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公開番号2024092665
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208764
出願日2022-12-26
発明の名称油中水型乳化唇用化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/06 20060101AFI20240701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】水溶性染料を安定配合し、優れた使用感と唇への染め付きを達成できる油中水型乳化唇用化粧料を提供する。
【解決手段】油中水型乳化唇用化粧料であって、(A)水溶性染料、(B)ポリエーテル変性シリコーン、(C)化粧料の総量に対して15質量%以上の不揮発性シリコーン油、および(D)水を含んでなる、油中水型乳化唇用化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
油中水型乳化唇用化粧料であって、
(A)水溶性染料、
(B)ポリエーテル変性シリコーン、
(C)化粧料の総量に対して15質量%以上の不揮発性シリコーン油、および
(D)水
を含んでなる、油中水型乳化唇用化粧料。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
(B)ポリエーテル変性シリコーンが、HLB2~6.5のポリエーテル変性シリコーンを含んでなる、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
(B)ポリエーテル変性シリコーンが、
(B1)式(b1):
JPEG
2024092665000008.jpg
36
108
[式中、
Aは、メチル基、フェニル基、および式:
-C



O(C



O)

(C



O)

R’
(式中、
R’は、水素原子、アシル基、および炭素数1~4のアルキル基からなる群から選択される基であり、
pは5~50の整数であり、
qは5~50の整数であり、
繰り返し単位(C



O)と(C



O)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよい。)
で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、
Rは、メチル基またはフェニル基であり、
mは、50~1000の整数であり、
nは、1~40の整数であり、
繰り返し単位(SiR

O)と(SiRAO)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよく、
ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が40重量%以上である。]
で表されるポリエーテル変性シリコーン、または
(B2)式(b2):
JPEG
2024092665000009.jpg
50
144
(式中、
rは、9~19であり、
sは、2または3であり、
t:uは、1:5~1:10であり、
x、y、およびzは、主鎖を構成する繰り返し単位の構成比を表し、
各繰り返し単位はランダムに結合していても、ブロックを形成していてもよい)
で表されるポリエーテル変性シリコーンを含んでなる、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
(B)ポリエーテル変性シリコーンが、(B1)および(B2)とは異なる、(B3)ポリエーテル変性シリコーンをさらに含んでなる、請求項3に記載の化粧料。
【請求項5】
(B1)または(B2)の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~10質量%である、請求項3に記載の化粧料。
【請求項6】
B型回転粘度計を用いて25℃で測定した(C)不揮発性シリコーン油の粘度が、5~10,000mPa・sである、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項7】
(A)水溶性染料の配合量が、化粧料の総量に対して、0.01~1質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項8】
(B)ポリエーテル変性シリコーンの配合量が、化粧料の総量に対して、0.5~15質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項9】
(C)不揮発性シリコーン油の配合量が、化粧料の総量に対して、15~95質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項10】
(D)水の配合量が、化粧料の総量に対して、2~80質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油中水型乳化唇用化粧料に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
唇用化粧料は、ツヤ感や保湿感を付与するために、油性化粧料が数多く開発されている。油分中に配合される油性染料等の色材のカラーバリエーションが少ない。
水溶性染料はカラーバリエーションが豊富であるため、水相に水溶性染料を配合した水中油型化粧料も提案されているが、これは、ツヤ感や保湿感が持続しにくい傾向にある。一方、ツヤ感や保湿感を付与するため油中水型を採用すると、内水相に水溶性染料が存在するため、唇への染め付きが起こりにくい傾向にある。
【0003】
油中水型化粧料として、ポリエーテル変性シリコーン、特定のシリコーン油、固形保湿剤等を配合し、透明性や使用性が改善された化粧料が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2018/117172
【発明の概要】
【0005】
本発明者らは、驚くべきことに、特定量以上の不揮発性シリコーンとポリエーテル変性シリコーンとの組み合わせを含む唇用化粧料を用いることで、水溶性染料を安定配合し、優れた使用感と唇への染め付きを達成できることを見いだした。本発明はこれらの知見に基づくものである。
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]油中水型乳化唇用化粧料であって、
(A)水溶性染料、
(B)ポリエーテル変性シリコーン、
(C)化粧料の総量に対して15質量%以上の不揮発性シリコーン油、および
(D)水
を含んでなる、油中水型乳化唇用化粧料。
[2](B)ポリエーテル変性シリコーンが、HLB2~6.5のポリエーテル変性シリコーンを含んでなる、[1]に記載の化粧料。
[3](B)ポリエーテル変性シリコーンが、
(B1)式(b1):
JPEG
2024092665000001.jpg
36
108
[式中、
Aは、メチル基、フェニル基、および式:
-C



