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公開番号2024092064
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024077792,2021054070
出願日2024-05-13,2021-03-26
発明の名称包装箱
出願人王子ホールディングス株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類B65D 5/44 20060101AFI20240628BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ラップアラウンド方式の箱体において、上方から荷重が作用したときに、胴膨れを抑制し、壁部および角部の座屈を防ぐことができる包装箱を提供する。
【解決手段】包装箱1Aであって、側壁40に折れ線L1を介してそれぞれ連設された左右の横フラップ61,61と、頂板20に連設された上フラップ62と、底板30に連設された下フラップ63と、を備えている。側壁40および横フラップ61に形成された第一傾斜罫線L10,L11は、下端部から上方に向かうに連れて折れ線L1から離れている。下フラップ63に形成された第二傾斜罫線L12は、下端部から上方に向かうに連れて折れ線L1から離れている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
頂板、底板および左右の側壁を有する角筒状の胴部と、
前記両側壁に折れ線を介してそれぞれ連設された左右の横フラップと、
前記頂板に連設され、前記両横フラップに重ねられた上フラップと、
前記底板に連設され、前記両横フラップに重ねられた下フラップと、を備え、
前記側壁および前記横フラップには、前記折れ線の下端部に向けて延びている第一傾斜罫線が形成され、
前記第一傾斜罫線は、下端部から上方に向かうに連れて前記折れ線から離れるように、前記折れ線に対して傾斜しており、
前記下フラップには、前記折れ線の下端部に向けて延びている第二傾斜罫線が形成され、
前記第二傾斜罫線は、下端部から上方に向かうに連れて前記折れ線から離れるように、前記折れ線に対して傾斜していることを特徴とする包装箱。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
請求項1に記載の包装箱であって、
前記側壁および前記上フラップの少なくとも一方には、前記第一傾斜罫線の上端部に向けて延びている上部罫線が形成され、
前記上部罫線は、下端部から上方に向かうに連れて前記折れ線に近づくように、前記折れ線に対して傾斜していることを特徴とする包装箱。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の包装箱であって、
前記側壁には、前記第一傾斜罫線の上端部に向けて延びている分岐罫線が形成され、
前記分岐罫線は、下端部から上方に向かうに連れて前記側壁の上縁部に近づくように、前記側壁の上縁部に対して傾斜していることを特徴とする包装箱。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の包装箱であって、
前記側壁の上部には、前記側壁の上縁部に沿って延びている横罫線が形成されていることを特徴とする包装箱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装箱に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
段ボール製の包装箱を積み重ねたときには、上方からの荷重によって、壁部が外側に膨らむ胴膨れが発生し、最終的には胴部の壁部および角部が座屈する場合がある。
そこで、従来のA式の包装箱としては、胴部の角部の折れ線の下端部を起点とする二本の傾斜罫線を、折れ線を挟んでV字形状に配置しているものがある(例えば、特許文献1参照)。この包装箱では、上方から荷重が作用したときに、傾斜罫線において壁部を規則的に変形させることで、壁部および角部の座屈を防ぐことができ、胴部が変形したときでも見栄えを良くできる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6733719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ラップアラウンド方式の包装箱は、頂板、底板および左右の側壁を有する角筒状の胴部と、両側壁にそれぞれ連設された左右の横フラップと、頂板に連設された上フラップと、底板に連設された下フラップと、を備えている。ラップアラウンド方式の包装箱では、左右の横フラップに上フラップおよび下フラップを重ねることで、胴部の前後の開口部に端壁を設けている。
【0005】
前記したA式の包装箱の傾斜罫線を、ラップアラウンド方式の包装箱に適用した場合には、隣り合う側壁および横フラップにそれぞれ傾斜罫線を形成することになる。この場合には、胴部に対して上方から荷重が作用したときに、横フラップに重ねられた上フラップおよび下フラップによって、横フラップの変形が妨げられるため、胴部の開口部に設けられた端壁が規則的に変形し難いという問題がある。
【0006】
本発明は、前記した問題を解決し、ラップアラウンド方式の箱体において、上方から荷重が作用したときに、胴膨れを抑制し、壁部および角部の座屈を防ぐことができる包装箱を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明は、包装箱であって、頂板、底板および左右の側壁を有する角筒状の胴部を備えている。また、前記包装箱は、前記両側壁に折れ線を介してそれぞれ連設された左右の横フラップと、前記頂板に連設され、前記両横フラップに重ねられた上フラップと、前記底板に連設され、前記両横フラップに重ねられた下フラップと、を備えている。前記側壁および前記横フラップには、前記折れ線の下端部に向けて延びている第一傾斜罫線が形成され、前記第一傾斜罫線は、下端部から上方に向かうに連れて前記折れ線から離れるように、前記折れ線に対して傾斜している。前記下フラップには、前記折れ線の下端部に向けて延びている第二傾斜罫線が形成されている。前記第二傾斜罫線は、下端部から上方に向かうに連れて前記折れ線から離れるように、前記折れ線に対して傾斜している。
【0008】
本発明の包装箱では、側壁と横フラップとの間の折れ線の下端部を起点とする二本の第一傾斜罫線が、折れ線を挟んでV字形状に配置されている。さらに、本発明の包装箱では、下フラップにも、横フラップの第一傾斜罫線と同じ向きに延びている第二傾斜罫線が形成されている。
この構成では、包装箱に対して上方から荷重が作用したときに、側壁および横フラップが両第一傾斜罫線において規則的に変形するとともに、下フラップが第二傾斜罫線において規則的に変形する。これにより、横フラップは、下フラップに妨げられることなく、第一傾斜罫線において規則的に変形できる。
したがって、本発明の包装箱では、上方から荷重が作用したときに、壁部が規則的に変形することで、胴膨れを抑制し、壁部および角部の座屈を防ぐことができる。これにより、本発明の包装箱では、上方からの荷重によって壁部が変形したときでも見栄えを良くできる。
【0009】
前記した包装箱において、前記側壁および前記上フラップの少なくとも一方には、前記第一傾斜罫線の上端部に向けて延びている上部罫線を形成し、前記上部罫線は、下端部から上方に向かうに連れて前記折れ線に近づくように、前記折れ線に対して傾斜させることが好ましい。
この構成では、上方からの荷重が上部罫線に沿って第一傾斜罫線に入力され、上方からの荷重が角部の下端部に向けて確実に作用するため、胴膨れを効果的に抑制できる。
【0010】
前記した包装箱において、前記側壁には、前記第一傾斜罫線の上端部に向けて延びている分岐罫線を形成し、前記分岐罫線は、下端部から上方に向かうに連れて前記側壁の上縁部に近づくように、前記側壁の上縁部に対して傾斜させることが好ましい。
この構成では、上方からの荷重が分岐罫線に沿って第一傾斜罫線に入力され、上方からの荷重が角部の下端部に向けて確実に作用するため、胴膨れを効果的に抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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