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公開番号2024094522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-10
出願番号2022211118
出願日2022-12-28
発明の名称吸収性物品個包装体パッケージ
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類A61F 13/15 20060101AFI20240703BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、包装シートにテカリを抑制すると共に吸収性物品個包装体間の摩擦を低減することが可能な吸収性物品個包装体パッケージに関する。
【解決手段】本発明の一形態に係る個包装体パッケージは、複数の個包装体が収容袋に収容されたものであり、個包装体は、開封端が位置する第1面と、第1面とは反対側の第2面を有し、接合シートの積層数が多い多積層部が形成され、第1面及び第2面の多積層部の表面である多積層領域はそれぞれ、包装シートに粘着剤層が接合されている接合領域と、包装シートに粘着剤層が接合されていない非接合領域を含み、個包装体は、所定の方向に整列した状態で記収容袋に収納され、個包装体の第2面における接合領域と、隣接する個包装体の第1面における非接合領域が接する隣接面が形成され、隣接面の非接合領域における包装シートは、規則的に配置された複数の第1凹部及び第1凸部を有し、第1凸部は中空構造を有する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
複数の吸収性物品個包装体が収容袋に収容された吸収性物品個包装体パッケージであって、
前記吸収性物品個包装体は、吸収性物品及び包装シートが互いに離間した複数の粘着剤層を介して接合された接合シートの両端部が前記吸収性物品の長手方向に折りたたまれることにより形成され、前記両端部のうち一端である開封端が位置する第1面と、前記第1面とは反対側の第2面を有し、前記接合シートの積層数が最少である少積層部と、前記接合シートの積層数が前記少積層部より多い多積層部が形成され、前記吸収性物品は、表面シートと、裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートの間に配置された吸収体を備え、
前記第1面及び前記第2面はそれぞれ、前記多積層部の表面である多積層領域を有し、前記第1面の前記多積層領域は前記開封端を含み、
前記第1面及び前記第2面の前記多積層領域はそれぞれ、前記包装シートに前記粘着剤層が接合されている接合領域と、前記包装シートに前記粘着剤層が接合されていない非接合領域を含み、
複数の前記吸収性物品個包装体は、所定の方向に整列した状態で前記収容袋に収納され、前記吸収性物品個包装体の前記第2面における前記接合領域と、隣接する前記吸収性物品個包装体の前記第1面における前記非接合領域が接する隣接面が形成され、前記隣接面の前記非接合領域における前記包装シートは、規則的に配置された複数の第1凹部及び第1凸部を有し、前記第1凸部は中空構造を有する
吸収性物品個包装体パッケージ。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記表面シートは使用者の肌側に位置し、
前記裏面シートは液不透過性シートであり、
前記粘着剤層は前記裏面シートのうち、前記吸収体とは反対側の面上に形成されている
請求項1に記載の吸収性物品個包装体パッケージ。
【請求項3】
前記吸収性物品個包装体の前記第1面における前記多積層領域において、前記非接合領域の面積は前記接合領域の面積よりも大きい
請求項1又は2に記載の吸収性物品個包装体パッケージ。
【請求項4】
前記吸収性物品個包装体の前記第2面における前記多積層領域において、前記接合領域と前記非接合領域は交互に配置され、前記第2面の前記非接合領域における前記包装シートは、規則的に配置された複数の第2凹部及び第2凸部を有し、前記第2凸部は中空構造を有する
請求項1又は2に記載の吸収性物品個包装体パッケージ。
【請求項5】
前記吸収性物品個包装体の前記第2面における前記多積層領域において、前記第2面の前記接合領域における前記包装シートは、複数の第3凸部を有し、前記第3凸部は前記第1凹部よりも面積が大きい
請求項1又は2に記載の吸収性物品個包装体パッケージ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸収性物品の個包装体を収容した吸収性物品個包装体パッケージに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
生理用ナプキンやおりものシートといった吸収性物品は、表面シートと、裏面シートと、それらの間に配置された吸収体とを備え、下着に固定して用いられる。このため、吸収性物品には下着側の表面に固定用の粘着部が設けられたものがある(特許文献1参照)。このような吸収性物品は、1つずつが包装シートによって包装された個包装体が収容袋に複数整列して収容される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-15463号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように吸収性部物品の個包装体が収容袋に収容される際、一般に収容袋は複数の個包装体に対して、ジャストサイズとなるように設計されるため、収容袋に収容された個包装体には圧縮力がかかる。この際、個包装体のうち最も厚みが大きい部分において最も強い圧力がかかる。
