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公開番号2024086992
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-28
出願番号2024069249,2023104860
出願日2024-04-22,2015-03-17
発明の名称薬剤払出し方法
出願人株式会社湯山製作所
代理人個人
主分類A61J 3/00 20060101AFI20240621BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】秤量の際の人的ミスを減少させる機能を備え、さらに投入ホッパとトラフを清掃する必要がない薬剤払出し装置を提供する。
【解決手段】薬剤払出し装置1で使用する薬剤フィーダ10aは、容器振動台11と、手動形薬剤容器5aが別体のものである。容器振動台11は、分配皿7a,7bの近傍に設置されている。手動形薬剤容器5aは、薬剤排出部20aと薬剤投入部21bを有している。薬剤師は、手動形薬剤容器5aの薬剤投入部21から手動形薬剤容器5a内に直接薬剤を導入して薬剤を秤量する。そして手動形薬剤容器5aを移動し、手動形薬剤容器5aを本体装置2の容器振動台11に載置し、容器振動台11を振動させ、手動形薬剤容器5aが振動させて、内部の散薬が薬剤排出部20a側に移動させ、薬剤排出部20aから直接、分配皿7a,7bに落下する。薬剤払出し装置1では、従来の様なトラフが無いからトラフを清掃する必要がない。
【選択図】図14
特許請求の範囲【請求項1】
本体装置と、薬剤秤量装置と、手動型薬剤容器とを備えた薬剤払出し装置であって、
本体装置は、手動型薬剤容器が手動で移動させられて載置されて手動型薬剤容器を振動させる容器振動台と、散薬分配装置とを有し、
容器振動台に載置された姿勢を基準として手動型薬剤容器は、上面側と先端側とが開口し、有底であり、散薬が一時的に溜め置かれる薬剤溜め置き部を有し、
散薬分配装置は、手動型薬剤容器から供給された散薬を一服用分ずつに分割することができるものであり、
薬剤秤量装置で秤量された散薬を手動型薬剤容器に手動で投入し、手動型薬剤容器が手動で本体装置に移動されて容器振動台に載置され、容器振動台で手動型薬剤容器が振動され、手動型薬剤容器内の散薬が手動型薬剤容器の薬剤排出部から排出される薬剤払出し装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、散薬を一服用分ずつ払い出す薬剤払出し装置、並びに、薬剤払出し方法に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、大病院や大規模の薬局では、散薬分包装置や散薬分包機能を備えた薬剤払出し装置が導入されている。ここで散薬分包装置とは、散薬等を一服用分ずつ個別に包装する装置である。散薬分包装置を使用すれば、散薬等を一服用分ずつ包装する作業の大半を自動化することができる。
特許文献1に開示された散薬分包装置200は、散薬を一服用分ずつ個別に包装する装置であり、図25の様に、内部に薬剤供給装置201と、散薬分配装置202と、薬剤包装装置203とを有している。
特許文献1に開示された薬剤供給装置201は、図25、図26の様に、投入ホッパ205と、粉体フィーダ206とによって構成されている。
粉体フィーダ206は、図26に示す様に、トラフ210の下に2枚の圧電素子207,208が設けられており、トラフ210を振動させるものである。
【0003】
散薬分配装置202は、図25の様に、分配皿212と、掻出装置215によって構成されている。分配皿212は、断面が円弧状であって、平面視が環状の溝216を有している。分配皿212は、モータ219によって一定の速度で回転される。
掻出装置215は、昇降及び回転するディスク217を有し、当該ディスク217に掻き板218が設けられたものである。
【0004】
薬剤包装装置203は、図25の様に包装用ホッパ220と、包装装置221によって構成されている。
【0005】
次に、散薬分包装置200を使用して散薬を分包する場合の手順について説明する。
散薬を分包する作業は、医師の処方箋に従い、薬剤師等のユーザー(以下単に薬剤師という)が散薬分包装置200を操作して行う。即ち薬剤師は、医師の処方箋を確認し、図示しない薬棚から、処方された散薬が入った薬瓶を取り出す。そして天秤等の秤を使用して処方された特定の散薬の総重量を量り出す。
