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公開番号2024089585
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022212926
出願日2022-12-21
発明の名称粉塵拡散防止装置
出願人有限会社三立電気
代理人
主分類E04G 21/32 20060101AFI20240626BHJP(建築物)
要約【課題】建物内の天井を対象とした工事に使用可能で、一定範囲で、作業現場の状況に対応可能な粉塵拡散防止装置を提供する。
【解決手段】床面に垂直に設置した固定支柱1a、1bに、固定支柱1a、1b内への収納・引き出しが可能な可動支柱2a、2bと、可動支柱2a、2bの上端を接合する水平部材4とで構成される枠内に、水平部材4から防塵シート15を吊り下げる。対向する位置の水平部材4は、棒状部材4aの両端に管状部材4b、4cを摺動可能に篏合することで、一定範囲で長さを調整可能な構造とし、可動支柱2a、2bを屈曲可能な構造とすることで、水平部材4が構成する四角形の一方の対向辺の長さを調整可能とする。防塵シート15の吊り下げ高さと、防塵シート15が囲む面積が、工事対象の天井に合わせて、一定範囲調整可能となる。また防塵シート15が覆われる領域に集塵機の吸入口を設置することで、粉塵のシート外への漏れを防止できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
床面に対し垂直に設置されてなる、少なくとも4本の、管形状を有する固定支柱と、
屈曲可能な接合部を介して2本の第一の棒状部材が接合されてなり、それぞれが前記固定支柱を構成する管の内部に収納され、前記固定支柱の外部に上端を引き出すことが可能な、少なくとも4本の可動支柱と、
前記可動支柱の屈曲可能な方向で対向する、一対の前記可動支柱の上端の間に配され、第二の棒状部材の両端に、摺動可能な状態で、管状部材が嵌合されてなり、前記第二の棒状部材と前記管状部材の相対的な位置関係の調整により、全体の長さを一定範囲で変えることが可能な、少なくとも2本の第一の水平部材と、
前記第一の水平部材が配される方向と直交する方向に、一対の前記一の水平部材のそれぞれの両端の間を接合する、少なくとも2本の第二の水平部材と
前記可動支柱の上端と、前記第一の水平部材の一方の端部と、前記第二の水平部材の一方の端部とを接続するアダプターを有する三方接合部材と、
前記第一の水平部材と、前記第二の水平部材とに、一辺を接合され、前記固定支柱と、前記可動支柱と、前記第一の水平部材と、前記第二水平部材のよって構成される面を覆うシートと、
を有することを特徴とする、粉塵拡散防止装置。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記固定支柱に垂直な方向に、前記固定支柱によって支持されてなる、作業台、物置台が配されてなることを特徴とする、請求項1に記載の粉塵拡散防止装置。
【請求項3】
前記シートに囲まれてなる空間に、集塵装置の吸引口が配されてなることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の粉塵拡散防止装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屋内の天井の補修作業や、天井への物品の取付作業の際に発生する、粉塵の拡散を防止する装置に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
家屋内やビルディング内のリニューアルやリフォームのために、天井板の交換、照明器具などの取付、電気工事を行うことがある。その際には、床や内壁の養生が必要となるが、ビルディング内の工事の対象となっていない区画は、通常どおり使用していることがあり、作業で生じる粉塵の拡散防止が不可欠となっている。
【0003】
建築工事においては、屋内に限らず、様々な場合で、粉塵の拡散や高所からの落下物が、工事が行われている区域以外に及ぶことを防止する手段が講じられていて、たとえば特許文献1には、粉塵が生じる工事域に沿って張設される防塵ネットと、前記防塵ネットに散水する散水手段と、前記防塵ネットへの散水を実施する散水実施条件が成立したか否かを判定し、前記散水実施条件が成立したらならば、予め定められた散水時間、前記防塵ネットに前記散水手段による散水を行なわせる制御手段とを備える、ことを特徴とする防塵装置が開示されている。
【0004】
しかし、ここに開示されている防塵装置は、屋外で用いられることを前提として構成されていて、粉塵の拡散防止の完全を期すため、水が用いられ、屋内の作業には適していない。
【0005】
また、特許文献2には、既居住室内の天井改修工事区域の下方に足場を配置して天井改修を行う際に使用される防塵養生装置において、足場床上に敷設される床面用シートと、該足場床の周囲を覆って、該足場床と天井面との間に布設された側面用シートとを備えて、前記足場床上に上方が開放された天井改修作業用ブースを画成することを特徴とする既居住室内の天井改修用防塵養生装置が開示されている。
【0006】
ここに開示されている天井改修用防塵養生装置は、屋外で使用されることを前提として構成されているが、構造が固定され、作業を実施する区画の状況に応じて、設計を調製する必要があり、やや汎用性に欠けるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2014-152589号公報
特開2000-336941号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の課題は、前記の問題点に鑑み、屋内で使用可能で、しかも一定範囲で、作業現場の状況に対応可能な粉塵拡散防止装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、前記課題解決のため、棒状部材の組み合わせを適宜調整することにより、一定範囲で作業場の状況に、寸法などを適用し得るフレームに、シートを取り付ける構成を鋭意検討した結果、本発明をなすに至ったものである。
【0010】
上記課題を解決するための、本発明の一態様に係る粉塵拡散防止装置は、床面に対し垂直に設置されてなる、少なくとも4本の、管形状を有する固定支柱と、屈曲可能な接合部を介して2本の第一の棒状部材が接合されてなり、それぞれが前記固定支柱を構成する管の内部に収納され、前記固定支柱の外部に上端を引き出すことが可能な、少なくとも4本の可動支柱と、前記可動支柱の屈曲可能な方向で対向する、一対の前記可動支柱の上端の間に配され、第二の棒状部材の両端に、摺動可能な状態で、管状部材が嵌合されてなり、前記第二の棒状部材と前記管状部材の相対的な位置関係の調整により、全体の長さを一定範囲で変えることが可能な、少なくとも2本の第一の水平部材と、前記第一の水平部材が配される方向と直交する方向に配され、一対の前記一の水平部材のそれぞれの両端の間を接合する、少なくとも2本の第二の水平部材と、前記可動支柱の上端と、前記第一の水平部材の一方の端部と、前記第二の水平部材の一方の端部とを接続するアダプターを有する三方接合部材と、前記第一の水平部材と、前記第二の水平部材とに、一辺を接合され、前記固定支柱と、前記可動支柱と、前記第一の水平部材と、前記第二水平部材のよって構成される面を覆うシートとを有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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