TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024089200
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204408
出願日2022-12-21
発明の名称化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/02 20060101AFI20240626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 水溶性薬剤の長期安定性および基剤の安定性、すなわち外観性状および色調に優れた化粧料の提供。
【解決手段】 (A)モンモリロナイトまたは合成ヘクトライトなどの水膨潤性粘土鉱物、(B)乳酸などの弱酸性オキソ酸、(C)ニコチン酸アミドなどの水溶性薬剤、および(D)水を含んでなる、固形化粧料。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)水膨潤性粘土鉱物、
(B)弱酸性オキソ酸、
(C)水溶性薬剤、および
(D)水
を含んでなる、固形化粧料。
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
(A)成分が、モンモリロナイト、ザコウナイト、ノントロナイト、サポナイト、天然ヘクトライト、バーミュキュライト、および合成ヘクトライトからなる群から選択される、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
(A)成分が、モンモリロナイトまたは合成ヘクトライトである、請求項1または2に記載の化粧料
【請求項4】
(B)成分が、カルボキシル基含有化合物またはリン酸である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項5】
(B)成分が、ヒドロキシ酸、酸性アミノ酸、モノカルボン酸およびジカルボン酸からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項6】
(B)成分が、乳酸、クエン酸、酒石酸、サリチル酸、リンゴ酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、酢酸、コハク酸、およびリン酸からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項7】
(B)成分が、25℃で液体である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項8】
前記化粧料の総質量を基準として、(B)成分の含有率が0.001~1質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項9】
(C)成分が、ビタミンB群、ビタミンC、アラントイン、およびそれらの誘導体からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項10】
(C)成分が、ニコチン酸アミド、パンテニルエチル、アスコルビリエチル、およびアラントインからなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、経時安定性に優れた化粧料に関するものである。より詳細には、化粧料に含まれる水溶性薬剤の長期安定性、および基剤の安定性、すなわち外観性状および色調に優れた化粧料に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
化粧料に各種の薬剤を配合することが一般的に行われている。これらの薬剤は、皮膚のしわの改善、血行促進、炎症抑制、収れん効果などを目的に配合される。一方で、薬剤は水溶性薬剤と油溶性薬剤とに大別されるが、例えば水溶性薬剤は、油性化粧料に配合することが困難な場合がある。
【0003】
一方、水溶性薬剤は水に対する溶解性が高いので、水性化粧料に配合することは容易である。しかしながら、一般的に用いられる顔料等と水溶性薬剤とを含む水性化粧料、または顔料等と水溶性薬剤とを水相に含む油中水型化粧料は、顔料と水の接触によって、色調変化が起こりやすいことが知られている。
【0004】
このような問題を解決するために、粘土鉱物を配合した油中水型化粧料も検討されている。このような化粧料では、粘土鉱物の層間に水が固定されることで顔料と水との接触を遮断することができ、色調変化が改善されることがある。しかし、本発明者らの検討によれば、粘土鉱物の配合によって色調安定性は担保されても、水溶性薬剤の安定性には課題があることがわかった。このため水溶性薬剤の安定性をも改善された化粧料が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第2771819号明細書
【発明の概要】
【0006】
本発明は、水溶性薬剤の長期安定性および基剤の安定性、すなわち外観性状および色調に優れた化粧料を提供しようとするものである。
