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公開番号2024088944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204001
出願日2022-12-21
発明の名称空気分配バルブ及びバルブ装置
出願人日東工器株式会社
代理人個人
主分類A61H 7/00 20060101AFI20240626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】複数の気室を備える空気式マッサージ具を、複数の電磁弁を使用することなくスクイーズモードで動作させることを可能とする空気分配バルブを提供する。
【解決手段】空気分配バルブ12は第1バルブ部材14と第2バルブ部材16とからなる。第2バルブ部材16が第1バルブ部材14に対して第1の回転方向給気位置になると、給気接続溝50が第1気室用開口部42-1と連通する。第2バルブ部材16が第1の回転方向給気位置から所定の回転方向に回転して第2の回転方向給気位置となると、給気接続溝50が第2気室用開口部42-2と連通する。第2バルブ部材16が第2の回転方向給気位置から回転して回転方向排気位置となると、第1排気用開口部52-1が第1気室用開口部42-1と連通し且つ第2排気用開口部52-2が第2気室用開口部42-2と連通する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
空気式マッサージ具の各気室に空気を分配するための空気分配バルブであって、
第1摺動面を有する第1バルブ部材と、
第2摺動面を有し、前記第2摺動面が前記第1摺動面と密封係合した状態で摺動するようにして、前記第1バルブ部材に対して回転中心軸線を中心に相対的に回転可能とされた第2バルブ部材と、
を備え、
前記第1バルブ部材が、
加圧空気供給源に接続される空気供給源接続口と、
前記回転中心軸線上で前記第1摺動面に開口し、前記空気供給源接続口と連通した給気用開口部と、
空気式マッサージ具の第1気室に接続される第1気室接続口と、
前記空気式マッサージ具の第2気室に接続される第2気室接続口と、
前記第1摺動面に開口し、前記第1気室接続口に連通した第1気室用開口部と、
前記第1摺動面に開口し、前記第2気室接続口に連通した第2気室用開口部と、
を備え、
前記第2バルブ部材が、
前記第2摺動面上で前記回転中心軸線の位置から径方向外側に延び、前記給気用開口部と前記回転中心軸線上で連通する給気接続溝と、
前記第2摺動面に開口した第1排気用開口部と、
前記第2摺動面に開口した第2排気用開口部と、
を備え、
前記第2バルブ部材が前記第1バルブ部材に対して第1の回転方向給気位置にあるときに、前記給気接続溝が前記第1気室用開口部と連通し、
前記第2バルブ部材が前記第1の回転方向給気位置から所定の回転方向に回転して第2の回転方向給気位置となったときに、前記給気接続溝が前記第2気室用開口部と連通し、
前記第2バルブ部材が前記第2の回転方向給気位置から前記回転方向に回転して回転方向排気位置となったときに、前記第1排気用開口部が前記第1気室用開口部と連通し且つ前記第2排気用開口部が前記第2気室用開口部と連通するようにされた、空気分配バルブ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第2排気用開口部が前記第1排気用開口部よりも径方向外側に位置し、前記第2気室用開口部の少なくとも一部が前記第1気室用開口部よりも径方向外側に位置しており、前記第2排気用開口部が前記第1気室用開口部よりも径方向外側に位置して前記第1気室用開口部とは連通しないようにされた、請求項1に記載の空気分配バルブ。
【請求項3】
前記第2気室用開口部が前記第1気室用開口部よりも前記回転方向に長く延びるようにされた、請求項1に記載の空気分配バルブ。
【請求項4】
前記第1バルブ部材が、
前記空気式マッサージ具の第3気室に接続される第3気室接続口と、
前記空気式マッサージ具の第4気室に接続される第4気室接続口と、
前記第1摺動面に開口し、前記第3気室接続口に連通した第3気室用開口部と、
前記第1摺動面に開口し、前記第4気室接続口に連通した第4気室用開口部と、
をさらに備え、
前記第2バルブ部材が、
前記第2摺動面に開口した第3排気用開口部と、
前記第2摺動面に開口した第4排気用開口部と、
をさらに備え、
前記第2バルブ部材が前記第2の回転方向給気位置から前記回転方向に回転して第3の回転方向給気位置となったときに、前記給気用開口部が前記第3気室用開口部と連通し、
前記第2バルブ部材が前記第3の回転方向給気位置から前記回転方向に回転して第4の回転方向給気位置となったときに、前記給気用開口部が前記第4気室用開口部と連通し、
前記第2バルブ部材が前記第4の回転方向給気位置から前記回転方向に回転して前記回転方向排気位置となったときに、前記第3排気用開口部が前記第3気室用開口部と連通し且つ前記第4排気用開口部が前記第4気室用開口部と連通するようにされた、請求項1に記載の空気分配バルブ。
【請求項5】
前記第1バルブ部材が、前記給気接続溝よりも径方向外側の位置で前記第1摺動面に形成された接触面積低減用凹部をさらに備える、請求項1に記載の空気分配バルブ。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の空気分配バルブと、
モータと、
前記空気分配バルブの前記第1バルブ部材と前記モータとを固定する固定部材と、
前記モータの回転軸に対して固定され、前記空気分配バルブの前記第2バルブ部材に対して前記回転中心軸線の方向では変位可能であり前記回転方向では固定された回転連結部材と、
前記第2バルブ部材と前記回転連結部材との間に配置されて、前記第2摺動面が前記第1摺動面に押圧されるように前記第2バルブ部材を前記第1バルブ部材に向かって付勢するスプリングと、
を備える、バルブ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気式マッサージ具の各気室に空気を分配するための空気分配バルブ及びバルブ装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
