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公開番号2024089492
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204892
出願日2022-12-21
発明の名称X線発生装置およびX線撮影装置
出願人株式会社島津製作所
代理人個人,個人
主分類H01J 35/26 20060101AFI20240626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】作業者の負担を軽減しつつ、ターゲット部の電子ビームが当たる部分を変化させることが可能なX線発生装置を提供する。
【解決手段】このX線発生装置1は、電子ビーム9を発生させる電子ビーム発生部11と、電子ビーム9が衝突することによりX線10を発生させるターゲット部12と、偏心回転することにより、ターゲット部12の位置を変化させながら、ターゲット部12を回転させる偏心回転部13と、偏心回転部13を回転駆動する駆動部14と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電子ビームを発生させる電子ビーム発生部と、
前記電子ビームが衝突することによりX線を発生させるターゲット部と、
偏心回転することにより、前記ターゲット部の位置を変化させながら、前記ターゲット部を回転させる偏心回転部と、
前記偏心回転部を回転駆動する駆動部と、を備える、X線発生装置。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記偏心回転部は、複数設けられており、
前記複数の偏心回転部は、前記ターゲット部の周囲に、等角度間隔で離間して配置されており、
前記ターゲット部は、前記複数の偏心回転部により保持されている、請求項1に記載のX線発生装置。
【請求項3】
前記複数の偏心回転部は、同じ向きに、同じ量だけ、偏心している、請求項2に記載のX線発生装置。
【請求項4】
前記偏心回転部の数は、3つである、請求項2に記載のX線発生装置。
【請求項5】
前記複数の偏心回転部のうちの所定の偏心回転部は、前記駆動部により回転駆動されるように構成されており、
前記複数の偏心回転部のうちの他の偏心回転部は、前記所定の偏心回転部により前記ターゲット部が回転されることにより、従動的に回転されるように構成されている、請求項2に記載のX線発生装置。
【請求項6】
前記偏心回転部は、偏心歯車部を含み、
前記ターゲット部は、前記偏心歯車部と噛み合う歯車部を有する、請求項1に記載のX線発生装置。
【請求項7】
前記偏心歯車部の歯数と、前記ターゲット部の前記歯車部の歯数とは、互いに異なる、請求項6に記載のX線発生装置。
【請求項8】
X線発生装置と、
X線発生装置から出射されたX線を検出するX線検出器と、を備え、
前記X線発生装置は、
電子ビームを発生させる電子ビーム発生部と、
前記電子ビームが衝突することにより前記X線を発生させるターゲット部と、
偏心回転することにより、前記ターゲット部の位置を変化させながら、前記ターゲット部を回転させる偏心回転部と、
前記偏心回転部を回転駆動する駆動部と、
を含む、X線撮影装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、X線発生装置およびX線撮影装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ターゲット部を備えるX線発生装置が知られている(たとえば、特許文献1)。
【0003】
上記特許文献1には、電子ビームを発生させるフィラメントと、電子ビームが照射されることによりX線を発生させるターゲットとを備えるX線発生装置が開示されている。このX線発生装置では、X線の発生を続けていくと、ターゲットの電子ビームが当たる部分が荒れていくため、操作者がジグを用いてターゲットを手動で移動させることにより、ターゲットの電子ビームが当たる部分を変化させることが可能なように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-154485号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1では、ターゲットの電子ビームが当たる部分を変化させるために、操作者がジグを用いてターゲットを手動で移動させる必要があるため、操作者の負担が増加する。特に、ターゲットの電子ビームが当たる部分を高頻度に変化させる必要がある場合には、操作者の負担が非常に大きくなる。このため、操作者の負担を軽減しつつ、ターゲットの電子ビームが当たる部分を変化させることを可能にすることが望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、作業者の負担を軽減しつつ、ターゲット部の電子ビームが当たる部分を変化させることが可能なX線発生装置およびX線撮影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の第1の局面におけるX線発生装置は、電子ビームを発生させる電子ビーム発生部と、電子ビームが衝突することによりX線を発生させるターゲット部と、偏心回転することにより、ターゲット部の位置を変化させながら、ターゲット部を回転させる偏心回転部と、偏心回転部を回転駆動する駆動部と、を備える。
【0008】
この発明の第2の局面におけるX線撮影装置は、X線発生装置と、X線発生装置から出射されたX線を検出するX線検出器と、を備え、X線発生装置は、電子ビームを発生させる電子ビーム発生部と、電子ビームが衝突することによりX線を発生させるターゲット部と、偏心回転することにより、ターゲット部の位置を変化させながら、ターゲット部を回転させる偏心回転部と、偏心回転部を回転駆動する駆動部と、を含む。
【発明の効果】
【0009】
上記第1の局面におけるX線発生装置、および、上記第2の局面におけるX線撮影装置では、上記のように、偏心回転することにより、ターゲット部の位置を変化させながら、ターゲット部を回転させる偏心回転部と、偏心回転部を回転駆動する駆動部とを設ける。これにより、駆動部により偏心回転部を回転駆動することにより、ターゲット部を移動させて、ターゲット部の電子ビームが当たる部分を変化させることができるので、作業者がジグなどを用いてターゲット部を手動で移動させる必要がない。その結果、作業者の負担を軽減しつつ、ターゲット部の電子ビームが当たる部分を変化させることができる。
【0010】
また、大型のX線撮影装置などでは、作業者がターゲット部を手動で移動させることが困難な位置に、X線発生装置が配置されている場合がある。これに対して、駆動部により偏心回転部を回転駆動することにより、ターゲット部を移動させることができるので、作業者がターゲット部を手動で移動させることが困難な位置に、X線発生装置が配置されている場合にも、ターゲット部の電子ビームが当たる部分を変化させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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