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公開番号2024088858
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022203858
出願日2022-12-21
発明の名称化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器
出願人出光興産株式会社
代理人弁理士法人樹之下知的財産事務所
主分類C07D 307/77 20060101AFI20240626BHJP(有機化学)
要約【課題】ホスト材料として使用した場合に、有機エレクトロルミネッセンス素子の性能を向上させることのできる化合物を提供する。
【解決手段】具体的には、例えば下式の化合物BH-1が示される。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024088858000080.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">46</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">131</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で表される化合物。
TIFF
2024088858000076.tif
65
152
(前記一般式(1)において、
HAr

は、下記一般式(A)~(F)のいずれかで表される基であり、
Ar
100
は、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30のアリール基であり、


は、
単結合、又は
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30のアリーレン基であり、

101
~R
108
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基である。)
TIFF
2024088858000077.tif
147
157
(前記一般式(A)~(F)において、

11
~R
21
のうちの隣接する2つ以上からなる組の1組以上が、
互いに結合して、置換もしくは無置換の単環を形成するか、
互いに結合して、置換もしくは無置換の縮合環を形成するか、又は
互いに結合せず、
置換もしくは無置換の単環を形成せず、かつ、置換もしくは無置換の縮合環を形成しないR
11
~R
21
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基であり、
*は、前記一般式(1)中のL

との結合位置を表すか、又は前記一般式(1)中の*1の位置にある炭素原子との結合位置を表す。)
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載の化合物において、


は、
単結合、又は
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~18のアリーレン基である、
化合物。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の化合物において、
前記一般式(1)で表される化合物は、下記一般式(11)、(12)又は(13)で表される、
化合物。
TIFF
2024088858000078.tif
54
130
(前記一般式(11)において、Ar
100
、R
101
~R
108
及びHAr

は、それぞれ独立に、前記一般式(1)におけるAr
100
、R
101
~R
108
及びHAr

と同義である。)
TIFF
2024088858000079.tif
101
130
(前記一般式(12)及び(13)において、Ar
100
、R
101
~R
108
及びHAr

は、それぞれ独立に、前記一般式(1)におけるAr
100
、R
101
~R
108
及びHAr

と同義であり、

100
のうちの隣接する2つ以上からなる組の1組以上が、
互いに結合して、置換もしくは無置換の単環を形成するか、
互いに結合して、置換もしくは無置換の縮合環を形成するか、又は
互いに結合せず、
置換もしくは無置換の単環を形成せず、かつ、置換もしくは無置換の縮合環を形成しないR
100
は、それぞれ独立に、前記一般式(1)におけるR
101
~R
108
と同義であり、
複数のR
100
は、互いに同一であるか又は異なる。)
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の化合物において、
HAr

は、前記一般式(A)又は(B)で表される基である、
化合物。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の化合物において、

101
~R
108
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~18のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~18のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~18の複素環基である、
化合物。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の化合物において、

101
~R
108
は、それぞれ独立に、
水素原子、又は
無置換の環形成炭素数6~18のアリール基である、
化合物。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の化合物において、
Ar
100
は、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~18のアリール基である、
化合物。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の化合物において、

11
~R
21
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~18のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~18のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~18の複素環基である、
化合物。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の化合物において、

11
~R
21
は、それぞれ独立に、
水素原子、又は
無置換の環形成炭素数6~18のアリール基である、
化合物。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の化合物において、

11
~R
21
のうちの隣接する2つ以上からなる組は、いずれも互いに結合しない、
化合物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化合物、有機エレクトロルミネッセンス素子用材料、有機エレクトロルミネッセンス素子及び電子機器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」という場合がある。)に電圧を印加すると、陽極から正孔が発光層に注入され、また陰極から電子が発光層に注入される。そして、発光層において、注入された正孔と電子とが再結合し、励起子が形成される。このとき、電子スピンの統計則により、一重項励起子が25%の割合で生成し、及び三重項励起子が75%の割合で生成する。
一重項励起子からの発光を用いる蛍光型の有機EL素子は、携帯電話及びテレビ等のフルカラーディスプレイへ応用されつつあるが、内部量子効率25%が限界といわれている。そのため、有機EL素子の性能を向上するための検討が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1~3には、有機エレクトロルミネッセンス素子に使用し得る化合物として、アントラセン環に、酸素原子を含む縮合環が結合した化合物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
韓国公開特許第2021-0088818号公報
米国特許出願公開第2019/0115538号明細書
米国特許出願公開第2021/0320256号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ディスプレイ等の電子機器の性能を向上させるために、有機EL素子の性能の更なる向上が要望されている。有機EL素子の性能としては、例えば、輝度、発光波長、半値幅、色度、発光効率、駆動電圧、及び寿命が挙げられる。
【0006】
本発明の目的は、ホスト材料として使用した場合に、有機エレクトロルミネッセンス素子の性能を向上させることのできる化合物を提供することである。本発明の別の目的は、有機エレクトロルミネッセンス素子に用いることのできる新規な化合物を提供することである。本発明の別の目的は、当該化合物を含有する有機エレクトロルミネッセンス素子用材料を提供することである。本発明の別の目的は、性能を向上させることのできる化合物を含む有機エレクトロルミネッセンス素子、及び当該有機エレクトロルミネッセンス素子を搭載した電子機器を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、下記一般式(1)で表される化合物が提供される。
【0008】
TIFF
2024088858000001.tif
64
152
【0009】
(前記一般式(1)において、
HAr

は、下記一般式(A)~(F)のいずれかで表される基であり、
Ar
100
は、置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30のアリール基であり、


は、
単結合、又は
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~30のアリーレン基であり、

101
~R
108
は、それぞれ独立に、
水素原子、
置換もしくは無置換の炭素数1~50のアルキル基、
置換もしくは無置換の環形成炭素数6~50のアリール基、又は
置換もしくは無置換の環形成原子数5~50の複素環基である。)
【0010】
TIFF
2024088858000002.tif
147
157
(【0011】以降は省略されています)

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