空気式のマッサージ具は、通常、複数の気室を備え、エアポンプから供給される加圧空気を各気室に供給したり、供給した加圧空気を各気室から排出したりすることにより各気室を膨張・収縮させて身体に対するマッサージを行なうようになっている(特許文献1)。空気式のマッサージ具による代表的なマッサージパターンとしては、例えば脚のマッサージを例にすると、足先側の気室から身体中心に近い側の気室に向かって加圧空気を順次供給していき、次いで足先側の気室から加圧空気を順次排出するウェーブモード、足先側の気室から身体中心に近い側の気室に向かって加圧空気を順次供給していき、全ての気室を加圧した後に全ての気室から同時に加圧空気を排出するスクイーズモード、全ての気室に同時に加圧空気を供給し、次いで全ての気室から同時に加圧空気を排出するハイパーモードなどがある。このような各モードでのマッサージを実現するために、通常は1つの気室に対して1つの電磁弁を対応させて、複数の電磁弁を適宜のタイミングで開閉させるように制御することにより各気室を適切なタイミングで膨張・収縮させるようにしている。
【0003】
上述のマッサージパターンのうち特に利用者に好まれるのはウェーブモードとスクイーズモードであるが、ウェーブモードについては複数の電磁弁を制御するのではなく1つの空気分配バルブを利用した簡便な機構により実現することも行なわれている(特許文献2)。この空気分配バルブは、固定位置にあるステータと、それに対してモータにより回転されるロータとからなり、ロータの回転に伴って、加圧空気の供給路が各気室に繋がる流路に順次接続されていくとともに、次いで流路が排気流路に順次接続されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-105879号公報
特開2012-11065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ウェーブモードよりも複雑な動作が必要となるスクイーズモードについては、依然として複数の電磁弁を制御する方式でしか実現されていない。
【0006】
そこで本発明は、複数の気室を備える空気式マッサージ具を、複数の電磁弁を使用することなくスクイーズモードで動作させることを可能とする空気分配バルブ及びバルブ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明は、
空気式マッサージ具の各気室に空気を分配するための空気分配バルブであって、
第1摺動面を有する第1バルブ部材と、
第2摺動面を有し、前記第2摺動面が前記第1摺動面と密封係合した状態で摺動するようにして、前記第1バルブ部材に対して回転中心軸線を中心に相対的に回転可能とされた第2バルブ部材と、
を備え、
前記第1バルブ部材が、
加圧空気供給源に接続される空気供給源接続口と、
前記回転中心軸線上で前記第1摺動面に開口し、前記空気供給源接続口と連通した給気用開口部と、
空気式マッサージ具の第1気室に接続される第1気室接続口と、
前記空気式マッサージ具の第2気室に接続される第2気室接続口と、
前記第1摺動面に開口し、前記第1気室接続口に連通した第1気室用開口部と、
前記第1摺動面に開口し、前記第2気室接続口に連通した第2気室用開口部と、
を備え、
前記第2バルブ部材が、
前記第2摺動面上で前記回転中心軸線の位置から径方向外側に延び、前記給気用開口部と前記回転中心軸線上で連通する給気接続溝と、
前記第2摺動面に開口した第1排気用開口部と、
前記第2摺動面に開口した第2排気用開口部と、
を備え、
前記第2バルブ部材が前記第1バルブ部材に対して第1の回転方向給気位置にあるときに、前記給気接続溝が前記第1気室用開口部と連通し、
前記第2バルブ部材が前記第1の回転方向給気位置から所定の回転方向に回転して第2の回転方向給気位置となったときに、前記給気接続溝が前記第2気室用開口部と連通し、
前記第2バルブ部材が前記第2の回転方向給気位置から前記回転方向に回転して回転方向排気位置となったときに、前記第1排気用開口部が前記第1気室用開口部と連通し且つ前記第2排気用開口部が前記第2気室用開口部と連通するようにされた、空気分配バルブを提供する。
【0008】
当該空気分配バルブにおいては、第2バルブ部材を第1バルブ部材に対して所定の回転方向に回転させることにより、給気接続溝がまず第1気室用開口部に連通し次に第2気室用開口部に連通し、さらに第1排気用開口部及び第2排気用開口部が第1気室用開口部及び第2気室用開口部にそれぞれ連通するようになっている。これにより、空気供給源接続口から導入される加圧空気供給源の圧縮空気は、まず第1気室用開口部及び第1気室接続口を通って空気式マッサージ具の第1気室に供給され、次に第2気室用開口部及び第2気室接続口を通って空気式マッサージ具の第2気室に供給され、そして第1気室及び第2気室内の加圧空気は第1排気用開口部及び第2排気用開口部を通して排気されるようになる。すなわち、当該空気分配バルブに接続された空気式マッサージ具は、その第1気室がまず加圧されて膨脹し、次に第2気室が加圧されて膨脹し、そして第1及び第2気室が加圧された後に両気室内の加圧空気が排気されて両気室が収縮するようになる。当該空気分配バルブは、複数の気室を備える空気式マッサージ具を、複数の電磁弁を使用することなくスクイーズモードで動作させることを可能とする。
【0009】
また、前記第2排気用開口部が前記第1排気用開口部よりも径方向外側に位置し、前記第2気室用開口部の少なくとも一部が前記第1気室用開口部よりも径方向外側に位置しており、前記第2排気用開口部が前記第1気室用開口部よりも径方向外側に位置して前記第1気室用開口部とは連通しないようにすることができる。
【0010】
また、前記第2気室用開口部が前記第1気室用開口部よりも前記回転方向に長く延びるようにすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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