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公開番号2024089703
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205050
出願日2022-12-22
発明の名称情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置
出願人富士通株式会社
代理人弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類G06F 8/36 20180101AFI20240627BHJP(計算;計数)
要約【課題】サンプルプログラムからのソフトウェア部品の作成を効率化する。
【解決手段】コンピュータは、複数のサンプルプログラムを、記述に関する特徴量と実行性能とに基づいて2以上のクラスタに分類するクラスタリングにより、クラスタ数が異なる複数のクラスタリング結果を取得する。コンピュータは、複数のクラスタリング結果それぞれにおける2以上のクラスタそれぞれに対して、当該クラスタに含まれるサンプルプログラムの再利用性に関する指標値と実行性能とに基づいて、第1の評価値を算出する。コンピュータは、複数のクラスタリング結果それぞれに対して、2以上のクラスタに対応する2以上の第1の評価値に基づいて、第2の評価値を算出する。コンピュータは、複数のクラスタリング結果に対応する複数の第2の評価値に基づいて、何れかのクラスタリング結果を選択する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
複数のサンプルプログラムを、前記複数のサンプルプログラムそれぞれの記述に関する特徴量と前記複数のサンプルプログラムそれぞれの実行性能とに基づいて、2以上のクラスタに分類するクラスタリングにより、クラスタ数が異なる複数のクラスタリング結果を取得し、
前記複数のクラスタリング結果それぞれにおける前記2以上のクラスタそれぞれに対して、当該クラスタに含まれる2以上のサンプルプログラムの再利用性に関する指標値と、前記2以上のサンプルプログラムの前記実行性能とに基づいて、第1の評価値を算出し、
前記複数のクラスタリング結果それぞれに対して、前記2以上のクラスタに対応する2以上の第1の評価値に基づいて、第2の評価値を算出し、
前記複数のクラスタリング結果に対応する複数の第2の評価値に基づいて、前記複数のクラスタリング結果のうちの何れかのクラスタリング結果を選択する、
処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記クラスタリングは、異なるサンプルプログラムの間の前記特徴量の距離を、前記異なるサンプルプログラムそれぞれの前記実行性能を用いて修正し、前記修正された距離に基づいて前記複数のサンプルプログラムを分類する処理を含む、
請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項3】
前記修正された距離は、前記実行性能に反比例する、
請求項2記載の情報処理プログラム。
【請求項4】
前記クラスタリング結果の選択は、前記クラスタ数と前記第2の評価値との関係に基づいて、前記クラスタ数が異なる複数のパターン候補のうち前記複数のクラスタリング結果以外の他のクラスタリング結果に対して、前記第2の評価値の算出をスキップする処理を含む、
請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項5】
前記第2の評価値は、前記クラスタ数の降順または昇順で算出され、
前記クラスタリング結果の選択は、前記第2の評価値のピークを検出し、前記ピークの検出に応じて、前記降順または昇順において前記ピーク以降の順となる前記他のクラスタリング結果に対して前記第2の評価値の算出をスキップする処理を含む、
請求項4記載の情報処理プログラム。
【請求項6】
前記クラスタリングは、複数の階層を含む木構造を生成する階層的クラスタリングであり、前記クラスタリング結果の選択は、前記複数の階層のうちの何れかの階層を選択する処理を含む、
請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項7】
前記第1の評価値の算出は、前記2以上のクラスタそれぞれに対して、当該クラスタに含まれるサンプルプログラムの個数と、当該クラスタに含まれる前記2以上のサンプルプログラムの前記特徴量の分散に応じた凝集度と、前記実行性能の平均と、前記実行性能の分散とに基づいて、前記第1の評価値を算出する処理を含む、
請求項1記載の情報処理プログラム。
【請求項8】
複数のサンプルプログラムを、前記複数のサンプルプログラムそれぞれの記述に関する特徴量と前記複数のサンプルプログラムそれぞれの実行性能とに基づいて、2以上のクラスタに分類するクラスタリングにより、クラスタ数が異なる複数のクラスタリング結果を取得し、
前記複数のクラスタリング結果それぞれにおける前記2以上のクラスタそれぞれに対して、当該クラスタに含まれる2以上のサンプルプログラムの再利用性に関する指標値と、前記2以上のサンプルプログラムの前記実行性能とに基づいて、第1の評価値を算出し、
前記複数のクラスタリング結果それぞれに対して、前記2以上のクラスタに対応する2以上の第1の評価値に基づいて、第2の評価値を算出し、
前記複数のクラスタリング結果に対応する複数の第2の評価値に基づいて、前記複数のクラスタリング結果のうちの何れかのクラスタリング結果を選択する、
処理をコンピュータが実行する情報処理方法。
【請求項9】
複数のサンプルプログラムと、前記複数のサンプルプログラムそれぞれの実行性能とを記憶する記憶部と、
