TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024093487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209897
出願日2022-12-27
発明の名称情報処理システム、プログラム及び情報処理方法
出願人国立大学法人 東京大学,地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所
代理人弁理士法人IPX
主分類G01N 33/483 20060101AFI20240702BHJP(測定;試験)
要約【課題】膜タンパク質の活動量をリアルタイムに定量化可能な情報処理システムを提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、人工細胞膜の計測に関する情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、取得部と、分割処理部と、解析部とを備える。取得部は、膜タンパク質において生じた応答に関する応答信号を継続的に取得する。分割処理部は、取得中の応答信号を所定時間間隔で継続的に分割処理する。解析部は、分割処理後の応答信号を継続的に解析する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人工細胞膜の計測に関する情報処理システムであって、
取得部と、分割処理部と、解析部とを備え、
前記取得部は、膜タンパク質において生じた応答に関する応答信号を継続的に取得し、
前記分割処理部は、取得中の前記応答信号を所定時間間隔で継続的に分割処理し、
前記解析部は、分割処理後の前記応答信号を継続的に解析する、
情報処理システム。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
生成部を備え、
前記生成部は、前記応答信号の解析結果と、予め定められた基準とに基づいて、制御信号を継続的に生成する、
情報処理システム。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記基準は、前記膜タンパク質の特性に対応する基準である、
情報処理システム。
【請求項4】
請求項2に記載の情報処理システムにおいて、
前記生成部は、前記応答信号の解析結果と、前記基準とに基づいて、前記人工細胞膜が破壊されたと判定すると、前記人工細胞膜を再形成させる制御信号を生成する、
情報処理システム。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記解析部は、前記膜タンパク質に対する刺激の大きさを継続的に推定する、
情報処理システム。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前処理部を備え、
前記前処理部は、分割処理後の前記応答信号を継続的に前処理する、
情報処理システム。
【請求項7】
請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
前記前処理部は、設定された1つの閾値を前記分割処理後の応答信号に適用して継続的に前処理する、
情報処理システム。
【請求項8】
請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
前記前処理部は、設定された2つの閾値を前記分割処理後の応答信号に適用して継続的に前処理する、
情報処理システム。
【請求項9】
請求項6に記載の情報処理システムにおいて、
前記前処理部は、前記分割処理後の応答信号における所定以上の変化箇所に基づいて継続的に前処理する、
情報処理システム。
【請求項10】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記分割処理部は、前記応答信号を0.01~30秒間隔で継続的に分割処理する、
情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、プログラム及び情報処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、チャネル病を体外診断する方法が開示されている。
【0003】
この方法は、体外で膜電位または電流測定装置を用いて、1または複数の患者由来の細胞に対する1または複数の薬物の効果を評価することであって、前記薬物は前記患者の医療治療に用いられる可能性があると考えられることと、前記評価した効果に基づく患者特有情報を提供することと、を備える。当該効果は、細胞内膜電流測定を用いて評価される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2017-530351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、膜タンパク質の活動量をリアルタイムに定量化することができなかった。
【0006】
本発明では上記事情を鑑み、膜タンパク質の活動量をリアルタイムに定量化可能な情報処理システムを提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、人工細胞膜の計測に関する情報処理システムが提供される。この情報処理システムは、取得部と、分割処理部と、解析部とを備える。取得部は、膜タンパク質において生じた応答に関する応答信号を継続的に取得する。分割処理部は、取得中の応答信号を所定時間間隔で継続的に分割処理する。解析部は、分割処理後の応答信号を継続的に解析する。
【0008】
このような態様によれば、膜タンパク質の活動量をリアルタイムに定量化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
情報処理システム100を表す構成図である。
情報処理装置200のハードウェア構成を示すブロック図である。
端末300のハードウェア構成を示すブロック図である。
情報処理装置200(制御部210)によって実現される機能を示すブロック図である。
情報処理装置200によって実行される情報処理の流れを示すアクティビティ図である。
電流信号400を時間分割して、分割された電流信号が得られたことを示す図である。
電流信号400を時間分割して、分割された電流信号が得られたことを示す図である。
時間分割の間隔の大きさに対する、膜タンパク質の特性評価のばらつきを示す図である。
電流信号400を前処理するための各手法を示す図である。
電流信号400を前処理する各手法を比較した図である。
従来手法での特性評価結果と、情報処理装置200を使用した特性評価結果とを比較した図である。
化学刺激に応じてモータを速度制御した実験を示す図である。
電気刺激に応じてロボットを方向制御した実験を示す図である。
計測障害からの自動回復を示すグラフである。
所定時間、人間の手の介入なしに電流信号を自動計測した結果を示すグラフである。
従来手法による拘束時間と、情報処理装置200による拘束時間との比較を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

国立大学法人 東京大学
エラストマー
2か月前
国立大学法人 東京大学
ゲート駆動装置
今日
国立大学法人 東京大学
半導体レーザ装置
25日前
国立大学法人 東京大学
ゲノム改変微生物株
1か月前
国立大学法人 東京大学
ラット安寧フェロモン
2か月前
国立大学法人 東京大学
磁性体薄板の製造方法
28日前
国立大学法人 東京大学
測定装置及び測定方法
17日前
国立大学法人 東京大学
魚類の生殖腺発育促進剤
27日前
国立大学法人 東京大学
情報処理装置及び情報処理方法
3か月前
国立大学法人 東京大学
ゲノムへのランダム変異導入法
18日前
国立大学法人 東京大学
作業システム及び溶接システム
2か月前
株式会社小松製作所
防音構造
1か月前
国立大学法人 東京大学
pH応答性タンパク質送達用担体
今日
国立大学法人 東京大学
タンパク質送達用pH応答性担体
今日
日本特殊陶業株式会社
超音波発生装置
25日前
ミネベアミツミ株式会社
馬房システム
2か月前
日本電信電話株式会社
飛行制御システム
1か月前
太平洋セメント株式会社
硬化体の製造方法
1か月前
国立大学法人 東京大学
情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
3か月前
AGC株式会社
孔を有する基材の製造方法
2か月前
国立大学法人 東京大学
ニオブシリサイド基合金およびその製造方法
21日前
太平洋セメント株式会社
硬化体の製造方法
1か月前
ダイキン工業株式会社
フッ素原子含有化合物
18日前
ローム株式会社
制御回路及び非接触給電装置
17日前
国立大学法人 東京大学
情報処理システム、プログラム及び情報処理方法
2か月前
国立大学法人 東京大学
情報処理システム、情報処理方法及びプログラム
6日前
国立大学法人 東京大学
凝集誘起増強型ラマンプローブ又は蛍光プローブ
18日前
国立大学法人 東京大学
情報処理システム、情報処理方法およびプログラム
27日前
ダイキン工業株式会社
原子層堆積法による成膜方法
25日前
国立大学法人 東京大学
医用画像処理装置、医用画像処理方法及びプログラム
1か月前
株式会社日立製作所
データベース管理装置及び方法
10日前
国立大学法人 東京大学
因子抽出システム、因子抽出方法、因子抽出プログラム
10日前
国立大学法人 東京大学
回帰分析方法、回帰分析システム及び回帰分析プログラム
2か月前
国立大学法人 東京大学
位相同期回路およびそれを用いたカスケード位相同期回路
1か月前
国立大学法人 東京大学
高分子ゲル及びその製造方法、当該高分子ゲルを含むゲル材料
2か月前
日本電信電話株式会社
制御装置、制御方法およびプログラム
1か月前
続きを見る