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公開番号2024102020
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-30
出願番号2024005363
出願日2024-01-17
発明の名称粉末洗浄剤組成物
出願人花王株式会社
代理人個人,個人
主分類C11D 17/06 20060101AFI20240723BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】ドラム式洗濯機を用いた場合でも泡溢れを抑制することができ、且つ洗濯機を用いて繊維製品に付着した皮脂汚れの洗浄性及び黄ばみの漂白性に優れる粉末洗浄剤組成物、及び繊維製品の洗浄方法を提供する。
【解決手段】下記成分(a)を5.0質量%以上20.0質量%以下、下記成分(b)を1.0質量%以上20.0質量%以下、及び下記成分(c)を0.1質量%以上5.0質量%以下含有する、粉末洗浄剤組成物。
成分(a):ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル、α-スルホ脂肪酸エステル、及びこれらの塩から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤(以下、成分(a11)という)を含む界面活性剤であり、成分(a)中の成分(a11)の含有割合が20質量%以上である、界面活性剤(但し、成分(c)を除く)
成分(b):過炭酸塩
成分(c):アルカノイル又はアルケノイルオキシベンゼンスルホン酸、又はその塩
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記成分(a)を5.0質量%以上20.0質量%以下、下記成分(b)を1.0質量%以上20.0質量%以下、及び下記成分(c)を0.1質量%以上5.0質量%以下含有する、粉末洗浄剤組成物。
成分(a):ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル、α-スルホ脂肪酸エステル、及びこれらの塩から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤(以下、成分(a11)という)を含む界面活性剤であり、成分(a)中の成分(a11)の含有割合が20質量%以上である、界面活性剤(但し、成分(c)を除く)
成分(b):過炭酸塩
成分(c):アルカノイル又はアルケノイルオキシベンゼンスルホン酸、又はその塩
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
成分(a)中のアニオン界面活性剤の含有割合が50質量%以上である、請求項1に記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項3】
成分(a)中の成分(a11)の含有割合が50質量%以上である、請求項1又は2に記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項4】
成分(a11)がポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル又はその塩である、請求項1又は2に記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項5】
成分(b)及び成分(c)の合計含有量と、成分(a)の含有量との質量比[(b)+(c)]/(a)が0.2以上である、請求項1又は2に記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項6】
成分(b)の含有量と成分(c)の含有量との質量比(b)/(c)が3.0以上である、請求項1又は2に記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項7】
前記粉末洗浄剤組成物1gをイオン交換水で1000gに希釈した場合の25℃におけるpHが9.0以上である、請求項1又は2に記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項8】
繊維製品用である、請求項1又は2に記載の粉末洗浄剤組成物。
【請求項9】
請求項1又は2に記載の粉末洗浄剤組成物と水とを混合した洗浄液を用いて、繊維製品を洗浄する、繊維製品の洗浄方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末洗浄剤組成物及び繊維製品の洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
衣料等の繊維製品の洗濯方法には、大きく分けて手洗い洗濯と洗濯機洗濯の2種類がある。近年では、アジア地域においても洗濯機が普及しており、更にはドラム式洗濯機の普及が増加する傾向にある。
またアジア地域においては、汚れた衣料、特に学生服などの白いシャツに付着した皮脂汚れや黄ばみを白く洗い上げるために、洗濯機で洗う前に粉末洗浄剤組成物でつけ置き、手もみ洗いが行なわれている。
【0003】
特許文献1には、過炭酸塩、一般式(I)又は(II)で表される化合物及び界面活性剤を含有する洗浄剤組成物であって、該組成物25gを20℃の水30リットルに溶解させたときの1分後の有効酸素濃度が0.5~5ppm、且つ有機過酸濃度が1~20ppmである洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献2には、汚れ放出剤として有用であるオリゴマーまたは低分子量重合体エステル組成物を含有する粒状洗剤組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-129290号公報
特開平03-169847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
洗濯機で洗う前に粉末洗浄剤組成物でつけ置き、手もみ洗いを行うことは、肉体的、精神的疲労感を伴う作業であり、つけ置き、手もみ洗いを行うことなく、洗濯機で汚れた衣料、特に学生服などの白いシャツに付着した皮脂汚れや黄ばみを白く洗い上げる粉末洗浄剤組成物が求められる。一般的に、粉末洗浄剤組成物に高い洗浄力を付与するためには界面活性剤含有量を増やす必要があるものの、ドラム式洗濯機を用いた場合、界面活性剤含有量の増加は洗濯槽中の泡溢れが懸念され、粉末洗浄剤組成物中の界面活性剤の含有量を減らす必要があり、ドラム式洗濯機での泡溢れを抑制しながら、皮脂汚れの洗浄性及び黄ばみの漂白性に優れる、アジア地域におけるドラム式洗濯機の普及に対応した粉末洗浄剤組成物が求められる。
【0006】
本発明は、ドラム式洗濯機を用いた場合でも泡溢れを抑制することができ、且つ洗濯機を用いて繊維製品に付着した皮脂汚れの洗浄性及び黄ばみの漂白性に優れる粉末洗浄剤組成物、及び繊維製品の洗浄方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、下記成分(a)を5.0質量%以上20.0質量%以下、下記成分(b)を1.0質量%以上20.0質量%以下、及び下記成分(c)を0.1質量%以上5.0質量%以下含有する、粉末洗浄剤組成物に関する。
成分(a):ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル、α-スルホ脂肪酸エステル、及びこれらの塩から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤(以下、成分(a11)という)を含む界面活性剤であり、成分(a)中の成分(a11)の含有割合が20質量%以上である、界面活性剤(但し、成分(c)を除く)
成分(b):過炭酸塩
成分(c):アルカノイル又はアルケノイルオキシベンゼンスルホン酸、又はその塩
【0008】
また、本発明は、本発明の粉末洗浄剤組成物と水とを混合した洗浄液を用いて、繊維製品を洗浄する、繊維製品の洗浄方法に関する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ドラム式洗濯機を用いた場合でも泡溢れを抑制することができ、且つ洗濯機を用いて繊維製品に付着した皮脂汚れの洗浄性及び黄ばみの漂白性に優れる粉末洗浄剤組成物、及び繊維製品の洗浄方法が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[粉末洗浄剤組成物]
<成分(a)>
本発明の粉末洗浄剤組成物は、成分(a)として、ポリオキシアルキレンアルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル、α-スルホ脂肪酸エステル、及びこれらの塩から選ばれる1種以上のアニオン界面活性剤(以下、成分(a11)という)を含む界面活性剤であり、成分(a)中の成分(a11)の含有割合が20質量%以上である、界面活性剤(但し、成分(c)を除く)を含有する。
(【0011】以降は省略されています)

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