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公開番号2024092053
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024076429,2022509670
出願日2024-05-09,2020-08-14
発明の名称軟組織のレーザベースの治療のためのシステム
出願人コンバージェント デンタル, インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 18/20 20060101AFI20240628BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】軟組織のレーザベースの治療のためのシステムの提供。
【解決手段】本開示される発明は、軟組織の治療のため、例えば、鼾症状の治療のための改良されたシステムおよび方法に関する。本システムは、レーザ源と、ハンドピースと、レーザ源によって治療面積(例えば、口腔治療面積)に放出される放射線を指向するための、デバイスとを含むことができる。ある場合には、ハンドピースは、交換可能なカートリッジ内に搭載され、これが、治療領域へのその送達に先立ってアブレーション不可能であるように、レーザビームを変調させるように適合される、光学要素(例えば、レンズ)を含むことができる。種々の実施形態では、本システムは、従来の技法より効率的な様式において治療を実施することが可能である、CO2レーザを含む。
【選択図】図1B
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、その内容が、参照することによってそれらの全体として本明細書に組み込まれる、2019年8月16日に出願され、「System and Method for Laser Based Treatment of Soft Tissue」と題された、米国仮特許出願第62/887,949号の優先権の利益を主張する。
続きを表示(約 3,100 文字)【0002】
本発明は、概して、発光デバイス(例えば、レーザ源)を使用した軟組織の治療に関し、より具体的には、例えば、鼾症状を治療するために、レーザ源によって放出される放射線を治療面積に指向することによる、軟組織の収縮および硬化に関する。
【背景技術】
【0003】
鼾は、成人人口の30%超および幼児および青年の匹敵する割合に影響を及ぼす、睡眠呼吸障害(SDB)の非常に一般的かつ概して望ましくない形態である。鼾の音は、通常、睡眠の間の部分的な上気道の圧潰によって引き起こされる、咽頭軟組織の振動の結果である。鼾は、鼾をかく人々およびその周囲の人々の両方に関して睡眠遮断を引き起こし得、患者は、心臓発作および卒中につながり得る、深刻な課題に悩まされ得る[参考文献:
A clinical approach to obstructive sleep apnea as a risk factor for cardiovascular disease, Vasc Health Risk Manage 2016; 12:85-103]。
【0004】
SDBのための種々の治療モダリティが、これらの振動を低減させるために推奨されている。これらの技法は、予防管理、口腔装置の使用、保存的治療(持続的気道陽圧(CPAP)デバイス)、および外科手術/レーザ補助療法を含む[参考文献: Fiz JA, Morera Prat J, Jane R (2009) Treatment of patients with simple snoring. Arch Bronconeumol 45:508-515]。既存の非侵襲的方法は、限定された使用であり、例えば、それらは、(例えば、CPAPデバイスの場合等)睡眠時無呼吸の原因を排除せず、非効率的であり、不快である。また、今日、利用可能である、外科手術手技は、局所麻酔または全身麻酔の必要性を伴い、術後合併症の可能性を有している。
【0005】
鼾を治療するための別の公知の技法は、レーザ療法の使用である。レーザ療法は、創傷の増大およびコラーゲン再構築を増大させることが示されている。特に、鼾の治療におけるレーザの使用は、Kamamiが、軟口蓋の組織低減をもたらす、局所麻酔下においてレーザ補助式口蓋垂口蓋形成術(LAUP)を実施するためにレーザを使用した、1990年代初期まで遡る[参考文献:Kamami YV (1990) Laser CO2 for snoring. Preliminary results. Acata Otorhinolaryngol Belg 44:451-456]。しかしながら、Kamamiのレーザ治療は、常時、患者から広範囲の組織を除去する目的のために組織をアブレートまたは切断するステップを伴っていた。
【0006】
近年では、研究によって、Er:YAGベースのレーザが、鼾の重症度を低減させることに役立ち、軟口蓋組織、主に、口腔粘膜を緊縮させることによって、麻酔の必要なく睡眠の質を改良し得ることが、示されている。組織を緊縮させるステップは、2つの主要原理、すなわち、1)コラーゲン縮小および組織緊縮において結果として生じる、コラーゲン変性、および2)新しいコラーゲンおよびエラスチンを発生させる、創傷治癒応答によって統制される。口腔粘膜は、2つの層、すなわち、1)表面に階層化された、扁平上皮と、2)タイプIおよびIIIコラーゲンおよびエラスチン線維のネットワークから成る、線維性結合組織層から成る、粘膜固有層とから成る。収縮は、熱によって誘発されるタンパク質変性、すなわち、60°Cを上回ったコラーゲンの脱水から生じる。
【0007】
特に、2,940nmにおけるレーザエネルギーの使用は、咽頭軟組織および口蓋軟組織内のコラーゲン線維の縮小をもたらす、光熱効果を生産することが実証されている[参考文献:Majaron B, Srinivas SM, He H, Nelson JS (2000) Deep coagulation of dermal collagen with repetitive Er:YAG laser irradiation. Laser Surg Med 26:215-222]。[Beltram M, Drnovsek-Olup B (2004) Histological and biomolecular analysis of new collagen synthesis after “SMOOTH” mode Er;YAG laser skin resurfacing. Posters. Lasers Surg Med 34:56]。Er:YAGレーザを用いた治療は、典型的には、2~4週間の間隔において実施される、3つの治療セッションを伴い、約7ワットのパワー、約2J/cm

の典型的フルエンス、および治療あたり約15,000個のパルスを用いて実施される。典型的な鼾防止治療セッションは、約30~45分を要する。
【0008】
Er:YAGレーザ治療によって実現された進歩にもかかわらず、依然として、有意な改良のための余地が、存在する。例えば、30~45分の治療時間は、長く、手技の間に手術用椅子において静止して着座することを必要とする患者にとって、煩わしくあり得る。故に、軟組織の治療のための、改善されたレーザベースの治療技法の必要性が、存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述に照らして、例えば、レーザ源を使用する、効率的かつ高速の、麻酔を使用しない手技を使用して、口腔粘膜を縮小し、緊縮させ、その硬度を増加させる、軟組織治療のための改良された技法を提供することが、望ましい。本発明は、そのような技法を提供し、9μm~11μmの波長範囲内で動作するレーザ源、例えば、CO

レーザを使用する、軟組織の治療のための改良されたレーザベースの治療デバイスに関する。CO

レーザは、軟組織用途におけるEr:YAGレーザに優る、いくつかの利点を有する。例えば、CO

レーザは、軟組織内でのEr:YAGレーザより1桁低い吸光係数を有し、それは、これを軟組織の治療に関してより望ましくする。さらに、CO

レーザは、Er:YAGレーザより、軟組織の中への深い熱的効果(例えば、約200μm)を有し、したがって、コラーゲン変性に関するより大きい容量を有し、したがって、より少ない治療セッションにより低いフルエンス(例えば、0.2J/cm

未満)を要求する。これは、より低いエネルギーおよび表面損傷、結果として、より迅速な治療時間をもたらす。
【0010】
本発明は、近赤外から遠赤外スペクトル(例えば、9~11μmの波長範囲)内の放射線(例えば、レーザビーム)を指向し、最適な効率、最小限の技法感度、および迅速な治療時間を伴う、口腔内の軟組織の治療を可能にする、ハンドピースを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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