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公開番号2024088508
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203726
出願日2022-12-20
発明の名称薬剤払出し装置及び薬剤量確認方法
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類A61J 3/00 20060101AFI20240625BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】薬剤容器内の薬剤量を確認する作業を軽減することができる薬剤払出し装置を提供する。
【解決手段】筐体10を有し、当該筐体内に複数の薬剤容器2と、前記薬剤容器2を設置して保管する容器保管部25と、薬剤容器2に作用して薬剤容器から薬剤を排出させる薬剤排出手段と、容器移動手段28とを有し、前記容器保管部25から薬剤容器2を取り出して前記容器移動手段28で薬剤容器2を移動し、前記薬剤排出手段で薬剤容器2から薬剤を排出させる薬剤払出し装置1において、重量検知手段を有し、前記容器保管部23から薬剤容器2を取り出して前記容器移動手段28で前記重量検知手段に移動し、前記重量検知手段で薬剤容器2内の薬剤量を検知する薬剤量検知動作を実行可能であり、前記容器保管部23に設置された複数の薬剤容器2に対して前記薬剤量検知動作を順次実行する薬剤量確認モードを備える。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
筐体を有し、当該筐体内に複数の薬剤容器と、前記薬剤容器を設置して保管する容器保管部と、薬剤容器に作用して薬剤容器から薬剤を排出させる薬剤排出手段と、容器移動手段とを有し、
前記容器保管部から薬剤容器を取り出して前記容器移動手段で薬剤容器を移動し、前記薬剤排出手段で薬剤容器から薬剤を排出させる薬剤払出し装置において、
重量検知手段を有し、前記容器保管部から薬剤容器を取り出して前記容器移動手段で前記重量検知手段に移動し、前記重量検知手段で薬剤容器内の薬剤量を検知する薬剤量検知動作を実行可能であり、
前記容器保管部に設置された複数の薬剤容器に対して前記薬剤量検知動作を順次実行する薬剤量確認モードを備えた薬剤払出し装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記薬剤容器は記憶手段を有し、前記記憶手段には当該薬剤容器を特定する情報と、当該薬剤容器に収容されている薬剤の量が記憶されており、
前記記憶手段に情報を書き込む書き込み手段があり、
薬剤量検知動作で検知された薬剤量を、前記記憶手段に書き込む請求項1に記載の薬剤払出し装置。
【請求項3】
筐体を有し、当該筐体内に前記容器保管部と、薬剤排出手段と、重量検知手段と、容器移動手段が内蔵されており、
前記筐体に前記薬剤容器を出し入れする容器導入部があり、当該容器導入部に前記重量検知手段が設けられており、
前記薬剤量検知動作は、前記容器移動手段で薬剤容器を前記容器導入部の前記重量検知手段に移動し、当該重量検知手段で薬剤容器内の薬剤量を検知するものである請求項1に記載の薬剤払し装置。
【請求項4】
分配皿と、容器載置装置を有し、当該容器載置装置に前記薬剤排出手段があり、前記容器移動手段で薬剤容器を容器載置装置に移動し、前記薬剤排出手段によって薬剤容器から排出された薬剤を直接的に又は他の部材を介して前記分配皿に薬剤を投入するものであり、
前記容器載置装置に前記重量検知手段が設けられており、
前記薬剤量検知動作は、前記容器移動手段で薬剤容器を前記容器載置装置に移動し、当該重量検知手段で薬剤容器内の薬剤量を検知するものである請求項1に記載の薬剤払出し装置。
【請求項5】
処方情報が入力され、当該処方情報に応じて容器保管部から必要な薬剤容器を取り出して薬剤を排出する処理を行うものであり、
薬剤を排出するのに要する時間を比較する比較手段を有し、
少なくとも二つの処方情報を対象として前記比較手段で薬剤を排出するのに要する時間を比較し、
前記要する時間が短い処方情報を先に処理する請求項1に記載の薬剤払出し装置。
