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公開番号2024092522
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208524
出願日2022-12-26
発明の名称情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社,国立大学法人 東京医科歯科大学
代理人個人
主分類A61B 5/113 20060101AFI20240701BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】解剖学的な知識に沿って被験者の動きを示す画像を胸部領域と腹部領域とに分割することが可能な情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置1は、入力部1a、算出部1b、分割部1c、及び出力部1dを備える。入力部1aは、呼吸運動中の被験者との距離を測定した時系列の距離画像データを入力する。算出部1bは、時系列の距離画像データが示す距離画像における各画素について値の標準偏差を示す標準偏差画像を算出する。分割部1cは、標準偏差画像についての、被験者の矢状面と前額面との交線の方向の微分値を用いて、標準偏差画像を被験者の胸部領域と腹部領域とに分割する分割処理を実行する。出力部1dは、分割処理の結果を、標準偏差画像に重畳して出力する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
呼吸運動中の被験者との距離を測定した時系列の距離画像データを入力する入力部と、
前記時系列の距離画像データが示す距離画像における各画素について値の標準偏差を示す標準偏差画像を算出する算出部と、
前記標準偏差画像についての、前記被験者の矢状面と前額面との交線の方向の微分値を用いて、前記標準偏差画像を前記被験者の胸部領域と腹部領域とに分割する分割処理を実行する分割部と、
前記分割処理の結果を、前記標準偏差画像に重畳して出力する出力部と、
を備える、情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記入力部は、前記被験者の関節の位置を測定した関節位置データを入力し、
前記分割処理は、前記関節位置データが示す関節位置に基づき、前記標準偏差画像を前記被験者の正面に向かって左側の領域である左側領域と右側の領域である右側領域とに分割する左右分割処理を含む、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記関節位置データは、前記時系列の距離画像データに対応する期間の少なくとも1つの時刻について、前記被験者の関節の位置を測定したデータである、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記左右分割処理は、前記関節位置データが示す所定の関節の位置を基準点として、前記標準偏差画像を前記左側領域と前記右側領域とに分割する、
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記関節位置データは、前記時系列の距離画像データを画像解析して得られたデータである、
請求項2又は3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記分割処理は、前記分割処理の結果として、前記標準偏差画像上の領域を前記胸部領域と前記腹部領域とに分ける境界となる境界領域を得、
前記左右分割処理は、前記関節位置データとして、前記境界領域のうち最も頭部側となる点を前記基準点とするデータを入力し、前記基準点を通り前記交線に平行な直線で、前記標準偏差画像の前記胸部領域と前記腹部領域との双方について前記左側領域と前記右側領域とに分割する、
請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記分割処理は、前記交線の方向の微分値を示す画像である交線方向微分画像について、前記交線の方向の画素列のそれぞれについて極小値及び極大値を検出し、前記交線方向微分画像上で、前記極小値及び前記極大値の存在する領域のうち面積が最大となる領域を抽出して、抽出した結果に対応する前記標準偏差画像上の領域を、前記胸部領域と前記腹部領域とを分割する境界領域とする、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記時系列の距離画像データは、前記被験者の1又は複数の呼吸周期分について測定されたデータである、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項9】
呼吸運動中の被験者との距離を測定した時系列の距離画像データを入力し、
前記時系列の距離画像データが示す距離画像における各画素について値の標準偏差を示す標準偏差画像を算出し、
前記標準偏差画像についての、前記被験者の矢状面と前額面との交線の方向の微分値を用いて、前記標準偏差画像を前記被験者の胸部領域と腹部領域とに分割する分割処理を実行し、
前記分割処理の結果を、前記標準偏差画像に重畳して出力する、
情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
呼吸運動中の被験者との距離を測定した時系列の距離画像データを入力し、
前記時系列の距離画像データが示す距離画像における各画素について値の標準偏差を示す標準偏差画像を算出し、
前記標準偏差画像についての、前記被験者の矢状面と前額面との交線の方向の微分値を用いて、前記標準偏差画像を前記被験者の胸部領域と腹部領域とに分割する分割処理を実行し、
前記分割処理の結果を、前記標準偏差画像に重畳して出力する、
情報処理を実行させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
健康状態の向上及び維持のためには、正しい呼吸法で呼吸を行うことが望ましい。そして、正しい呼吸法で呼吸を行っているかを確かめるために、胸部及び腹部の動きを検出することが行われている。
【0003】
これに関連し、特許文献1には、パターン光投影装置とカメラを用い、呼吸をする患者の胸部及び腹部を撮影して得られた画像から、呼吸運動中の胸部及び腹部についての体積変化及び呼吸時間差を計測し、呼吸器系疾患の検査を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2008-154655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、解剖学的な知識に沿った胸部領域と腹部領域との同定ができないため、正確な胸部と腹部の運動を捉え切れない。
【0006】
本開示の目的は、上記の課題を解決するためになされたもので、解剖学的な知識に沿って被験者の動きを示す画像を胸部領域と腹部領域とに分割することが可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る情報処理装置は、呼吸運動中の被験者との距離を測定した時系列の距離画像データを入力する入力部と、前記時系列の距離画像データが示す距離画像における各画素について値の標準偏差を示す標準偏差画像を算出する算出部と、前記標準偏差画像についての、前記被験者の矢状面と前額面との交線の方向の微分値を用いて、前記標準偏差画像を前記被験者の胸部領域と腹部領域とに分割する分割処理を実行する分割部と、前記分割処理の結果を、前記標準偏差画像に重畳して出力する出力部と、を備えるものである。
【0008】
本開示に係る情報処理方法は、呼吸運動中の被験者との距離を測定した時系列の距離画像データを入力し、前記時系列の距離画像データが示す距離画像における各画素について値の標準偏差を示す標準偏差画像を算出し、前記標準偏差画像についての、前記被験者の矢状面と前額面との交線の方向の微分値を用いて、前記標準偏差画像を前記被験者の胸部領域と腹部領域とに分割する分割処理を実行し、前記分割処理の結果を、前記標準偏差画像に重畳して出力する、ものである。
【0009】
本開示に係るプログラムは、コンピュータに、呼吸運動中の被験者との距離を測定した時系列の距離画像データを入力し、前記時系列の距離画像データが示す距離画像における各画素について値の標準偏差を示す標準偏差画像を算出し、前記標準偏差画像についての、前記被験者の矢状面と前額面との交線の方向の微分値を用いて、前記標準偏差画像を前記被験者の胸部領域と腹部領域とに分割する分割処理を実行し、前記分割処理の結果を、前記標準偏差画像に重畳して出力する、情報処理を実行させるプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、解剖学的な知識に沿って被験者の動きを示す画像を胸部領域と腹部領域とに分割することが可能な情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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