TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024086199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201214
出願日2022-12-16
発明の名称配線基板およびその製造方法
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人銀座マロニエ特許事務所
主分類H05K 3/06 20060101AFI20240620BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】配線パターンの高密度化を達成できる配線基板およびその製造方法を提案する。
【解決手段】基板11と、基板11上にパターン化して形成された銅からなる導体層12と、からなる構成を少なくとも含む配線基板1であって、導体層12の形状が、その上面12aの幅Waが下面12bの幅Wbよりも大きく、その下面の幅が中間部の最小幅Wiよりも大きい。基板を準備することと、基板上全面に銅めっき膜を形成することと、銅めっき膜上に、配線パターンに応じてドライフィルムレジスト層を形成することと、エッチングにより、銅めっき膜のドライフィルムレジスト層が存在しない部分を除去し、その上面の幅が下面の幅よりも大きく、その下面の幅が中間部の最小幅より大きい導体層を形成することと、導体層上から前記ドライフィルムレジスト層を除去することと、により配線基板1を製造する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、前記基板上にパターン化して形成された銅からなる導体層と、からなる構成を少なくとも含む配線基板であって、
前記導体層の形状が、その上面の幅が下面の幅よりも大きく、その下面の幅が中間部の最小幅よりも大きい。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
請求項1に記載の配線基板において、(上面の幅/下面の幅)が1より大きく1.15より小さい。
【請求項3】
請求項1に記載の配線基板において、(上面の幅/中間部の最小幅)が1.15より大きく1.75より小さい。
【請求項4】
請求項1に記載の配線基板において、前記導体層がエッチング抑制剤を含む塩化銅エッチング液によるエッチングにより形成される。
【請求項5】
基板と、前記基板上にパターン化して形成された銅からなる導体層と、からなる構成を少なくとも含む配線基板の製造方法であって、
前記基板を準備することと、
前記基板上全面に銅めっき膜を形成することと、
前記銅めっき膜上に、配線パターンに応じてドライフィルムレジスト層を形成することと、
エッチングにより、前記銅めっき膜の前記ドライフィルムレジスト層が存在しない部分を除去し、その上面の幅が下面の幅よりも大きく、その下面の幅が中間部の最小幅より小さい導体層を形成することと、
前記導体層上から前記ドライフィルムレジスト層を除去することと、を含む。
【請求項6】
請求項5に記載の配線基板の製造方法において、前記エッチングに用いるエッチング液として、エッチング抑制剤を含む塩化銅エッチング液を用いる。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、配線基板およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、塩化銅を含むエッチング液を用いて、サブトラクティブ法により、パターン化された導体層からなる配線を形成する技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平7-273465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の技術によれば、配線間の絶縁性を確保することができる。一方、特許文献1に記載の技術で形成した配線となる導体層の形状は、図4に示すように、導体層51の上面51aの幅が下面51bの幅より小さくなっていた。ここで、隣接する導体層51間の配線間隔は、下面51b同士が接触しないように、下面51bの幅に基づき決定される。そのため、上面51aの幅で定義される配線間隔を小さくできない場合があり、配線パターンの高密度化に不向きであった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る配線基板は、基板と、前記基板上にパターン化して形成された銅からなる導体層と、からなる構成を少なくとも含む配線基板であって、前記導体層の形状が、その上面の幅が下面の幅よりも大きく、その下面の幅が中間部の最小幅よりも大きい。
【0006】
本発明に係る配線基板の製造方法は、基板と、前記基板上にパターン化して形成された銅からなる導体層と、からなる構成を少なくとも含む配線基板の製造方法であって、前記基板を準備することと、前記基板上全面に銅めっき膜を形成することと、前記銅めっき膜上に、配線パターンに応じてドライフィルムレジスト層を形成することと、エッチングにより、前記銅めっき膜の前記ドライフィルムレジスト層が存在しない部分を除去し、その上面の幅が下面の幅よりも大きい導体層を形成することと、前記導体層上から前記ドライフィルムレジスト層を除去することと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明に係る配線基板の一実施形態を模式的に示す断面図である。
本発明に係る配線基板の一実施形態を示す断面写真である。
(a)~(d)は、それぞれ、本発明に係る配線基板の製造方法の一実施形態の各工程を模式的に示す断面図である。
従来の配線基板の一例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<本発明の配線基板について>
本発明の配線基板の一実施形態が、図面を参照して説明される。なお、図1~図3に示す例において、各部材の寸法、特に高さ方向の寸法については、本発明の特徴をより良く理解できるようにするために、実際の寸法とは異なる寸法で記載している。
【0009】
図1は、本発明に係る配線基板の一実施形態を模式的に示す断面図である。また、図2は、本発明に係る配線基板の一実施形態を示す断面写真である。図1および図2において、配線基板1は、基板11と、基板11上にパターン化して形成された銅からなる導体層12と、からなる構成を少なくとも含んでいる。そして、導体層12の形状において、その上面12aの幅Waが下面12bの幅Wbよりも大きく、その下面12bの幅Wbが中間部の最小幅Wiよりも大きい。
【0010】
本発明に係る配線基板1の特徴は、導体層12の形状を、その上面12aの幅Waが下面12bの幅Wbよりも大きく、その下面12bの幅Wbが中間部の最小幅Wiよりも大きく形成した点である。隣接する導体層12間の配線間隔は、上面12a同士が接触しないように、上面12aの幅に基づき決定される。そのため、上面12aの幅Waで定義される配線間隔を小さくすることができる。その結果、導体層12からなる配線パターンの高密度化を達成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

イビデン株式会社
配線基板
今日
イビデン株式会社
配線基板
今日
イビデン株式会社
配線基板およびその製造方法
4日前
イビデン株式会社
配線基板
11日前
オムロン株式会社
基板
24日前
シャープ株式会社
装置
1か月前
富士通株式会社
基板連結構造
1か月前
株式会社エイム
半田配置方法
26日前
イビデン株式会社
プリント配線板
6日前
イビデン株式会社
プリント配線板
20日前
イビデン株式会社
プリント配線板
1か月前
レボックス株式会社
光源装置
1か月前
レボックス株式会社
照明装置
1か月前
アイホン株式会社
電気機器設置構造
28日前
レボックス株式会社
照明装置
1か月前
日東電工株式会社
配線回路基板
4日前
株式会社クラベ
コード状ヒータと面状ヒータ
27日前
日東電工株式会社
配線回路基板
1か月前
日本特殊陶業株式会社
電波吸収体
14日前
住友電装株式会社
サービスカバー
1か月前
東芝ライテック株式会社
照明器具
4日前
カヤバ株式会社
回路ユニットの製造方法
1か月前
富士フイルム株式会社
外部接続端子
24日前
株式会社ルミカ
発光具
1か月前
イビデン株式会社
プリント配線板の製造方法
1か月前
矢崎総業株式会社
配線基板
1か月前
リンナイ株式会社
加熱調理装置
1か月前
イビデン株式会社
配線基板の製造方法
7日前
ニデック株式会社
冷媒循環装置及び電子機器
1か月前
矢崎総業株式会社
電子装置
1か月前
株式会社アイシン
電源モジュール
1か月前
星和電機株式会社
照明制御・状態監視システム
1か月前
株式会社アイシン
電源モジュール
1か月前
KOA株式会社
熱伝導部材および配線基板
12日前
キヤノン株式会社
面状発熱体
1か月前
シャープ株式会社
半導体装置及び回路基板
1か月前
続きを見る