TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024091089
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022207532
出願日2022-12-23
発明の名称車両部品の管理システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G01M 17/007 20060101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】車両部品の残存寿命を精度良く算出できる、車両部品の管理システムを提供する。
【解決手段】車両部品の管理システム10は、(a)車両部品であるギヤ30の製造時又は組付時に取得されたトレサビデータTD1に基づいてギヤ30の補正後累積負荷強度ST1revを算出し、(b)補正後累積負荷強度ST1rev及びギヤ30の累積負荷AL1に基づいて、ギヤ30の残日数D1remを算出する。トレサビデータTD1に基づいてギヤ30の補正後累積負荷強度ST1revが算出されるため、そうでない場合に比較して車両20毎に異なるギヤ30の補正後累積負荷強度ST1revが精度良く算出される。これにより、ギヤ30の残日数D1remが精度良く算出される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両部品の製造時又は組付時に取得されたトレーサビリティデータに基づいて前記車両部品の強度を算出し、
前記車両部品の強度及び前記車両部品の累積負荷に基づいて、前記車両部品の残存寿命を算出する
ことを特徴とする車両部品の管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
車両部品の残存寿命を算出する、車両部品の管理システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両部品の管理システム(例えば、残存寿命管理センタ)が車両から受信した車両部品が受ける負荷のデータに基づいて、車両部品の残存寿命を算出する技術が知られている。例えば、特許文献1に記載のものがそれである。特許文献1では、負荷のデータとともに車両の累積走行距離のデータも、車両から車両部品の管理システムへ送信される。そのため、車両部品の管理システムが受信した累積走行距離のデータが不連続である場合には、その不連続期間すなわち負荷のデータの未取得期間における車両部品の寿命低下も加味することで残存寿命が精度良く算出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-67594号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、車両部品の残存寿命は、車両部品について予め定められた所定の強度及びその車両部品に加わった累積負荷に基づいて算出される。所定強度は、製造ばらつきなどを反映した車両部品の強度ばらつきを考慮して、例えば下限強度に設定される。これにより、実際の車両部品の強度が下限強度近傍であっても製品寿命が保証される一方、実際の車両部品の強度が下限強度近傍ではない大多数の場合には余裕のある設計となっている。
【0005】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、車両部品の残存寿命を精度良く算出できる、車両部品の管理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の要旨とするところは、(a)車両部品の製造時又は組付時に取得されたトレーサビリティデータに基づいて前記車両部品の強度を算出し、(b)前記車両部品の強度及び前記車両部品の累積負荷に基づいて、前記車両部品の残存寿命を算出する、車両部品の管理システムであることにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両部品の管理システムによれば、(a)車両部品の製造時又は組付時に取得されたトレーサビリティデータに基づいて前記車両部品の強度が算出され、(b)前記車両部品の強度及び前記車両部品の累積負荷に基づいて、前記車両部品の残存寿命が算出される。トレーサビリティデータに基づいて車両部品の強度が算出されるため、そうでない場合に比較して車両毎に異なる車両部品の強度が精度良く算出される。これにより、算出された車両部品の強度及び車両部品の累積負荷に基づいて算出される車両部品の残存寿命が精度良く算出される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に係る車両部品の管理システムの概略構成図である。
トランスアクスル内のギヤの初期累積負荷強度の算出方法を説明する図であって、(a)は、疲労試験から算出する場合の説明図であり、(b)は、試験パターンから算出する場合の説明図である。
トランスアクスル内のギヤの残日数の算出方法の例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の各実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、各実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比及び形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
【0010】
図1は、実施例1に係る車両部品の管理システム10の概略構成図である。なお、図1において丸括弧内に記された符号は、後述する実施例2についてのものである。車両20は、車両20を構成する各種の車両部品により構成される。車両部品は、例えば不図示の動力源から出力された動力を駆動輪へ伝達する、トランスアクスル内のギヤ30やドライブシャフト32(以下、単に「シャフト32」と記す。)である。例えば、ギヤ30やシャフト32は、鉄鋼材料で製造されたものである。本実施例におけるギヤ30は、本発明における「車両部品」に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

日本精機株式会社
表示装置
8日前
株式会社コロナ
石油ストーブ
15日前
株式会社小野測器
検出器
1日前
株式会社小野測器
測定器
1日前
株式会社ヨコオ
プローブ
8日前
アズビル株式会社
調節計
1日前
太陽誘電株式会社
センサ
11日前
個人
電気抵抗の測定方法
23日前
株式会社トプコン
測量装置
15日前
太陽誘電株式会社
検出装置
26日前
ユニパルス株式会社
距離測定装置
5日前
株式会社トプコン
測量装置
1日前
北陽電機株式会社
光電センサ
22日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
1日前
CKD株式会社
錠剤検査装置
1か月前
株式会社カネカ
検出システム
1日前
株式会社東芝
センサ
26日前
株式会社キーエンス
超音波流量センサ
26日前
株式会社ナリス化粧品
肌状態推定方法
1日前
エイブリック株式会社
電流検出回路。
1日前
個人
二次電池繰返パルス放電器用基板
8日前
個人
変位測定装置
8日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ素子
1日前
日本碍子株式会社
ガスセンサ素子
1日前
日本特殊陶業株式会社
ガスセンサ
5日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
16日前
株式会社チノー
放射光導光型温度計
26日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
11日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
5日前
株式会社デンソートリム
ガスセンサ
8日前
ニデック株式会社
測定用治具
23日前
ニデック株式会社
測定用治具
23日前
株式会社ジークエスト
感温センサー
26日前
スズキ株式会社
車両後部構造
5日前
オムロン株式会社
近接センサ
5日前
愛知製鋼株式会社
位置推定システム
29日前
続きを見る