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公開番号2024094099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210849
出願日2022-12-27
発明の名称固形粒子の製造方法
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人大谷特許事務所
主分類A61K 8/31 20060101AFI20240702BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】窪みの発生が抑制された固形粒子の製造方法を提供する。
【解決手段】下記工程1~工程3を有する固形粒子の製造方法であって、
工程1:油性成分を含む原料組成物を加熱して流動性を付与する工程、
工程2:流動性を付与した前記原料組成物を粒状化して粒状原料を形成する工程、
工程3:前記粒状原料を粉体中に滴下して、前記粒状原料の表面を前記粉体で被覆する工程、
前記工程2における吐出時の前記原料組成物の温度が、該原料組成物の融点以上融点より17℃高い温度以下である、固形粒子の製造方法。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
下記工程1~工程3を有する固形粒子の製造方法であって、
工程1:油性成分を含む原料組成物を加熱して流動性を付与する工程、
工程2:流動性を付与した前記原料組成物を粒状化して粒状原料を形成する工程、
工程3:前記粒状原料を粉体中に滴下して、前記粒状原料の表面を前記粉体で被覆する工程、
前記工程2における吐出時の前記原料組成物の温度が、該原料組成物の融点以上融点より17℃高い温度以下である、固形粒子の製造方法。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記粉体がシリカを含む、請求項1に記載の固形粒子の製造方法。
【請求項3】
冷却する工程を更に有する、請求項1又は2に記載の固形粒子の製造方法。
【請求項4】
未付着の前記粉体を除去する工程を含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の固形粒子の製造方法。
【請求項5】
前記粉体の平均粒径D
50
が0.01μm以上500μm以下である、請求項1~4のいずれか1項に記載の固形粒子の製造方法。
【請求項6】
得られる前記固形粒子の1粒子あたりの平均質量が1mg以上10000mg以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の固形粒子の製造方法。
【請求項7】
前記粒状原料の表面を前記粉体で被覆する工程が、前記粉体が振動を付与された状態で行われる、請求項1~6のいずれか1項に記載の固形粒子の製造方法。
【請求項8】
前記振動の振幅が0.3mm以上であり、かつ周波数が30Hz以上である、請求項7に記載の固形粒子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は固形粒子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
これまで知られている固形化粧料等の固形粒子は一般に、ファンデーションのように粉体を圧縮成形して浅底のトレイ内に収容した形態や、口紅のように室温で固体の組成物を所定形状に成形した形態のものであった。このような形態の固形化粧料のほかに、近年では粒状の形態をした固形化粧料(粒状固形化粧料)が提案されている。
【0003】
例えば特許文献1には、化粧料の原料を粒状にし、粒状にされた前記化粧料の原料の表面に粉体を付着させる、粒状固形化粧料の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-109850号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らが特許文献1に記載の粒状固形化粧料を製造してみたところ、製造後の粒状粒子のうちの一部に窪みがあるものが混じっている場合のあることが判明した。
【0006】
本発明は、窪みの発生が抑制された固形粒子の製造方法に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、加熱により流動性を付与した油性成分を含む原料組成物を粒状化して形成した粒状原料を粉体中に滴下し、粒状原料の表面を粉体で被覆する際に、原料組成物を粒状化する際の温度と、原料組成物の融点との差を特定の範囲とすることで、窪みの発生が抑制された固形粒子が高収率で得られることを見出した。
本発明は、以下の〔1〕に関する。
〔1〕下記工程1~工程3を有する固形粒子の製造方法であって、
工程1:油性成分を含む原料組成物を加熱して流動性を付与する工程、
工程2:流動性を付与した前記原料組成物を粒状化して粒状原料を形成する工程、
工程3:前記粒状原料を粉体中に滴下して、前記粒状原料の表面を前記粉体で被覆する工程、
前記工程2における吐出時の前記原料組成物の温度が、該原料組成物の融点以上融点より17℃高い温度以下である、固形粒子の製造方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明の製造方法によれば、窪みの発生が抑制された固形粒子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の製造方法の一実施形態を示す模式図である。
図2は、振動フィーダーによる本発明の製造方法の一実施形態を示す模式図である。
図3は、表面に窪みのない固形粒子を示す図である。
図4は、表面に窪みを有する固形粒子を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。本発明は固形粒子の製造方法に関するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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