O(C



O)

(C



O)

R’
(式中、
R’は、水素原子、アシル基、および炭素数1~4のアルキル基からなる群から選択される基であり、
pは5~50の整数であり、
qは5~50の整数であり、
繰り返し単位(C



O)と(C



O)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよい。)
で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、
Rは、メチル基またはフェニル基であり、
mは、50~1000の整数であり、
nは、1~40の整数であり、
繰り返し単位(SiR

O)と(SiRAO)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよく、
ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が40重量%以上である。]
で表されるポリエーテル変性シリコーン、または
(B2)式(b2):
JPEG
2024092665000002.jpg
50
144
(式中、
rは、9~19であり、
sは、2または3であり、
t:uは、1:5~1:10であり、
x、y、およびzは、主鎖を構成する繰り返し単位の構成比を表し、
各繰り返し単位はランダムに結合していても、ブロックを形成していてもよい)
で表されるポリエーテル変性シリコーンを含んでなる、[1]または[2]に記載の化粧料。
[4](B)ポリエーテル変性シリコーンが、(B1)および(B2)とは異なる、(B3)ポリエーテル変性シリコーンをさらに含んでなる、[3]に記載の化粧料。
[5](B1)または(B2)の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~10質量%である、[3]に記載の化粧料。
[6]B型回転粘度計を用いて25℃で測定した(C)不揮発性シリコーン油の粘度が、5~10,000mPa・sである、[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料。
【0007】
本発明によれば、水溶性染料を安定配合し、優れた使用感と唇への染め付きを達成できる油中水型乳化唇用化粧料を提供することができる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明による油中水型乳化唇用化粧料(以下、化粧料と称することがある)は、
(A)水溶性染料、(B)ポリエーテル変性シリコーン、(C)化粧料の総量に対して15質量%以上の不揮発性シリコーン油、および(D)水を含んでなる。
【0009】
(A)水溶性染料
本発明による化粧料は、(A)水溶性染料(以下、(A)成分と称することがある。他の成分についても同様である。)を含んでなる。(A)成分としては、化粧料に配合しうるものであれば特に限定されない。具体的には、酸性染料である赤色2号、赤色3号、赤色102号、赤色104-1号、赤色105-1号、赤色106号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号、青色2号、赤色227号、赤色230-1号、橙色205号、黄色202-1号、黄色203号、緑色204号、青色205号、褐色201号、赤色401号、赤色504号、橙色402号、黄色403-1号、黄色406号、黄色407号、緑色401号。紫色401号、黒色401号などが挙げられる。また、カルミン酸、ラツカイン酸など天然の酸性染料なども用いることができる。また、塩基性染料として、ローダミンB、メチレンブルー、マゼンダ、オーラミン、メチルバイオレット、マラカイトグリーン、ビスマルクブラウン、モーヴェイン等が挙げられる。
【0010】
(A)成分は、1種または2種以上を配合することができる。(A)成分の配合量は、化粧料の総量に対して、好ましくは0.01~1質量%であり、より好ましくは0.05~0.5質量%である。
(【0011】以降は省略されています)

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