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公開番号2024090138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022205827
出願日2022-12-22
発明の名称温度センサユニット
出願人TDK株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G01K 1/14 20210101AFI20240627BHJP(測定;試験)
要約【課題】温度センサが保持部における所望の位置に適切かつ確実に保持され得る温度センサユニットを提供する。
【解決手段】温度センサユニット1は、対象物100の温度を検出する温度センサ2と、温度センサ2を保持する保持部3と、を備えている。保持部3は、互いに対向していると共に温度センサ2を挟持する部分31及び部分32と、部分31と部分32とを連結する部分33と、を有している。部分31は、温度センサ2と接触する面31cを含むと共に、第一方向D1に弾性変形可能である。部分32は、温度センサ2と接触する面32cを含んでいる。保持部3は、部分31の弾性変形に伴う反力を面31cから温度センサ2に作用させて、面31cと面32cとの間で温度センサ2を挟持している。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
対象物の温度を検出する温度センサと、
前記温度センサを保持する保持部と、を備え、
前記保持部は、
互いに対向していると共に前記温度センサを挟持する第一部分及び第二部分と、
前記第一部分と前記第二部分とを連結する第三部分と、を有し、
前記第一部分は、前記温度センサと接触する第一面を含むと共に、前記第一部分と前記第二部分とが互いに対向している方向に弾性変形可能であり、
前記第二部分は、前記温度センサと接触する第二面を含み、
前記保持部は、前記第一部分の弾性変形に伴う反力を前記第一面から前記温度センサに作用させて、前記第一面と前記第二面との間で前記温度センサを挟持している、温度センサユニット。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一面は、
前記第一部分と前記第二部分とが互いに対向している前記方向において、前記温度センサから離れるように湾曲していると共に前記温度センサと離間する第一領域と、
前記第一部分と前記第二部分とが互いに対向している前記方向において、前記温度センサに向かうように湾曲していると共に前記温度センサと接触する第二領域と、を含む、請求項1に記載の温度センサユニット。
【請求項3】
前記温度センサは、互いに対向している第一主面及び第二主面を含み、
前記第三部分は、前記温度センサと接触する第三面を含み、
前記第一主面は前記第三面と接触し、前記第二主面は前記対象物と接触する、請求項1に記載の温度センサユニット。
【請求項4】
前記第三面と前記温度センサとの第三接触面積は、前記第一面と前記温度センサとの第一接触面積及び前記第二面と前記温度センサとの第二接触面積のそれぞれより大きい、請求項3に記載の温度センサユニット。
【請求項5】
前記第一接触面積は、前記第二接触面積より小さい、請求項4に記載の温度センサユニット。
【請求項6】
前記第一面と前記温度センサとの第一接触面積は、前記第二面と前記温度センサとの第二接触面積より小さい、請求項1~3のいずれか一項に記載の温度センサユニット。
【請求項7】
前記温度センサは、互いに対向している第一主面及び第二主面を含み、
前記第一主面と前記第二主面とが互いに対向している方向は、前記第一部分と前記第二部分とが互いに対向している前記方向に交差している、請求項1~3のいずれか一項に記載の温度センサユニット。
【請求項8】
前記保持部は、
前記第三部分の前記第一部分寄りの端から、前記第一部分から離間して、前記第一部分と前記第二部分とが互いに対向している前記方向に交差する方向に延在していると共に、前記温度センサから離間している第四部分と、
前記温度センサと対向していると共に、前記対象物に接触する第五部分と、
前記第四部分と前記第五部分とを連結すると共に、前記第四部分が延在している方向に交差する方向に延在している第六部分と、を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の温度センサユニット。
【請求項9】
前記保持部は、前記第三部分に連結されていると共に前記第一部分と前記第二部分とが互いに対向している前記方向に交差する方向で前記温度センサと当接する第七部分を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の温度センサユニット。
【請求項10】
前記保持部は、複数の前記第一部分を有し、
