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公開番号2024085032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199348
出願日2022-12-14
発明の名称合成樹脂製容器
出願人東洋製罐株式会社
代理人弁理士法人平和国際特許事務所
主分類B65D 1/02 20060101AFI20240619BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ペタロイド形状に形成された底部を備える耐圧ボトルにおいて、底落ちの発生をより有効に抑制する。
【解決手段】底溝部56の周方向中央における縦断面形状が、曲率半径が相対的に大きい第一の円弧部56aと、曲率半径が相対的に小さい第二の円弧部56bとを含み、底溝部56の溝底に沿って、第一の円弧部56aと前記第二の円弧部56bとが滑らかに連続するように、底溝部56を形成する。
【選択図】 図5
特許請求の範囲【請求項1】
口部、肩部、胴部、及び底部を備える合成樹脂製容器であって、
前記底部には、複数の脚部が、中心軸周りに回転対称に、かつ、均等な間隔で放射状に配設されているとともに、隣接する前記脚部の間には、容器内方に嵌入してなる底溝部が、底面中央部から放射状に延在するように形成され、
前記底溝部の周方向中央における縦断面形状が、曲率半径が相対的に大きい第一の円弧部と、曲率半径が相対的に小さい第二の円弧部とを含み、
前記底溝部の溝底に沿って、前記第一の円弧部と前記第二の円弧部とが滑らかに連続していることを特徴とする合成樹脂製容器。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記第一の円弧部が、胴部側曲率調整部を介して前記胴部に滑らかに連続し、
前記第二の円弧部が、底面中央部側曲率調整部を介して前記底面中央部に滑らかに連続している請求項1に記載の合成樹脂製容器。
【請求項3】
前記第一の円弧部の曲率半径が、30~1000mmであり、前記第二の円弧部の曲率半径が、10~40mmである請求項1に記載の合成樹脂製容器。
【請求項4】
前記脚部に対する前記底溝部の最深部の深さが、12mm以上である請求項1に記載の合成樹脂製容器。
【請求項5】
前記脚部に対する前記底溝部の最深部で、前記第一の円弧部と前記第二の円弧部とが滑らかに連続している請求項1~4のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。
【請求項6】
前記底部の上端縁の半径をr、前記底面中央部の半径をr

、前記底部の高さをh、前記脚部の接地部と前記底面中央部の中心との高さ方向沿った高低差をh

としたときに、(r-r

)<(h-h

)なる関係が成り立つ請求項1~4のいずれか一項に記載の合成樹脂製容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、合成樹脂製容器に関し、特に、炭酸飲料を内容液とする耐圧ボトルとしての用途に好適な合成樹脂製容器に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂を用いてプリフォームを作製し、次いで、このプリフォームを二軸延伸ブロー成形などによってボトル状に成形してなる合成樹脂製の容器が、各種飲料品等を内容液とする容器として広い分野で利用されている。
【0003】
このような合成樹脂製容器のうち、炭酸飲料を内容液とする飲料用容器にあっては、炭酸ガスによる圧力に耐え得る耐圧性を備えるとともに、容器内が陽圧になっても自立安定性が損なわれることなく、自立可能であることが要求される。このため、例えば、特許文献1が開示するような、いわゆるペタロイド形状に形成された底部を備える耐圧ボトルが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-112395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ペタロイド形状に形成された底部を備える耐圧ボトルにあっては、底落ちと称される現象が発生し易い傾向があることが知られている。近年、高いガスボリューム(GV)の強炭酸飲料にも対応できる耐圧ボトルが求められているところ、そのためには、底落ちの発生をより有効に抑制できるようにすることが望まれる。
【0006】
そこで、本発明者らは、ペタロイド形状に形成された底部を備える耐圧ボトルにおいて、底落ちの発生をより有効に抑制するべく鋭意検討を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る合成樹脂製容器は、口部、肩部、胴部、及び底部を備える合成樹脂製容器であって、前記底部には、複数の脚部が、中心軸周りに回転対称に、かつ、均等な間隔で放射状に配設されているとともに、隣接する前記脚部の間には、容器内方に嵌入してなる底溝部が、底面中央部から放射状に延在するように形成され、前記底溝部の周方向中央における縦断面形状が、曲率半径が相対的に大きい第一の円弧部と、曲率半径が相対的に小さい第二の円弧部とを含み、前記底溝部の溝底に沿って、前記第一の円弧部と前記第二の円弧部とが滑らかに連続する構成としてある。
【0008】
本発明に係る合成樹脂製容器においては、次の態様が好ましい。
(1)前記合成樹脂製容器において、前記第一の円弧部が、胴部側曲率調整部を介して前記胴部に滑らかに連続し、前記第二の円弧部が、底面中央部側曲率調整部を介して前記底面中央部に滑らかに連続していること、
(2)前記いずれかの合成樹脂製容器において、前記第一の円弧部の曲率半径が、30~1000mmであり、前記第二の円弧部の曲率半径が、10~40mmであること、
(3)前記いずれかの合成樹脂製容器において、前記脚部に対する前記底溝部の最深部の深さが、12mm以上であること、
(4)前記いずれかの合成樹脂製容器において、前記脚部に対する前記底溝部の最深部で、前記第一の円弧部と前記第二の円弧部とが滑らかに連続していること、
(5)前記いずれかの合成樹脂製容器において、前記底部の上端縁の半径をr、前記底面中央部の半径をr

、前記底部の高さをh、前記脚部の接地部と前記底面中央部の中心との高さ方向沿った高低差をh

としたときに、(r-r

)<(h-h

)なる関係が成り立つこと。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ペタロイド形状に形成された底部を備える耐圧ボトルとしての用途に好適な合成樹脂製容器において、底落ちの発生をより有効に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す正面図である。
本発明の実施形態に係る合成樹脂製容器の概略を示す底面図である。
本発明の実施形態に係る合成樹脂製容器をブロー成形により製造する工程の一部を示す説明図である。
図2のA-A断面図である。
比較例1に係る容器の底溝部の溝底に沿った断面形状を含む断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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