【請求項6】
筐体と、表示手段と、分配皿と、分配皿の近傍に配された容器載置装置と、分配皿に投入された薬剤を分配皿から掻き出す掻出装置と、掻き出された薬剤を包装する包装装置とを有し、前記筐体内に前記分配皿と、前記容器載置装置と、前記掻出装置と、前記包装装置があり、
前記容器載置装置に前記薬剤排出手段があり、
前記容器保管部から薬剤容器を取り出して前記容器移動手段で薬剤容器を容器載置装置に移動し、前記薬剤排出手段によって薬剤容器から排出された薬剤を前記分配皿に投入する自動分包モードと、
前記筐体の外部で薬剤を秤量し、当該薬剤を別途用意の薬剤容器に収容し、手動または前記移動装置によって薬剤容器を前記筐体内の前記容器載置装置に移動し、前記薬剤排出手段によって薬剤容器から排出された薬剤を前記分配皿に投入する手差し分包モードを実施することが可能であり、
仮想的な処方あるいは現実の処方を一定回数に渡って前記自動運転モードで処理した場合に要する時間と、仮想的な処方を一定回数に渡って前記手差し分包モードで処理した場合に要する時間及び/又はその差を前記表示手段に表示することが可能である請求項1に記載の薬剤払出し装置。
【請求項7】
請求項1に記載の薬剤払出し装置を使用し、前記容器保管部に設置された複数の薬剤容器内の薬剤量を確認する薬剤量確認方法であって、
前記筐体の外部で別途用意の薬剤容器に散薬を充填し、手動または前記移動装置によって薬剤容器を前記容器保管部に設置し、
前記薬剤量確認モードを実行して前記容器保管部に設置された複数の薬剤容器内の薬剤量を検知する薬剤量確認方法。
【請求項8】
請求項1に記載の薬剤払出し装置を使用し、前記容器保管部に設置された複数の薬剤容器内の薬剤量を確認する薬剤量確認方法であって、
前記容器保管部に設置されている前記薬剤容器の一部又は全部を前記筐体の外に取り出し、必要に応じて一又は複数の薬剤容器に散薬を充填し、
手動または前記移動装置によって薬剤容器を前記容器保管部に戻して設置し、
前記薬剤量確認モードを実行して前記容器保管部に設置された複数の薬剤容器内の薬剤量を検知する薬剤量確認方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は薬剤払出し装置に関するものであり、特に散薬を排出する薬剤払出し装置に関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
本出願人は、薬棚から所望の散薬が入った薬瓶を取り出す作業と、薬瓶から所定量の散薬を量り出す作業を自動化した薬剤払出し装置を開発し、特許文献1に開示した。
特許文献1に開示した薬剤払出し装置は、複数の薬剤容器を収容する容器保管部と、ロボット(容器移動手段)を備えている。また分配皿の周囲には容器載置装置がある。容器載置装置は、薬剤容器を振動させて薬剤容器から散薬を排出する機能と、薬剤容器の重量を監視する機能を備えている。
特許文献1に開示した薬剤払出し装置では、容器保管部に収容された薬剤容器から医師の処方箋に合致した散薬が充填された薬剤容器を選び出し、ロボットで薬剤容器を取り出して容器載置装置に載置する。
そして容器載置装置を振動させて薬剤容器から散薬を排出すると共に、薬剤容器の重量を監視し、間接的に薬剤容器から排出される散薬の重量を監視する。
薬剤容器から所定量の散薬が排出されると、掻出装置を駆動して散薬を分配皿から掻き出し、包装装置で包装する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
WO2015/076266 A1号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示した薬剤払出し装置を使用するには、予め薬剤容器に薬剤を充填し、当該薬剤容器を容器保管部に収容しておく必要がある。
例えば薬剤払出し装置が新たに病院等に設置された場合には、多数の薬剤容器にそれぞれ必要な薬剤を充填し、容器保管部に装着する必要がある。その際に、薬剤容器内の薬剤量を確認しておくことが望ましい。
しかしながら、容器保管部に装着される薬剤容器は数が多い。そのため薬剤容器内の薬剤量を確認する作業は、相当の時間を要し、面倒である。