前記複数の前記第一部分は、互いに離間している、請求項1~3のいずれか一項に記載の温度センサユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、温度センサユニットに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
知られている温度センサユニットは、対象物の温度を検出する温度センサと、筒形状を呈している保持部と、を備えている(たとえば、特許文献1参照)。温度センサは、筒形状を呈している保持部に挿入されている。保持部に挿入された温度センサは、保持部に保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-132431号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
温度センサが、対象物の温度を適切に検出するためには、温度センサは、保持部における所望の位置に保持される必要がある。温度センサが上記所望の位置に適切に保持されない場合、温度センサによる温度検出の精度が低下するおそれがある。
たとえば、温度センサを製造する際には、温度センサの形状にばらつきが生じることがある。温度センサが形状ばらつきを有する場合、温度センサは、保持部における所望の位置に保持されない傾向がある。保持部が筒形状を呈している構成では、たとえば、温度センサは、所望の位置まで挿入されないおそれがある。この構成では、たとえば、温度センサが保持部から容易に脱落するおそれがある。
【0005】
本発明の一つの態様は、温度センサが保持部における所望の位置に適切かつ確実に保持され得る温度センサユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一つの態様に係る温度センサユニットは、対象物の温度を検出する温度センサと、温度センサを保持する保持部と、を備える。保持部は、互いに対向していると共に温度センサを挟持する第一部分及び第二部分と、第一部分と第二部分とを連結する第三部分と、を有する。第一部分は、温度センサと接触する第一面を含むと共に、第一部分と第二部分とが互いに対向している方向に弾性変形可能である。第二部分は、温度センサと接触する第二面を含む。保持部は、第一部分の弾性変形に伴う反力を第一面から温度センサに作用させて、第一面と第二面との間で温度センサを挟持している。
【0007】
上記一つの態様では、第一部分は、第一部分と第二部分とが互いに対向している方向に弾性変形可能である。温度センサは、第一面から作用される第一部分の弾性変形に伴う反力によって、第一面と第二面との間で挟持されている。したがって、温度センサが保持部における所望の位置に適切かつ確実に保持され得る。たとえば、温度センサが形状ばらつきを有する場合でも、形状ばらつきは、第一部分の弾性変形により吸収され得る。
【0008】
上記一つの態様では、第一面は、第一領域と、第二領域と、を含んでもよい。第一領域は、第一部分と第二部分とが互いに対向している方向において、温度センサから離れるように湾曲していると共に温度センサと離間してもよい。第二領域は、第一部分と第二部分とが互いに対向している方向において、温度センサに向かうように湾曲していると共に温度センサと接触してもよい。
第一部分が、上記第一及び第二領域を含む構成は、第一部分と温度センサとが互いに接触している領域を狭くする傾向がある。第一部分と温度センサとが互いに接触している領域が狭い構成は、第一面から温度センサに作用する、第一部分の弾性変形に伴う反力を高める傾向がある。したがって、第一部分が、上記第一及び第二領域を含む構成では、温度センサが保持部における所望の位置に、より一層確実に保持され得る。
【0009】
上記一つの態様では、温度センサは、互いに対向している第一主面及び第二主面を含んでもよい。第三部分は、温度センサと接触する第三面を含んでもよい。第一主面は第三面と接触してもよく、第二主面は対象物と接触してもよい。
第三部分に含まれる第三面が、温度センサに含まれる第一主面と接触する構成では、第三面が、第一部分と第二部分とが互いに対向している上記方向に交差する方向での、温度センサの位置を規定し得る。したがって、本構成では、温度センサが保持部における所望の位置に、より一層適切に保持され得る。
温度センサに含まれる第二主面が、対象物と接触する構成は、温度センサによる温度検出の精度を低下させがたい。
【0010】
上記一つの態様では、第三面と温度センサとの第三接触面積は、第一面と温度センサとの第一接触面積及び第二面と温度センサとの第二接触面積のそれぞれより大きいてもよい。
第三接触面積が、第一接触面積及び第二接触面積のそれぞれより大きい構成は、第一部分と第二部分とが互いに対向している上記方向に交差する上記方向での、温度センサの位置を、確実に規定し得る。
(【0011】以降は省略されています)

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