即ち、一日3回服用する散薬であり、1回あたり、1.0グラム処方され、且つ20日分の薬剤が処方されている場合には、(1.0×3×20=60)グラムの散薬が、取り出される。より具体的には、秤に容器をおいて風袋引きを行い、薬さじを使用して薬瓶から散薬を取り出し、秤上の容器に散薬を入れ、60グラムの散薬を量り出す。
【0006】
そして量り出された60グラムの散薬が、薬剤供給装置201の投入ホッパ205に投入される。
また同時に、粉体フィーダ206の圧電素子207,208(図26)に通電してトラフ210を振動させ、さらに、分配皿212を毎分20乃至30回転程度で回転させる。
投入ホッパ205に投入された散薬は、投入ホッパ205の下端の開口から粉体フィーダ206のトラフ210に落ちる。そしてトラフ210が振動することによって、散薬は、ゆっくりと先端側に移動し、整流される。またトラフ210上を移動する内に、整流が進み、薬剤の流れは層流状態となる。即ち流れに対して直交する方向の断面における薬剤の分布が一定となり、かつ単位時間当たりに薬剤が進行する距離も一定となる。その結果、60グラムの散薬は均一に分散され、また時間あたり一定の速度でゆっくりと先端側に向かって移動する。
そして遂には、先頭を移動する散薬がトラフ210の先端に至り、先頭を移動する散薬が、トラフ210の先端から分配皿212の溝216に落下する。また後に続く散薬は、時間あたり一定の量だけ分配皿212に落下してゆくこととなる。そして遂には最後尾の散薬が、分配皿212に落下し、60グラム全ての散薬が、溝216内に入る。
【0007】
一方、分配皿212は、所定の速度で回転しているので、トラフ210から落下する散薬は、分配皿212の溝216に均等に分散される。
即ち粉体フィーダ206によって、散薬が少しずつ分配皿212に落下し、かつ分配皿212は一定速度で回転するので、散薬は、分配皿212の溝216に均等に分散される。
【0008】
分配皿212に対する散薬の落下が終了すると、一旦、分配皿212の回転を停止する。そしてその後に、掻き出し装置215のディスク217を分配皿212の溝216内に落とす。さらにその後、分配皿212を分配個数に応じた角度だけ回転させる。先の例で説明すると、60グラムの散薬を60包に分包するから、(60/360)度だけ分配皿212を回転し、(60/360)度分だけ散薬をディスク217の前面側に集める。そしてディスク217を回転し、掻き板218によって(60/360)度分の散薬を分配皿212の外に掻き出して、包装用ホッパ220に投入する。包装用ホッパ220から落下した散薬は、包装装置221で包装される。
【0009】
前記した様に、散薬を分包する際には、薬剤師が処方された散薬が入った薬瓶を取り出し、天秤等の秤を使用して処方された特定の散薬の総重量を量り出す秤量作業を行う必要がある。
この秤量作業は、間違いが許されない。そこで本出願人は、散薬の総重量を量り出す作業を支援するシステムを完成し、特許文献2に開示した。
【0010】
特許文献2に開示された薬剤秤量システムは、薬剤を秤量する薬剤秤量装置と、薬剤を分配し包装する散薬分包装置とによって構成されている。散薬分包装置は、前記したそれと略同一の構成を持つ他、RFID(Radio Frequency Identification)タグから情報を読み出すRFIDリーダを備えている。
特許文献2の発明で採用された薬剤秤量装置は、秤量手段たる天秤台の他に、バーコードリーダを備え、処方箋や薬瓶のラベル等に付されたバーコードから処方や薬瓶内に収容された薬剤の種類を読み取ることができる。また薬剤秤量装置は、RFIDリーダライタを備え、RFIDタグから情報を読み出したり、RFIDタグに情報を書き込むことができる。
また薬剤秤量装置は、タッチパネルを有している。タッチパネルは、表示手段及び入力手段として機能する。
特許文献2に開示された薬剤秤量システムにおいては、薬剤の秤量に際して、薬剤シートが使用される。薬剤シートは、薬剤を一時的に入れるトレーとして機能するものであり、RFIDタグが取り付けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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