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公開番号2024088125
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203147
出願日2022-12-20
発明の名称シート支持装置及び画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人近島国際特許事務所
主分類B65H 1/26 20060101AFI20240625BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】シート支持部を引き出した際に、シート支持部が下方に垂れ下がる姿勢となることを抑制可能なシート支持装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート支持装置は、装置本体と、シートを支持するシート支持部と、装置本体に支持される被支持部と、を有する引き出しユニットと、装置本体に設けられ、引き出しユニットを装着位置と引き出し位置との間で案内するガイド部材と、を備える。ガイド部材は、引き出しユニットが引き出し位置に位置する際に、引き出しユニットの重心よりも引き出し方向における上流に位置し、被支持部を下方から支持する第1支持部と、第1支持部よりも引き出し方向における上流に位置し、被支持部を上方から支持する第2支持部と、を有し、第1支持部を中心に引き出しユニットの引き出し方向における下流側が上流側よりも上方に傾くように傾斜した姿勢で引き出しユニットの被支持部を保持する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
装置本体と、
シートを支持するシート支持部と、前記装置本体に支持される被支持部と、を有し、前記装置本体に対して装着される装着位置と、前記装置本体から引き出し方向に引き出された引き出し位置と、の間で移動可能な引き出しユニットであって、前記引き出し位置において、前記シート支持部にシートを挿抜可能に構成される引き出しユニットと、
前記装置本体に設けられ、前記引き出しユニットを前記装着位置と前記引き出し位置との間で案内するガイド部材であって、前記装着位置及び前記引き出し位置において前記引き出しユニットの前記被支持部を支持するガイド部材と、を備え、
前記ガイド部材は、前記引き出しユニットが前記引き出し位置に位置する際に、
前記引き出しユニットの重心よりも前記引き出し方向における上流に位置し、前記被支持部を下方から支持する第1支持部と、
前記第1支持部よりも前記引き出し方向における上流に位置し、前記被支持部を上方から支持する第2支持部と、を有し、
前記第1支持部を中心に前記引き出しユニットの前記引き出し方向における下流側が上流側よりも上方に傾くように傾斜した姿勢で前記引き出しユニットの前記被支持部を保持する、
ことを特徴とするシート支持装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記ガイド部材は、前記引き出しユニットが前記装着位置に位置する際に、前記引き出しユニットの底面が水平方向に平行となるように前記引き出しユニットの前記被支持部を保持し、
前記引き出しユニットが前記装着位置に位置する際の前記引き出しユニットの前記底面の高さを基準高さとしたとき、
前記底面の前記引き出し方向における下流端は、前記引き出しユニットが前記引き出し位置に位置する際に、前記基準高さよりも高い位置に位置する、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート支持装置。
【請求項3】
前記ガイド部材は、前記引き出し方向における下流に向かうにつれて下方に傾斜すると共に、前記引き出し方向における下流端が前記第2支持部に接続する第1傾斜面を有し、
前記被支持部は、前記傾斜面及び前記第2支持部に当接可能な被当接部を有し、
前記引き出しユニットは、前記引き出しユニットを前記装着位置から前記引き出し位置に向けて引き出す引き出し動作において、前記被当接部が前記第1傾斜面に摺動して押し下げられることで、前記第1支持部を中心に前記引き出しユニットの前記引き出し方向における下流側が上流側よりも上方に傾くように傾斜した姿勢となる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート支持装置。
【請求項4】
前記被支持部は、前記引き出し方向における下流に向かうにつれて下方に傾斜すると共に、前記引き出しユニットを前記装着位置から前記引き出し位置に向けて引き出す引き出し動作において前記第2支持部と当接可能な第2傾斜面を有し、
前記引き出しユニットは、前記引き出し動作において前記第2支持部によって前記第2傾斜面が押し下げられることで、前記第1支持部を中心に前記引き出しユニットの前記引き出し方向における下流側が上流側よりも上方に傾くように傾斜した姿勢となる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート支持装置。
【請求項5】
前記被支持部は、前記引き出し方向における下流に向かうにつれて上方に傾斜すると共に、前記引き出しユニットを前記装着位置から前記引き出し位置に向けて引き出す引き出し動作において前記第1支持部と当接可能な第3傾斜面を有し、
前記引き出しユニットは、前記引き出し動作において前記第1支持部によって前記第3傾斜面が押し上げられることで、前記第1支持部を中心に前記引き出しユニットの前記引き出し方向における下流側が上流側よりも上方に傾くように傾斜した姿勢となる、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート支持装置。
【請求項6】
前記第1支持部は、回転可能なローラである、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート支持装置。
【請求項7】
前記引き出しユニットが前記引き出し位置に位置する状態で、前記第1支持部周りのモーメントは釣り合う、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート支持装置。
【請求項8】
前記被支持部に設けられる第1係合部と、
前記ガイド部材に設けられる第2係合部と、を有し、
前記引き出しユニットは、前記第1係合部と前記第2係合部とが係合することで、前記引き出し位置において前記引き出し方向における下流への移動が規制される、
ことを特徴とする請求項1に記載のシート支持装置。
