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公開番号2024086354
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201443
出願日2022-12-16
発明の名称虚像表示装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類B60K 35/23 20240101AFI20240620BHJP(車両一般)
要約【課題】虚像の表示域を切り替え可能な構成であっても、虚像の表示によるディストラクションを低減可能な虚像表示装置の提供。
【解決手段】HUD100は、車両Amの乗員によって視認可能な虚像Viを表示する虚像表示装置である。HUD100は、変位機構63と表示制御部とを備えている。変位機構63は、虚像Viが表示される表示域VAの位置を、通常位置VP1及び上方位置VP2を含む複数の位置間で切り替える。表示制御部は、変位機構63による表示域VAの位置の切り替えに応じて、通常位置VP1及び上方位置VP2のそれぞれに紐づくコンテンツの虚像Viを表示させる。表示制御部は、表示域VAの位置が通常位置VP1でない場合、コンテンツの種別及び表示域VAの位置の少なくとも一方に紐づく態様ルールを適用した虚像Viを表示させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両(Am)の乗員によって視認可能な虚像(Vi)を表示する虚像表示装置であって、
前記虚像が表示される表示域(VA)の位置を、第1位置(VP1)及び第2位置(VP2)を含む複数の位置間で切り替える切替機構(63)と、
前記切替機構による前記表示域の位置の切り替えに応じて、前記第1位置及び前記第2位置のそれぞれに紐づくコンテンツ(CT)の前記虚像を表示させる表示制御部(73)と、を備え、
前記表示制御部は、前記表示域の位置が前記第1位置でない場合、前記コンテンツの種別及び前記表示域の位置の少なくとも一方に紐づく態様ルールを適用した前記虚像を表示させる虚像表示装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記表示制御部は、前記第1位置よりも上方の前記第2位置に表示する文字情報(MJ)に対し、前記態様ルールの適用より、前記第1位置よりも文字数及び文字サイズの少なくとも一方を制限する請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項3】
前記表示制御部は、前記第1位置よりも上方の前記第2位置に表示する塗潰背景(NH)に対し、前記態様ルールの適用により、表示を継続する時間を制限する請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記塗潰背景に文字情報(MJ)を重ねて前記第2位置に表示する場合、前記文字情報に含まれる文字の輪郭を、前記塗潰背景とは異なる色で強調する請求項3に記載の虚像表示装置。
【請求項5】
前記表示制御部は、前記態様ルールの適用により、案内地点での経路案内に用いられる経路案内コンテンツ(CTrg)の態様を、前記車両から前記案内地点までの残距離に応じて変化させる請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項6】
前記表示制御部は、前記車両の周囲のリスク対象を報知する報知コンテンツ(CTta,CTas)を前記第2位置に表示する場合、前記態様ルールの適用により、前記第1位置から前記第2位置に移動した前記表示域内に、前記虚像を表示させない非表示エリア(ANP)を設定する請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記車両の周囲のリスク対象を報知する報知コンテンツ(CTta,CTas)を前記第2位置に表示する場合、前記態様ルールの適用により、前記第1位置から前記第2位置への前記表示域の移動後に、前記虚像に使用可能な表示色の数を制限する請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記態様ルールの適用により、前記車両の周囲のリスク対象を報知する報知コンテンツ(CTta)を、案内地点での経路案内に用いられる経路案内コンテンツ(CTrg)に対し表示色及び形状によって差別化した態様で表示する請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項9】
前記表示制御部は、前記切替機構が前記第1位置から前記第2位置に前記表示域を移動させる場合、前記態様ルールの適用により、前記第1位置にて表示されていた前記虚像を、前記表示域の移動開始以前に非表示にする請求項1に記載の虚像表示装置。
【請求項10】
