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公開番号2024086788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-28
出願番号2024060782,2020078324
出願日2024-04-04,2020-04-27
発明の名称プログラム及び情報処理装置の制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20240621BHJP(計算;計数)
要約【課題】1つの用紙サイズに対して複数の印字可能領域をサポート可能な印刷システムを提供する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、第1印刷制御ソフトウェアと、第1印刷制御ソフトウェアによって出力された第1形式印刷データを、第2形式印刷データに変換する第2印刷制御ソフトウェアと、を有する情報処理装置において、第1形式印刷データに基づいて、ラスタデータを作成する第1作成ステップと、印刷対象の媒体について、定型サイズより大きな余白を必要とする媒体かの判定を行う媒体判定ステップと、媒体判定ステップの判定結果が真の場合、第1作成ステップで作成されたラスタデータに対する余白挿入処理を実行する余白挿入ステップと、余白挿入ステップで余白が挿入されたラスタデータに基づいて、第2形式印刷データを作成する第2作成ステップと、を有する制御方法を実行させるためのプログラムである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
印刷装置によらない標準的な印刷機能をサポートする第1印刷制御ソフトウェアと、
前記第1印刷制御ソフトウェアによって出力された第1形式印刷データを、接続されている印刷装置に固有の第2形式印刷データに変換する第2印刷制御ソフトウェアと、
を有する情報処理装置において、
前記第1形式印刷データに基づいて、ラスタデータを作成する第1作成ステップと、
印刷対象の媒体について、定型サイズより大きな余白を必要とする媒体かの判定を行う媒体判定ステップと、
前記媒体判定ステップの判定結果が真の場合、前記第1作成ステップで作成されたラスタデータに対する余白挿入処理を実行する余白挿入ステップと、
前記余白挿入ステップで余白が挿入されたラスタデータに基づいて、前記第2形式印刷データを作成する第2作成ステップと、
を有する制御方法を実行させるためのプログラム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記情報処理装置は、少なくとも1つのCPUを有し、
前記少なくとも1つのCPUは、前記第2印刷制御ソフトウェアの機能により、前記第1作成ステップと、前記媒体判定ステップと、前記余白挿入ステップと、前記第2作成ステップとを実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
第1印刷制御ソフトウェアは、前記情報処理装置にインストールされているオペレーティングシステムによって提供されることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記情報処理装置は、ユーザ指示に基づいて描画データを作成するソフトウェアである描画アプリケーションを更に有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のプログラム。
【請求項5】
前記制御方法は、
前記描画アプリケーションによって作成された、前記第1形式印刷データおよび第1印刷設定情報を取得する第1取得ステップと、
前記第2印刷制御ソフトウェアによって提供されるグラフィカルユーザインターフェースを介して入力された第2印刷設定情報を取得する第2取得ステップと、
前記第1印刷設定情報の内容と、前記第2印刷設定情報の内容とが一致しているか判定する一致判定ステップと、
を更に有することを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記一致判定ステップの判定結果が真の場合、前記媒体判定ステップにおいて、前記第1印刷設定情報と前記第2印刷設定情報とで一致する用紙の種類の設定に基づいて前記判定が行われることを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
【請求項7】
余白を削除するか、或いは、印字領域内に収まるように画像を縮小するかを、ユーザが指定することを特徴とする請求項4乃至6の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項8】
前記制御方法は、前記余白挿入ステップにより余白が挿入された後の印刷結果のプレビュー画面を表示装置に表示させる表示制御ステップを更に有することを特徴とする請求項4乃至7の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項9】
前記制御方法は、前記余白挿入ステップで余白を挿入した場合の印刷結果が元の画像データと異なる可能性があることを警告するメッセージを表示装置に表示させる表示制御ステップを更に有することを特徴とする請求項4乃至8の何れか1項に記載のプログラム。
【請求項10】
前記制御方法は、前記描画アプリケーションによって作成された、前記第1形式印刷データにおける余白量を導出する導出ステップを更に有し、
前記導出された余白量が所定の閾値以上の場合、前記余白挿入ステップは実行されないことを特徴とする請求項4乃至9の何れか1項に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム及び情報処理装置の制御方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
