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公開番号2024086328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201399
出願日2022-12-16
発明の名称転がり軸受
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類F16C 33/58 20060101AFI20240620BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】外輪軌道溝の肉厚を減らさずに、即ち、外輪の剛性を低下させることなく、Oリング用の円環溝を形成可能として、外輪に作用する応力を低減して負荷容量を大きくすることができる転がり軸受を提供する。
【解決手段】内周面22に外輪軌道溝21が設けられ、外周面23にOリング42を装着するための円環溝24が設けられた外輪20と、外周面32に内輪軌道溝31が設けられた内輪30と、外輪軌道溝21及び内輪軌道溝31間に転動自在に配設された複数の転動体40と、を備える転がり軸受10であって、転がり軸受10を径方向から見たとき、外輪軌道溝21と円環溝24とは重ならない。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内周面に外輪軌道溝が設けられ、外周面にOリングを装着するための円環溝が設けられた外輪と、外周面に内輪軌道溝が設けられた内輪と、前記外輪軌道溝及び前記内輪軌道溝間に転動自在に配設された複数の転動体と、を備える転がり軸受であって、
前記転がり軸受を径方向から見たとき、前記外輪軌道溝と前記円環溝とは重ならない、転がり軸受。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記外輪は、前記外輪軌道溝の側方の前記内周面に前記外輪と前記内輪との間の軸受空間を封止する封止部材が装着される封止溝をさらに備え、
前記転がり軸受を径方向から見たとき、前記円環溝と前記封止溝とは重ならない、請求項1に記載の転がり軸受。
【請求項3】
前記円環溝は、前記外輪の軸方向両端部から所定距離内側に隔てた位置に形成されている、請求項1又は2に記載の転がり軸受。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、転がり軸受に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ハウジングと外輪が隙間嵌めの場合、外輪の外周面でクリープが発生する可能性があるため、従来より、外輪の外周面とハウジングの内周面との間にOリングなどの環状弾性体を配置して、クリープの発生を防止することが知られている。具体的には、外輪の外周面に形成した環状溝にOリングを装着するものが知られる。しかしながら、外輪の外周面に環状溝を形成すると、外輪の剛性が低下し、重荷重条件下では、外輪の外周面が波打ち変形することによりクリープが発生する虞がある。
【0003】
特許文献1には、外輪の径方向最小肉厚及び環状溝と外輪軌道面との間の最小肉厚を数値限定することにより、外輪の剛性低下を抑制し、波打ち変形によるクリープを防止するようにした転がり軸受が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6064783号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の転がり軸受では、径方向から見たとき、Oリングを装着するための円環溝が外輪軌道面と重なっているため、外輪軌道面下の肉厚の低下は避けられない。また、数値限定された各部での肉厚を適正な肉厚に維持するためには加工が複雑になり、製作コストが嵩む問題がある。
【0006】
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、外輪軌道溝の肉厚を減らさずに、即ち、外輪の剛性を低下させることなく、Oリング用の円環溝を形成可能とし、外輪に作用する応力を低減して負荷容量を大きくすることができる転がり軸受を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
[1] 内周面に外輪軌道溝が設けられ、外周面にOリングを装着するための円環溝が設けられた外輪と、外周面に内輪軌道溝が設けられた内輪と、前記外輪軌道溝及び前記内輪軌道溝間に転動自在に配設された複数の転動体と、を備える転がり軸受であって、
前記転がり軸受を径方向から見たとき、前記外輪軌道溝と前記円環溝とは重ならない、転がり軸受。
【発明の効果】
【0008】
本発明の転がり軸受によれば、外輪軌道溝の肉厚を減らさずに、即ち、外輪の剛性を低下させることなく、Oリング用の円環溝を形成可能として、外輪に作用する応力を低減して転がり軸受の負荷容量を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る一実施形態の転がり軸受の断面図である。
図1に示す転がり軸受の外輪の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る転がり軸受の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明では、転がり軸受の一例として深溝玉軸受について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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