【0007】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]
(A)水膨潤性粘土鉱物、
(B)弱酸性オキソ酸、
(C)水溶性薬剤、および
(D)水
を含んでなる、固形化粧料。
[2]
(A)成分が、モンモリロナイト、ザコウナイト、ノントロナイト、サポナイト、天然ヘクトライト、バーミュキュライト、および合成ヘクトライトからなる群から選択される、[1]に記載の化粧料。
[3]
(A)成分が、モンモリロナイトまたは合成ヘクトライトである、[1]または[2]に記載の化粧料
[4]
(B)成分が、カルボキシル基含有化合物またはリン酸である、[1]~[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5]
(B)成分が、ヒドロキシ酸、酸性アミノ酸、モノカルボン酸およびジカルボン酸からなる群から選択される、[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6]
(B)成分が、乳酸、クエン酸、酒石酸、サリチル酸、リンゴ酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、酢酸、コハク酸、およびリン酸からなる群から選択される、[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料。
[7]
(B)成分が、25℃で液体である、[1]~[6]のいずれかに記載の化粧料。
[8]
前記化粧料の総質量を基準として、(B)成分の含有率が0.001~1質量%である、[1]~[7]のいずれかに記載の化粧料。
[9]
(C)成分が、ビタミンB群、ビタミンC、アラントイン、およびそれらの誘導体からなる群から選択される、[1]~[8]のいずれかに記載の化粧料。
[10]
(C)成分が、ニコチン酸アミド、パンテニルエチル、アスコルビリエチル、およびアラントインからなる群から選択される、[1]~[9]のいずれかに記載の化粧料。
[11]
(E)油分をさらに含む、[1]~[10]のいずれかに記載の化粧料。
[12]
油中水型固形化粧料である、[11]に記載の化粧料。
[13]
(A)水膨潤性粘土鉱物、
(B)弱酸性オキソ酸、
(C)水溶性薬剤、および
(D)水
を均一に混合して水相を形成させ、(E)油分中に前記水相を分散させる、化粧料の製造方法。
[14]
前記水相が、界面活性剤をさらに含む、請求項[13]に記載の方法。
[15]
前記水相が多価アルコールをさらに含む、[13]または[14]に記載の方法。
【0008】
本発明によれば、含有成分である水溶性薬剤の安定性が高く、したがって、水溶性薬剤の長期安定性および基剤の安定性、すなわち外観性状および色調に優れた化粧料が提供される。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0009】
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
【0010】
[固形化粧料]
本発明による固形化粧料は、
(A)水膨潤性粘土鉱物、
(B)弱酸性オキソ酸、
(C)水溶性薬剤、および
(D)水
を必須成分として含むものである。以下、各成分について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社 資生堂
化粧料
今日
株式会社 資生堂
W/O/W型乳化組成物
今日
株式会社 資生堂
油中水型乳化唇用化粧料
今日
株式会社 資生堂
油中水型乳化唇用化粧料
今日
株式会社 資生堂
生体情報計測システム、及び電極体
今日
株式会社 資生堂
顔分析方法、顔分析装置、およびプログラム
今日
株式会社 資生堂
化粧料塗布中の使用感改善剤、及び化粧料塗布中の使用感改善方法
今日
株式会社 資生堂
mTORシグナリング系のシグナル伝達抑制を介した色素沈着抑制方法
4日前
株式会社 資生堂
紫外線波長変換物質を含有する水中油型乳化組成物
3日前
株式会社 資生堂
紫外線波長変換物質及び有機系油相増粘剤を含有する乳化組成物
3日前
個人
穿刺補助具
5日前
個人
エアリフター
4か月前
個人
段差昇降装置
4か月前
個人
逆流防止用具
4か月前
個人
蓋付きしびん
1か月前
個人
入れ歯
1か月前
個人
聴診器
1か月前
個人
シミ皮膚改善剤
5か月前
個人
介護浴槽
1か月前
個人
入浴介護補助装置
1か月前
個人
鼻腔拡張具
3か月前
個人
スプレー式目薬容器
2か月前
個人
透析装置の洗浄方法
3か月前
個人
座椅子脱着式車椅子
1か月前
個人
電動式孫の手
4か月前
株式会社東亜産業
温熱具
4か月前
株式会社コーセー
組成物
4か月前
個人
マウスピース
7日前
オンキヨー株式会社
聴診器
3か月前
個人
圧排器具
今日
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
個人
マッサージガン保持具
2か月前
個人
光脱毛器
5か月前
株式会社いうら
介助リフト
3か月前
株式会社ダリヤ
酸性染毛料
4か月前
個人
弾性材一体コルセット
3か月前
続きを見る