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公開番号2024089365
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204689
出願日2022-12-21
発明の名称コイル装置
出願人TDK株式会社
代理人前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類H01F 27/29 20060101AFI20240626BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】小型であり、鍔部に対する端子具の取付安定性が高いコイル装置を提供すること。
【解決手段】コイル装置1は、巻回部11と、巻回部11から引き出される引出部12aとを有するコイル10と、巻回部11が設けられる巻芯部21と、巻芯部21の軸芯に平行な第1方向の端部に形成された鍔部22aとを有するコア20と、鍔部22aに嵌合する嵌合部31を備えた端子具30aと、を有する。鍔部22aは、鍔部22aの実装面221に平行な第2方向の一方側に位置する第1側面225と他方側に位置する第2側面226とを有する。嵌合部31は、第1側面225から第2側面226にかけて配置され、引出部12aに接続されている。
【選択図】図1A
特許請求の範囲【請求項1】
巻回部と、前記巻回部から引き出される引出部とを有するコイルと、
前記巻回部が設けられる巻芯部と、前記巻芯部の軸芯に平行な第1方向の端部に形成された鍔部とを有するコアと、
前記鍔部に嵌合する嵌合部を備えた端子具と、を有し、
前記鍔部は、前記鍔部の実装面に平行な第2方向の一方側に位置する第1側面と他方側に位置する第2側面とを有し、
前記嵌合部は、前記第1側面から前記第2側面にかけて配置され、前記引出部に接続されているコイル装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記嵌合部は、前記第1側面と対向する第1側部を有し、
前記第2方向の外側を向く前記第1側部の外面には、前記引出部が接続されている請求項1に記載のコイル装置。
【請求項3】
前記嵌合部は、前記第1側面と対向する第1側部を有し、
前記第1側面には、第1切り欠き部が形成されており、
前記第1側部は、前記第1切り欠き部に配置されている請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項4】
前記嵌合部は、前記第2側面と対向する第2側部を有し、
前記第2側面には、第2切り欠き部が形成されており、
前記第2側部は、前記第2切り欠き部に配置されている請求項3に記載のコイル装置。
【請求項5】
前記第1切り欠き部は、前記実装面に近接する前記第1側面の一方側に位置しており、
前記第2切り欠き部は、前記実装面に近接する前記第2側面の一方側に位置している請求項4に記載のコイル装置。
【請求項6】
前記第2方向に沿った前記第1切り欠き部の前記第1側面からの深さは、前記第2方向に沿った前記第2切り欠き部の前記第2側面からの深さよりも深い請求項4に記載のコイル装置。
【請求項7】
前記嵌合部は、前記鍔部の実装面と対向する実装対向面よりも、前記実装面に近接する側で、前記鍔部に嵌合している請求項1または2に記載のコイル装置。
【請求項8】
前記嵌合部は、前記第1側面と対向する第1側部を有し、
前記第2方向の外側を向く前記第1側部の外面には、導電接続部によって、前記引出部が接続されており、
前記導電接続部の少なくとも一部は、前記第1切り欠き部に配置されている請求項3に記載のコイル装置。
【請求項9】
前記実装面に垂直な第3方向に沿って、前記実装面とは反対側から前記鍔部を見たとき、前記導電接続部の少なくとも一部は、前記鍔部で隠れている請求項8に記載のコイル装置。
【請求項10】
前記嵌合部は、前記第1側面と対向する第1側部を有し、
前記第2方向の内側を向く前記第1側部の内面には、前記第1側面に向かって突出する突起が形成されている請求項1または2に記載のコイル装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子具を有するコイル装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、従来から、コアの鍔部に端子具が設けられたコイル装置が知られている。このコイル装置において、端子具は、鍔部に嵌合する嵌合部を有する。嵌合部は、鍔部の下面(実装面)に配置される実装部と、鍔部の上面(実装面と対向する面)に配置される継線部と、鍔部の外端面に配置される本体部とを有する。実装部は基板のランドパターンに接続され、継線部はコイルの引出部に接続され、本体部は基板に対して垂直に配置される。
【0003】
特許文献1のコイル装置では、嵌合部を鍔部に嵌合させることにより、端子具と鍔部との間の固定強度を高めることができる。また、コイルの引出部を嵌合部に接続することができるため、嵌合部とは別に、端子具に継線部を設ける必要がなく、端子具さらにはコイル装置の小型化を図ることができる。
【0004】
ところで、特許文献1のコイル装置では、端子具を鍔部に取り付けるときに、嵌合部が本体部の軸周りに回転(回動)し、嵌合部が所望の向きとは異なる向きで鍔部に固定される場合がある。この場合、コイル装置を基板に実装するときに、実装部を基板のランドパターンの所望の位置に配置することが困難になるおそれがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-56934号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、その目的は、小型であり、鍔部に対する端子具の取付安定性が高いコイル装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル装置は、
巻回部と、前記巻回部から引き出される引出部とを有するコイルと、
前記巻回部が設けられる巻芯部と、前記巻芯部の軸芯に平行な第1方向の端部に形成された鍔部とを有するコアと、
前記鍔部に嵌合する嵌合部を備えた端子具と、を有し、
前記鍔部は、前記鍔部の実装面に平行な第2方向の一方側に位置する第1側面と他方側に位置する第2側面とを有し、
前記嵌合部は、前記第1側面から前記第2側面にかけて配置され、前記引出部に接続されている。
【0008】
本発明に係るコイル装置では、嵌合部が、鍔部の第1側面から第2側面にかけて配置されている。そのため、嵌合部のうち、第1側面に配置された部分と、第2側面に配置された部分とが、ストッパ(回転止め)として機能し、嵌合部が実装面に平行な面内で回転(回動)しにくくなる。これにより、端子具を鍔部に取り付けるときに、嵌合部を所望の向きで鍔部に固定することが可能となり、鍔部に対する端子具の取付安定性を高めることができる。また、引出部は嵌合部に接続されるため、嵌合部とは別に、端子具に継線部を設ける必要がなく、端子具さらにはコイル装置の小型化を図ることができる。
【0009】
前記嵌合部は、前記第1側面と対向する第1側部を有し、前記第2方向の外側を向く前記第1側部の外面には、前記引出部が接続されていてもよい。この場合、引出部を短距離で引き出すことができるため、引出部の長さを短くすることが可能となり、引出部の直流抵抗や浮遊容量を低減することができる。加えて、引出部の断線を防止することができる。
【0010】
前記嵌合部は、前記第1側面と対向する第1側部を有し、前記第1側面には、第1切り欠き部が形成されており、前記第1側部は、前記第1切り欠き部に配置されていてもよい。この場合、第1側部が、鍔部の第2方向の一端よりも外側に露出しにくくなる。そのため、コイル装置の第2方向の寸法を小さくし、コイル装置の小型化を図ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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