態で、前記ハーネスの一部が前記縫い代部と前記第1トリムとの間に挟まれていると共に前記被覆部によって覆われている請求項1に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、ハーネスの取り付けを簡単に行うことができるようにした車両用シートが開示されている。この文献に記載された車両用シートのシートバックは、シートバック本体を袋状のシートバックカバーにより被覆して、その下端開口をカバー端末の前後縁に挿通したワイヤにホグリング止めすることにより閉止した構成となっている。また、このシートバックでは、ハーネス介入用の屈曲凹部をワイヤに形成し、ハーネスをこの屈曲凹部により形成される空間から外部に延出させている。この構成により、ハーネスの取り付けを簡単に行うことができるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-157373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載された構成は、ハーネスの取り付けを簡単に行うという観点では有用な構成ではあるが、ハーネスの位置決め及びハーネスを保護するという観点で改善の余地がある。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、ハーネスの位置決めを行うことができると共にハーネスを保護することができる車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、クッションパッドと、前記クッションパッドに取り付けられた第1トリムと、を有し、着座乗員の臀部をシート下方側から支持するシートクッションと、着座乗員の背部をシート後方側から支持するシートバックと、前記シートクッションと前記シートバックとの間で取り回されるハーネスと、前記第1トリムに固定され、前記ハーネスの一部を覆った状態で前記ハーネスの一部を支持する第2トリムと、を備えている。
【0007】
第1の態様の車両用シートによれば、ハーネスがシートクッションとシートバックとの間で取り回されている。また、シートクッションは、クッションパッドと、クッションパッドに取り付けられた第1トリムと、を有している。さらに、第1トリムには、第2トリムが固定されている。ここで、ハーネスの一部は、第2トリムに覆われている。これにより、ハーネスの一部を第2トリムによって保護することができると共に、ハーネスの一部を第2トリムによって支持することができる。これにより、ハーネスのシートクッションに対する位置決めをすることができる。
【0008】
第2の態様の車両用シートは、第1の態様の車両用シートにおいて、前記第2トリムの一部は、前記第1トリムに固定される第2トリム側固定部となっており、前記第2トリムの他の一部は、前記第1トリムに着脱可能に係止されると共に前記第1トリムに係止された状態で前記第2トリム側固定部よりもシート幅方向内側に配置される第2トリム側係止部となっており、前記シートバックには、前記ハーネスが引き出されるハーネス引出孔が形成され、前記ハーネス引出孔が、前記第1トリムに係止された状態の前記第2トリム側係止部に対してシート幅方向外側に配置されている。
【0009】
第2の態様の車両用シートによれば、ハーネスの一部を第1トリムと第2トリムとの間に配置して、第2トリムの第2トリム側係止部を第1トリムに係止させることで、ハーネスの一部を第2トリムによって支持させることができる。ここで、シートバックには、ハーネスが引き出されるハーネス引出孔が形成されており、このハーネス引出孔は、第1トリムに係止された状態の第2トリム側係止部に対してシート幅方向外側に配置されている。そのため、ハーネスにおいてハーネス引出孔から引き出されている部分がシート幅方向外側に引っ張られたとしても、ハーネスの一部は第2トリムの第2トリム側係止部側へ移動しない。これにより、ハーネスにおいてハーネス引出孔から引き出されている部分がシート幅方向外側に引っ張られた際に、ハーネスの一部が第2トリムから外れることを抑制することができる。
【0010】
第3の態様の車両用シートは、第2の態様の車両用シートにおいて、シート幅方向の中央部においてシート幅方向及びシート前後方向に延在する中央延在部と、前記中央延在部のシート幅方向の両端からそれぞれシート幅方向外側へ向けて延在すると共にシート幅方向外側へ向かうにつれてシート上方側へ傾斜している傾斜延在部と、を有し、前記クッションパッドをシート下方側から支持するクッションパンをさらに備え、前記第1トリムの一部及び前記第2トリムは、前記クッションパンのシート下方側の面に沿って配置され、前記第2トリム側係止部が前記第1トリムに係止された状態で、前記第2トリム側係止部が傾斜延在部に沿って配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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