前記表示制御部は、前記第1位置から前記第2位置への移動の前後で共通する前記コンテンツを表示させる場合、前記態様ルールの適用により、前景中の消失点(VNP)との関係が維持されるように前記虚像の表示サイズを調整する請求項1に記載の虚像表示装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この明細書による開示は、車両の乗員によって視認可能な虚像を表示する虚像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、虚像が表示される画角の位置を移動させる機構を備えた虚像表示装置が開示されている。特許文献1の虚像表示装置では、通常位置から重畳位置への画角の移動により、車両の乗員から見て虚像を表示可能となる範囲が拡張されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-66149号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のように、虚像の表示域を切り替え可能な構成では、通常位置から移動された表示域に表示される虚像は、誘目性の高い表示物となり得る一方で、乗員に煩わしさを感じさせる懸念もある。こうした虚像の表示の煩わしさは、ディストラクションの要因となり得る。
【0005】
本開示は、虚像の表示域を切り替え可能な構成であっても、虚像の表示によるディストラクションを低減可能な虚像表示装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、開示された一つの態様は、車両(Am)の乗員によって視認可能な虚像(Vi)を表示する虚像表示装置であって、虚像が表示される表示域(VA)の位置を、第1位置(VP1)及び第2位置(VP2)を含む複数の位置間で切り替える切替機構(63)と、切替機構による表示域の位置の切り替えに応じて、第1位置及び第2位置のそれぞれに紐づくコンテンツ(CT)の虚像を表示させる表示制御部(73)と、を備え、表示制御部は、表示域の位置が第1位置でない場合、コンテンツの種別及び表示域の位置の少なくとも一方に紐づく態様ルールを適用した虚像を表示させる虚像表示装置とされる。
【0007】
この態様では、切替機構が表示域を第1位置から移動させると、コンテンツの種別及び表示域の位置の少なくとも一方に紐づく態様ルールの適用により、乗員に煩わしさを感じさせるような虚像の表現方法となることが抑制され得る。その結果、虚像の表示域を切り替え可能な構成であっても、虚像の表示によるディストラクションが低減可能となる。
【0008】
尚、上記及び特許請求の範囲における括弧内の参照番号は、後述する実施形態における具体的な構成との対応関係の一例を示すものにすぎず、技術的範囲を何ら制限するものではない。また、特に組み合わせに支障が生じなければ、特許請求の範囲において明示していない請求項同士の組み合せも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の一実施形態によるHUDの虚像表示機能を説明するための図である。
表示システムの電気的な構成を示すブロック図である。
表示域の通常位置及び上方位置の位置関係を、各表示域に表示される虚像の一例と共に示す図である。
ヘッドアップECUにて実施される表示制御処理の詳細を示すフローチャートである。
通常位置に表示される虚像の一例を示す図である。
通常位置及び上方位置の両方に表示されるバー状画像部に対し適用されるサイズ調整の詳細を説明するための図である。
通常位置及び上方位置の両方に表示されるライン状画像部に対し適用される傾き調整の詳細を説明するための図である。
上方位置に表示される自動ブレーキコンテンツの一例を示す図である。
自動ブレーキコンテンツの態様変化の詳細を示す図である。
上方位置に表示される経路案内コンテンツの詳細を図11~図13と共に示す図である。
経路案内コンテンツの詳細を図10,図12及び図13と共に示す図である。
経路案内コンテンツの詳細を図11,図11及び図13と共に示す図である。
経路案内コンテンツの詳細を図11~図13と共に示す図である。
上方位置に表示されるFCTAコンテンツの一例を示す図である。
上方位置に表示される歩行者警告コンテンツの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1及び図2に示す本開示の一実施形態によるヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)100は、虚像Viを表示する虚像表示装置である。HUD100は、メータ表示装置30等と共に表示システム110を構成している。表示システム110は、車両Amにおいて用いられ、HUD100による虚像表示と、メータ表示装置30による画面表示等とを連携させて、車両Amに関連する種々の情報をドライバに提示する。
(【0011】以降は省略されています)

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