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公開番号2024127063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-20
出願番号2023035926
出願日2023-03-08
発明の名称免疫細胞活性化剤、抗老化剤、免疫細胞の活性化方法、及び老化を防止又は予防する方法
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 36/45 20060101AFI20240912BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】免疫細胞活性化剤、抗老化剤、免疫細胞の活性化方法、及び老化を防止又は予防する方法の提供。
【解決手段】本発明は、クロマメノキを有効成分として含む、免疫細胞活性化剤を提供する。また、本発明は、クロマメノキを有効成分として含み、免疫細胞を活性化することによって老化細胞を排除することを特徴とする、抗老化剤を提供する。また、本発明は、必要とする対象における免疫細胞の活性化方法であって、前記対象にクロマメノキを適用し、前記免疫細胞を活性化させること、を含む、方法を提供する。また、本発明は、必要とする対象における老化を防止又は予防する方法であって、前記対象にクロマメノキを適用し、免疫細胞を活性化することによって老化細胞を排除すること、を含む、方法を提供する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
クロマメノキを有効成分として含む、免疫細胞活性化剤。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
免疫細胞が、NK細胞である、請求項1に記載の免疫細胞活性化剤。
【請求項3】
免疫細胞の活性化によって、老化細胞を排除することを特徴とする、請求項1又は2に記載の免疫細胞活性化剤。
【請求項4】
前記クロマメノキが、クロマメノキ果実の搾汁により得られるものである、請求項1又は2に記載の免疫細胞活性化剤。
【請求項5】
クロマメノキを有効成分として含み、免疫細胞を活性化することによって老化細胞を排除することを特徴とする、抗老化剤。
【請求項6】
前記免疫細胞が、NK細胞である、請求項5に記載の抗老化剤。
【請求項7】
前記クロマメノキが、クロマメノキ果実の搾汁により得られるものである、請求項5又は6に記載の抗老化剤。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、免疫細胞活性化剤、抗老化剤、免疫細胞の活性化方法、及び老化を防止又は予防する方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
加齢に伴い、体内において老化細胞が増加することが知られている(非特許文献1)。老化細胞は、免疫細胞(例えば、NK細胞、単球/マクロファージ、T細胞等)によって排除されることが知られており(例えば、非特許文献2)、また、加齢により、老化細胞を排除する免疫細胞が減少することも報告されていることから(非特許文献3)、加齢による老化細胞の除去には、免疫細胞の活性化が重要であると考えられる。
【0003】
老化細胞を除去する免疫細胞の1つである、NK細胞の活性化マーカーのNKp30及びNKp46は、加齢によりその発現量が減少することが知られている(非特許文献3)。NKp46は、NK細胞と標的細胞との間の免疫シナプスの形成に関与していることが知られており(非特許文献4)、NKp46の発現が、NK細胞の活性化にとって非常に重要であることが示唆されている。
【0004】
現在までに、ハイビスカス又はその抽出物の発酵物がNK細胞等の免疫細胞を活性化することが知られている(特許文献1)。ハイビスカス又はその抽出物の発酵物に匹敵するような高い免疫細胞活性化効果を有する更なる物質の探索が求められる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2022/176174号
特開2008-526956号公報
【非特許文献】
【0006】
van Deursen JM., Nature., 2014, 509:439-446
Sagiv A., and Krizhanovsky V., Biogerontology. 2013 Dec;14(6):617-628.
Almeida-Oliveira A., et al., Hum Immunol. 2011 Apr;72(4):319-329.
Hadad U., et al., J Immunol May 1, 2014, 192 (1 Supplement) 121.13
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、免疫細胞を活性化する新規の免疫細胞活性化剤及びそれを用いた免疫細胞の活性化方法を提供することを目的とする。また、本発明は、免疫細胞を活性化することによって老化細胞を排除する新規の抗老化剤、及びそれを用いた老化を防止又は予防する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らが鋭意研究を行った結果、クロマメノキが、免疫細胞を活性化させる作用を有することを初めて見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の発明を包含する。
【0009】
[1]クロマメノキを有効成分として含む、免疫細胞活性化剤。
[2]免疫細胞が、NK細胞である、請求項1に記載の免疫細胞活性化剤。
[3]免疫細胞の活性化によって、老化細胞を排除することを特徴とする、請求項1又は2に記載の免疫細胞活性化剤。
[4]前記クロマメノキが、クロマメノキ果実の搾汁により得られるものである、[1]~[3]のいずれか1項に記載の免疫細胞活性化剤。
[5]クロマメノキを有効成分として含み、免疫細胞を活性化することによって老化細胞を排除することを特徴とする、抗老化剤。
[6]前記免疫細胞が、NK細胞である、[5]に記載の抗老化剤。
[7]前記クロマメノキが、クロマメノキ果実の搾汁により得られるものである、[5]又は[6]に記載の抗老化剤。
[8]必要とする対象における免疫細胞の活性化方法であって、
前記対象にクロマメノキを適用し、前記免疫細胞を活性化させること
を含む、方法。
[9]前記免疫細胞が、NK細胞である、[8]に記載の方法。
[10]前記免疫細胞の活性化によって、老化細胞を排除する、[8]又は[9]に記載の方法。
[11]前記クロマメノキが、クロマメノキ果実の搾汁により得られるものである、[8]~[10]のいずれか1項に記載の方法。
[12]必要とする対象における老化を防止又は予防する方法であって、
前記対象にクロマメノキを適用し、免疫細胞を活性化することによって老化細胞を排除すること
を含む、方法。
[13]前記免疫細胞が、NK細胞である、[12]に記載の方法。
[14]前記クロマメノキが、クロマメノキ果実の搾汁により得られるものである、[12]又は[13]に記載の方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、免疫細胞を活性化することが可能となり、これにより、老化細胞を排除することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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