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公開番号2024085488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200011
出願日2022-12-15
発明の名称駆動輪及び台車
出願人日本精工株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類F16H 1/12 20060101AFI20240620BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】旋回軸に対して車輪をオフセットした形態において、小型化を図ること。
【解決手段】駆動輪110は、車軸37の軸心O2に交差して鉛直方向に沿う車輪の回転軸心O5が、旋回軸35の軸心O1に対して車軸37の軸心O2に直交する水平方向にずれて配置され、第一入力軸25Aの回転を車軸37に伝達するための第一出力軸40Aの軸心O3、及び第二入力軸25Bの回転を車軸37に伝達するための第二出力軸40Bの軸心O4が、車軸37の軸線方向で見た場合に、第一入力軸25A及び第二入力軸25Bの軸心O1に対して傾斜して設けられる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
同軸上に配置される第一入力軸及び第二入力軸と、
別軸上に配置される第一出力軸及び第二出力軸と、
前記第一入力軸に回転力を入力する第一駆動機構と、
前記第二入力軸に回転力を入力する第二駆動機構と、
前記第一入力軸の回転力を前記第一出力軸に伝達する第一伝達機構と、
前記第二入力軸の回転力を前記第二出力軸に伝達する第二伝達機構と、
車軸に連結される車輪と、
前記第一出力軸の回転力を前記車軸の一端部に伝達する第一動力変換機構と、
前記第二出力軸の回転力を前記車軸の他端部に伝達する第二動力変換機構と、
前記車軸を介して前記車輪を旋回可能に支持し、前記車軸の軸心に交差して鉛直方向に沿う前記車輪の回転軸心に対して自身の軸心が前記車軸の軸心に直交する水平方向にずれて配置される旋回軸と、
を備え、
前記車軸の軸線方向で見た場合に、前記第一出力軸及び前記第二出力軸の軸心が、前記第一入力軸及び前記第二入力軸の軸心に対して傾斜して設けられる、駆動輪。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第一伝達機構は、前記第一入力軸に設けられる第一伝達駆動はすば歯車、及び前記第一出力軸に設けられて前記第一伝達駆動はすば歯車に噛み合う第一伝達従動はすば歯車を含み、
前記第二伝達機構は、前記第二入力軸に設けられる第二伝達駆動はすば歯車、及び前記第二出力軸に設けられて前記第二伝達駆動はすば歯車に噛み合う第二伝達従動はすば歯車を含む、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項3】
前記第一伝達機構の回転力の伝達位置、及び前記第二伝達機構の回転力の伝達位置が、前記旋回軸の軸心を含む基準平面上にある、請求項1に記載の駆動輪。
【請求項4】
前記第一出力軸と前記第二出力軸は、前記車軸の軸心方向における両側に配置される、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項5】
前記第一動力変換機構と前記第二動力変換機構は、前記車軸の軸心方向における両側に配置される、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項6】
前記第一動力変換機構は、前記第一出力軸の回転力を前記第一出力軸に対して軸心方向の異なる前記車軸の一端部に伝達するもので、はすば歯車機構、傘歯車機構、ウォーム歯車機構、冠歯車機構、または自在継手機構のいずれか1つが適用され、
前記第二動力変換機構は、前記第二出力軸の回転力を前記第二出力軸に対して軸心方向の異なる前記車軸の他端部に伝達するもので、はすば歯車機構、傘歯車機構、ウォーム歯車機構、冠歯車機構、または自在継手機構のいずれか1つが適用される、
請求項1に記載の駆動輪。
【請求項7】
同軸上に配置される第一入力軸及び第二入力軸と、
別軸上に配置される第一出力軸及び第二出力軸と、
前記第一入力軸に回転力を入力する第一駆動機構と、
前記第二入力軸に回転力を入力する第二駆動機構と、
前記第一入力軸の回転力を前記第一出力軸に伝達する第一伝達機構と、
前記第二入力軸の回転力を前記第二出力軸に伝達する第二伝達機構と、
車軸に連結される車輪と、
前記第一出力軸の回転力を前記車軸の一端部に伝達する第一動力変換機構と、
前記第二出力軸の回転力を前記車軸の他端部に伝達する第二動力変換機構と、
前記車軸を介して前記車輪を旋回可能に支持し、前記車軸の軸心に交差して鉛直方向に沿う前記車輪の回転軸心に対して自身の軸心が前記車軸の軸心に直交する水平方向にずれて配置される旋回軸と、
を備えて、前記車軸の軸線方向で見た場合に、前記第一出力軸及び前記第二出力軸の軸心が、前記第一入力軸及び前記第二入力軸の軸心に対して傾斜して設けられる、駆動輪と、