プリンタベンダーの提供するプリンタ固有のソフトウェアであるプリンタドライバ(以下、固有プリンタドライバと呼ぶ)を必要とせず、オペレーティングシステム(以下、OSと呼ぶ)が標準的な印刷機能(以下、OS標準印刷機能と呼ぶ)を提供する技術がある。OSは、プリンタから取得する情報に基づき、そのプリンタがOS標準印刷機能に対応しているか(言い換えると、そのプリンタがOS標準印刷機能をサポートしているか)判定する。その判定の結果、プリンタがOS標準印刷機能に対応している場合、OS標準印刷機能を利用して作成された印刷データが、該プリンタに送信される。
【0003】
しかし、プリンタによってはOS標準印刷機能に対応しておらず、OS標準印刷機能により作成された印刷データを解釈できない場合がある。また、プリンタがOS標準印刷機能に対応していたとしても、OS標準印刷機能よりも詳細な印刷設定に基づく印刷を行わせたい場合がある。これらの場合に対処するための手段として、固有プリンタドライバをインストールすることなく、OS標準印刷機能に疑似的に対応しているように見せかけることでOS標準印刷機能を使えるようにするための印刷データ変換ユーティリティが知られている。
【0004】
ところで、プリンタが扱う情報には、印字可能領域と呼ばれる、用紙に対してどの領域まで印字を行うことが可能か、を表すサイズ情報が存在する。例えば、A4サイズ(210mm×297mm)の用紙に対し、プリンタの機構上用紙に上下左右3mmの余白が必要な場合、このプリンタのA4サイズの印字可能領域は204mm×291mmになる。印字可能領域は用紙種やプリンタの給紙口によって異なる場合もあり、このような場合は、1つの用紙サイズに対して複数の印字可能領域を設定する必要がある。特許文献1は、情報処理装置とプリンタとの間に複数の印刷経路がある場合、それぞれの印刷経路で印字可能領域が異なる場合の課題を解決する技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-53403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
OS標準印刷機能では、1つの用紙サイズに対して複数の印字可能領域をサポートできない場合があり、そのような場合、印刷データ変換ユーティリティによる印刷においても、1つの用紙サイズに対して複数の印字可能領域をサポートできない。一方、固有プリンタドライバでは通常1つの用紙サイズに対して複数の印字可能領域をサポートすることが可能である。
【0007】
このように、固有プリンタドライバでサポートしている機能をOS標準印刷機能ではサポートできず、また、該機能を印刷データ変換ユーティリティでもサポートできないという課題がある。そこで本発明の一実施形態は、上記の課題に鑑み、固有プリンタドライバを用いることなく、1つの用紙サイズに対して複数の印字可能領域をサポート可能な印刷システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一実施形態は、印刷装置によらない標準的な印刷機能をサポートする第1印刷制御ソフトウェアと、前記第1印刷制御ソフトウェアによって出力された第1形式印刷データを、接続されている印刷装置に固有の第2形式印刷データに変換する第2印刷制御ソフトウェアと、を有する情報処理装置において、前記第1形式印刷データに基づいて、ラスタデータを作成する第1作成ステップと、印刷対象の媒体について、定型サイズより大きな余白を必要とする媒体かの判定を行う媒体判定ステップと、前記媒体判定ステップの判定結果が真の場合、前記第1作成ステップで作成されたラスタデータに対する余白挿入処理を実行する余白挿入ステップと、前記余白挿入ステップで余白が挿入されたラスタデータに基づいて、前記第2形式印刷データを作成する第2作成ステップと、を有する制御方法を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一実施形態によれば、固有プリンタドライバを用いることなく、1つの用紙サイズに対して複数の印字可能領域をサポート可能な印刷システムを提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
印刷システムのハードウェア構成を表すブロック図
ホストコンピュータのソフトウェア構成を表すブロック図
印刷データ変換ユーティリティが提供するGUI画面の模式図
描画アプリケーションにおける印刷設定ダイアログの模式図
印刷設定情報を示す図
第1の実施形態における印刷データ変換ユーティリティが実行する各処理の流れを示すフローチャート
機種情報データベースに格納されているデータテーブルを示す図
印刷データ変換ユーティリティにおけるデータ作成を示す模式図
印刷データ変換ユーティリティにおける印刷結果プレビュー、および、印刷する際の警告メッセージを示す模式図
第2の実施形態における印刷データ変換ユーティリティが実行する各処理の流れを示すフローチャート
印刷データ変換ユーティリティが作成する印刷データを示す図
カスタム用紙設定情報を作成する際にユーザに提示されるGUI画面
カスタム用紙設定ファイルを示す模式図
第3の実施形態における印刷データ変換ユーティリティが実行する各処理の流れを示すフローチャート
印刷データ変換ユーティリティにおけるカスタム用紙選択ダイアログを示す模式図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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