前記複数のサンプルプログラムを、前記複数のサンプルプログラムそれぞれの記述に関する特徴量と前記実行性能とに基づいて、2以上のクラスタに分類するクラスタリングにより、クラスタ数が異なる複数のクラスタリング結果を取得し、前記複数のクラスタリング結果それぞれにおける前記2以上のクラスタそれぞれに対して、当該クラスタに含まれる2以上のサンプルプログラムの再利用性に関する指標値と、前記2以上のサンプルプログラムの前記実行性能とに基づいて、第1の評価値を算出し、前記複数のクラスタリング結果それぞれに対して、前記2以上のクラスタに対応する2以上の第1の評価値に基づいて、第2の評価値を算出し、前記複数のクラスタリング結果に対応する複数の第2の評価値に基づいて、前記複数のクラスタリング結果のうちの何れかのクラスタリング結果を選択する処理部と、
を有する情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は情報処理プログラム、情報処理方法および情報処理装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
情報処理装置は、再利用可能なプログラムをソフトウェア部品として保存しておくことがある。ソフトウェア開発の開発者は、保存されたソフトウェア部品を利用することでプログラミングを効率的に行うことができる。ソフトウェア部品は、様々な既存プログラムをサンプルプログラムとして収集し、収集されたサンプルプログラムを分析することによって作成されることがある。情報処理装置は、このようなサンプルプログラムからのソフトウェア部品の作成を支援することがある。
【0003】
例えば、複数のクラスを含むソースコードを分析して、他のクラスから比較的独立したクラス群をコンポーネントとして識別するコンポーネント識別方法が提案されている。提案のコンポーネント識別方法は、他のクラスの呼び出しの有無を示す特徴量を各クラスに対して付与し、特徴量に基づいてクラス間の距離を定義する。コンポーネント識別方法は、1以上のクラスをそれぞれ含む複数のクラスタを、距離に基づいて段階的に統合していく階層的クラスタリングを実行する。これにより、複数のクラスについてツリー型の階層構造を示す樹形図(デンドログラム)が生成される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Jian Feng Cui and Heung Seok Chae, "Applying agglomerative hierarchical clustering algorithms to component identification for legacy systems", Information and Software Technology, Volume 53, Issue 6, pages 601-614, June 2011
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の非特許文献1に記載されたクラスタリング方法のように、情報処理装置は、サンプルプログラムの集合から、クラスタ数が異なる複数の分類結果を生成することがある。ある分類結果の1つのクラスタから1つのソフトウェア部品が作成され得る。
【0006】
しかし、収集されるサンプルプログラムが多いと、クラスタ数が異なる多数の分類結果が生成され得る。例えば、階層的クラスタリングでは、階層の深い樹形図が生成される。この場合、何れの分類結果のクラスタがソフトウェア部品に適しているか判定することは、負荷が高いことがある。そこで、1つの側面では、本発明は、サンプルプログラムからのソフトウェア部品の作成を効率化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの態様では、以下の処理をコンピュータに実行させる情報処理プログラムが提供される。複数のサンプルプログラムを、複数のサンプルプログラムそれぞれの記述に関する特徴量と複数のサンプルプログラムそれぞれの実行性能とに基づいて、2以上のクラスタに分類するクラスタリングにより、クラスタ数が異なる複数のクラスタリング結果を取得する。複数のクラスタリング結果それぞれにおける2以上のクラスタそれぞれに対して、当該クラスタに含まれる2以上のサンプルプログラムの再利用性に関する指標値と、2以上のサンプルプログラムの実行性能とに基づいて、第1の評価値を算出する。複数のクラスタリング結果それぞれに対して、2以上のクラスタに対応する2以上の第1の評価値に基づいて、第2の評価値を算出する。複数のクラスタリング結果に対応する複数の第2の評価値に基づいて、複数のクラスタリング結果のうちの何れかのクラスタリング結果を選択する。
【0008】
また、1つの態様では、コンピュータが実行する情報処理方法が提供される。また、1つの態様では、記憶部と処理部とを有する情報処理装置が提供される。
【発明の効果】
【0009】
1つの側面では、サンプルプログラムからのソフトウェア部品の作成を効率化できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
第1の実施の形態の情報処理装置を説明するための図である。
第2の実施の形態の情報処理装置のハードウェア例を示す図である。
機械学習スクリプトとモデル精度の例を示す図である。
機械学習スクリプトの分割例を示す図である。
サンプルプログラムの特徴量の例を示す図である。
階層的クラスタリングとクラスタ評価値の例を示す図である。
モデル精度を用いた距離の修正例を示す図である。
階層と階層評価値の関係例を示すグラフである。
情報処理装置の機能例を示すブロック図である。
クラスタリングの手順例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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