前記駆動輪が取り付けられる台車本体と、
を備える、台車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動輪及び台車に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来例として特許文献1に駆動輪及び駆動輪を用いた台車について開示されている。この駆動輪は、同軸上に配置される第一入力軸及び第二入力軸と、別軸上に配置される第一出力軸及び第二出力軸と、第一入力軸の回転力を第一出力軸に伝達する第一平歯車機構と、第二入力軸の回転力を第二出力軸に伝達する第二平歯車機構と、車軸に連結される車輪と、車軸を介して車輪を旋回可能に支持する旋回軸と、第一出力軸の回転力を車軸の一端部に伝達する第一動力変換機構と、第二出力軸の回転力を車軸の他端部に伝達する第二動力変換機構と、を備えるものである。また、駆動輪は、望ましい態様として、車軸の軸心方向に交差する鉛直方向に沿う車輪の回転軸心が、旋回軸の軸心に対して車軸の軸心方向に直交する水平方向にオフセットして配置(図3参照)される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-024033号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1に記載の駆動輪は、車輪の向きの変更と車輪の回転のいずれの動作であっても、搭載する2つの駆動装置が同時に動作することを可能としながらも、構造の簡素化を図ると共に十分な最低地上高を確保可能とする。そして、駆動輪は、オフセットした態様とすることで、車輪を駆動しないとき、車輪は水平方向から作用する外力により受動的に旋回することができる。
【0005】
ここで、引用文献1に記載の駆動輪は、旋回軸に対して車輪をオフセットした形態において、旋回軸が、第一入力軸及び第二入力軸と同軸上に配置される一方、車軸の軸心方向に交差する鉛直方向に沿う車輪の回転軸心が、旋回軸の軸心に対して車軸の軸心方向に直交する水平方向にオフセットして配置される。また、引用文献1に記載の駆動輪は、別軸上に配置される第一出力軸及び第二出力軸が、旋回軸、第一入力軸及び第二入力軸と平行に配置されている。このため、引用文献1に記載の駆動輪は、オフセットに伴い、第一出力軸及び第二出力軸の軸心と、第一入力軸及び第二入力軸の軸心との距離が離れてしまい、当該距離によって第一平歯車機構及び第二平歯車機構が大型化し、全体の小型化を阻害することとなる。
【0006】
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、旋回軸に対して車輪をオフセットした形態において、小型化を図ることのできる駆動輪及び台車を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するための本開示の一態様の駆動輪は、同軸上に配置される第一入力軸及び第二入力軸と、別軸上に配置される第一出力軸及び第二出力軸と、前記第一入力軸に回転力を入力する第一駆動機構と、前記第二入力軸に回転力を入力する第二駆動機構と、前記第一入力軸の回転力を前記第一出力軸に伝達する第一伝達機構と、前記第二入力軸の回転力を前記第二出力軸に伝達する第二伝達機構と、車軸に連結される車輪と、前記第一出力軸の回転力を前記車軸の一端部に伝達する第一動力変換機構と、前記第二出力軸の回転力を前記車軸の他端部に伝達する第二動力変換機構と、前記車軸を介して前記車輪を旋回可能に支持し、前記車軸の軸心に交差して鉛直方向に沿う前記車輪の回転軸心に対して自身の軸心が前記車軸の軸心に直交する水平方向にずれて配置される旋回軸と、を備え、前記車軸の軸線方向で見た場合に、前記第一出力軸及び前記第二出力軸の軸心が、前記第一入力軸及び前記第二入力軸の軸心に対して傾斜して設けられる。
【0008】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記第一伝達機構は、前記第一入力軸に設けられる第一伝達駆動はすば歯車、及び前記第一出力軸に設けられて前記第一伝達駆動はすば歯車に噛み合う第一伝達従動はすば歯車を含み、前記第二伝達機構は、前記第二入力軸に設けられる第二伝達駆動はすば歯車、及び前記第二出力軸に設けられて前記第二伝達駆動はすば歯車に噛み合う第二伝達従動はすば歯車を含む。
【0009】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記第一伝達機構の回転力の伝達位置、及び前記第二伝達機構の回転力の伝達位置が、前記旋回軸の軸心を含む基準平面上にある。
【0010】
上記駆動輪の望ましい態様として、前記第一出力軸と前記第二出力軸は、前記車軸の軸心方向における両側に配置される。
(【0011】以降は省略されています)

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