【0005】
このため、包装シートと、それに接合される粘着剤との接着が過度に進行し、包装シートに接する粘着剤の面積が大きくなる。また、粘着剤に接する領域において、包装シートが圧縮力を緩和するように引き延ばされる。これにより、圧縮前と比較して、薄い包装シートに粘着剤が多く接するため、包装シートにテカリが発生してしまう。
【0006】
また、個包装体のうち最も厚い部分において、最も圧縮力が強くかかり、特に粘着剤に接する領域においては、粘着剤の厚み分だけ圧縮力が強くなる。そのため、粘着剤に接する領域を有する個包装体裏面と、隣接する個包装体表面との接着面積が高くなり、個包装体を収容袋から取り出す際の摩擦力が高くなってしまう。さらには、包装シートが、粘着剤に接する領域において薄くなることで破れやすくなり、その破れた箇所から露出した粘着剤が、隣接する個包装体にくっついてしまい、摩擦力が上がる事で取り出しにくくなってしまうことがあった。
【0007】
本発明は、包装シートにテカリを抑制すると共に個包装体間の摩擦を低減することが可能な吸収性物品個包装体パッケージに関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一形態に係る吸収性物品個包装体パッケージは、複数の吸収性物品個包装体が収容袋に収容された吸収性物品個包装体パッケージである。
前記吸収性物品個包装体は、吸収性物品及び包装シートが互いに離間した複数の粘着剤層を介して接合された接合シートの両端部が前記吸収性物品の長手方向に折りたたまれることにより形成され、前記両端部のうち一端である開封端が位置する第1面と、前記第1面とは反対側の第2面を有し、前記接合シートの積層数が最少である少積層部と、前記接合シートの積層数が前記少積層部より多い多積層部が形成され、前記吸収性物品は、表面シートと、裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートの間に配置された吸収体を備える。
前記第1面及び前記第2面はそれぞれ、前記多積層部の表面である多積層領域を有し、前記第1面の前記多積層領域は前記開封端を含む。
前記第1面及び前記第2面の前記多積層領域はそれぞれ、前記包装シートに前記粘着剤層が接合されている接合領域と、前記包装シートに前記粘着剤層が接合されていない非接合領域を含む。
複数の前記吸収性物品個包装体は、所定の方向に整列した状態で前記収容袋に収納され、前記吸収性物品個包装体の前記第2面における前記接合領域と、隣接する前記吸収性物品個包装体の前記第1面における前記非接合領域が接する隣接面が形成され、前記隣接面の前記非接合領域における前記包装シートは、規則的に配置された複数の第1凹部及び第1凸部を有し、前記第1凸部は中空構造を有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の吸収性物品個包装体パッケージによれば、吸収性物品個包装体が収容袋に収容されると多積層領域に圧縮力が印加されるが、第1面の非接合領域に第1凹部及び第1凸部を設けることにより圧縮力を緩和し、包装シートにおけるテカリの抑制及び吸収性物品個包装体にかかる摩擦力の低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る吸収性物品の平面図である。
上記吸収性物品の断面図である。
上記吸収性物品及び粘着剤層の平面図である。
上記吸収性物品の裏面シート及び粘着剤層の断面図である。
上記吸収性物品と包装シートが接合された接合シートの平面図である。
上記接合シートの一部構成の断面図である。
上記接合シートの一部構成の拡大断面図である。
上記包装シートの凹凸を示す平面図である。
本発明の実施形態に係る個包装体の断面図である。
上記個包装体の第1面の平面図である。
上記個包装体の第2面の平面図である。
本発明の実施形態に係る個包装体パッケージの断面図である。
上記個包装体パッケージのうち隣接する2つの個包装体を離間させて示す断面図である。
上記離間させて示す2つの個包装体の一部構成の断面図である。
上記2つの個包装体の一部構成の断面図である。
上記2つの個包装体の一部構成の断面図である。
上記個包装体が有する第1面の非接合領域において包装シートに設けれられた第1凹部及び第1凸部を示す断面図である。
上記個包装体パッケージにおいて個包装体に係る1対の圧縮力を示す模式図である。
包装シートにおけるテカリの発生を示す模式図である。
上記第1凹部及び第1凸部の効果を示す模式図である。
上記個包装体が有する第2面の接合領域及び非接合領域において包装シートに設けれられた第2凹部及び第2凸部を示す断面図である。
上記第2凹部及び第2凸部の効果を示す模式図である。
上記個包装体が有する第2面の接合領域に設けられた第3凸部を示す平面図である。
上記第3凸部を示す断面図である。
上記第3凸部の効果を示す模式図である。
本発明の変形例に係る吸収性物品の断面図である。
本発明の変形例に係る個包装体の断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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