本発明は、薬剤容器内の薬剤量を確認する作業を軽減することができる薬剤払出し装置を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した課題を解決するための態様は、筐体を有し、当該筐体内に複数の薬剤容器と、前記薬剤容器を設置して保管する容器保管部と、薬剤容器に作用して薬剤容器から薬剤を排出させる薬剤排出手段と、容器移動手段とを有し、前記容器保管部から薬剤容器を取り出して前記容器移動手段で薬剤容器を移動し、前記薬剤排出手段で薬剤容器から薬剤を排出させる薬剤払出し装置において、重量検知手段を有し、前記容器保管部から薬剤容器を取り出して前記容器移動手段で前記重量検知手段に移動し、前記重量検知手段で薬剤容器内の薬剤量を検知する薬剤量検知動作を実行可能であり、
前記容器保管部に設置された複数の薬剤容器に対して前記薬剤量検知動作を順次実行する薬剤量確認モードを備えた薬剤払出し装置である。
【0006】
本態様の薬剤払出し装置は、複数の薬剤容器と、容器保管部と、薬剤排出手段と、重量検知手段と、容器移動手段とを有している。これらの部材は筐体内に配されている。
薬剤払出し装置の基本的な動作は、容器保管部から薬剤容器を取り出して容器移動手段で薬剤容器を移動し、薬剤排出手段で薬剤容器から薬剤を排出させるものである。
本態様の薬剤払出し装置では、薬剤量検知動作を複数の薬剤容器に対して順次実行することができる。ここで薬剤量検知動作は、容器保管部から薬剤容器を取り出して容器移動手段で重量検知手段に移動し、薬剤容器内の薬剤量を検知する動作である。本態様の薬剤払出し装置には、薬剤量確認モードがあり、当該薬剤量確認モードを実施すると、容器保管部に収容されている薬剤容器が順次取り出されて薬剤容器内の薬剤量が順次検知される。
薬剤量確認モードの実行は、例えば薬剤払出し装置を新規に購入して、新規に薬剤容器を収容する場合に行われることが望ましい。
この場合は、外部で薬剤容器に薬剤を充填し、その薬剤容器を容器保管部に収容する。そして薬剤量確認モードを実行することにより、容器保管部に収容されている薬剤容器が順次取り出されて薬剤容器内の薬剤量が順次検知される。
また薬剤量確認モードの実行は、始業前の薬剤補充や、棚卸の様に、既に容器保管部に収容されている薬剤容器を一旦全て外に取り出し、薬剤払出し装置内の複数の薬剤容器に対して一括して薬剤を充填してその薬剤容器を容器保管部に再度戻した場合に行われることが望ましい。
また薬剤量確認モードの実行は、薬剤容器内の在庫量が所定量より減少したり欠品したために、薬剤払出し装置内の複数の薬剤容器に対して一括して薬剤を充填する場合にも行われることが望ましい。
これらの場合は、必要に応じて外部で薬剤容器に薬剤を追加し、全ての薬剤容器を容器保管部に戻す。即ち全ての薬剤容器を容器保管部に再度収容する。そして容器保管部に収容されている薬剤容器が順次取り出されて薬剤容器内の薬剤量が順次検知される。
【0007】
上記した態様において、前記薬剤容器は記憶手段を有し、前記記憶手段には当該薬剤容器を特定する情報と、当該薬剤容器に収容されている薬剤の量が記憶されており、前記記憶手段に情報を書き込む書き込み手段があり、薬剤量検知動作で検知された薬剤量を、前記記憶手段に書き込むことが望ましい。
【0008】
本態様によると、薬剤容器内の薬剤量を記憶手段に記憶させることができる。
【0009】
上記した態様において、筐体を有し、当該筐体内に前記容器保管部と、薬剤排出手段と、重量検知手段と、容器移動手段が内蔵されており、前記筐体に前記薬剤容器を出し入れする容器導入部があり、当該容器導入部に前記重量検知手段が設けられており、前記薬剤量検知動作は、前記容器移動手段で薬剤容器を前記容器導入部の前記重量検知手段に移動し、当該重量検知手段で薬剤容器内の薬剤量を検知するものであることが望ましい。
【0010】
本態様の薬剤払出し装置では、容器導入部に取り付けられた重量検知手段を利用して薬剤容器内の薬剤量を検知する。容器導入部は、筐体に設けられた窓であることが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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