【請求項9】
前記第1係合部は、鉛直方向に突出する凸部である、
ことを特徴とする請求項8に記載のシート支持装置。
【請求項10】
前記第1係合部は、前記引き出し方向及び鉛直方向に直交する方向に突出する凸部である、
ことを特徴とする請求項8に記載のシート支持装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートを支持するシート支持装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、作像ユニットを保持する前側板及び後側板と、前側板及び後側板に固定されるガイドレールと、シートを収容すると共に、ガイドレールに沿って前側板よりも手前に引き出し可能な給送トレイと、を備えた複写機が提案されている(特許文献1参照)。ガイドレールには、前側板よりも手前側に突出すると共に給送トレイの下方に位置する支持部材と、給送トレイの上方に位置する係止部材と、が固定されている。
【0003】
給送トレイをガイドレールに沿って引き出すと、給送トレイの後端上部に設けられた係止突起が係止部材に突き当たることで、給送トレイが引き出し位置に位置決めされる。また、給送トレイが引き出し位置に位置する際には、係止部材が給送トレイを下支えするように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-194051号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の給送トレイは、引き出し位置において係止部材によって下支えされても、例えば給送トレイ内に比較的重量が重いシートが収容されている場合には、給送トレイが下方に撓んでしまう虞がある。また、係止部材は、前側板よりも手前に突出して設けられているので、複写機のサイズを維持しようとすると、大型化できない。
【0006】
本発明は、シート支持部を引き出した際に、シート支持部が下方に垂れ下がる姿勢となることを抑制可能なシート支持装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、シート支持装置において、装置本体と、シートを支持するシート支持部と、前記装置本体に支持される被支持部と、を有し、前記装置本体に対して装着される装着位置と、前記装置本体から引き出し方向に引き出された引き出し位置と、の間で移動可能な引き出しユニットであって、前記引き出し位置において、前記シート支持部にシートを挿抜可能に構成される引き出しユニットと、前記装置本体に設けられ、前記引き出しユニットを前記装着位置と前記引き出し位置との間で案内するガイド部材であって、前記装着位置及び前記引き出し位置において前記引き出しユニットの前記被支持部を支持するガイド部材と、を備え、前記ガイド部材は、前記引き出しユニットが前記引き出し位置に位置する際に、前記引き出しユニットの重心よりも前記引き出し方向における上流に位置し、前記被支持部を下方から支持する第1支持部と、前記第1支持部よりも前記引き出し方向における上流に位置し、前記被支持部を上方から支持する第2支持部と、を有し、前記第1支持部を中心に前記引き出しユニットの前記引き出し方向における下流側が上流側よりも上方に傾くように傾斜した姿勢で前記引き出しユニットの前記被支持部を保持する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、シート支持部を引き出した際に、シート支持部が下方に垂れ下がる姿勢となることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1の実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。
(a)はカセットが装着位置に位置する際のプリンタを示す斜視図、(b)はカセットがシート補充位置に位置する際のプリンタを示す斜視図、(c)はカセットが装置本体から取り外された状態のプリンタを示す斜視図。
(a)は比較例に係るカセットを示す側面図、(b)は比較例に係るカセットをシート補充位置において手で支えた状態を示す側面図、(c)は比較例に係るカセットをシート補充位置において手を離した状態を示す側面図。
(a)は比較例に係るカセットを図3(a)の矢印G方向に見た図、(b)は図4(a)の拡大図。
(a)は第1の実施の形態に係るカセットが装着位置に位置する様子を示す側面図、(b)はカセットが引き出されている最中の様子を示す側面図、(c)はカセットがシート補充位置に位置する様子を示す側面図。
(a)はカセットに作用する力を示す側面図、(b)は図6(a)の拡大図。
(a)は第1変形例に係るカセット及びガイド部材を示す斜視図、(b)は図7(a)の拡大図。
(a)は第1変形例に係るカセット及びガイド部材を示す側面図、(b)は図8(a)の拡大図。
(a)は第2変形例に係るカセットが装着位置に位置する様子を示す側面図、(b)はカセットが引き出されている最中の様子を示す側面図。
(a)は第2変形例に係るカセットがシート補充位置に位置する様子を示す側面図、(b)は図10(a)の拡大図。
(a)は第2変形例のカセットの詳細構成を示す側面図、(b)は図11(a)の拡大図。
(a)は第2変形例のカセットの詳細構成を示す斜視図、(b)は図12(a)の矢印N方向に見た図、(c)は図12(b)の拡大図、(d)は前方ガイド部材を示す斜視図。
(a)は第2の実施の形態に係るカセットが装着位置に位置する様子を示す側面図、(b)はカセットが引き出されている最中の様子を示す側面図。
(a)はカセットがシート補充位置に位置する様子を示す側面図、(b)は図14(a)の拡大図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第1の実施の形態>
〔全体構成〕
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。画像形成装置としてのプリンタ1は、モノクロのトナー像を形成する電子写真方式のレーザビームプリンタである。なお、以下の説明において、シートSとは、プリンタ1によって画像が形成されるものであって、例えば、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHP)等のプラスチックフィルム、布などが含まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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