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公開番号2024083658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197577
出願日2022-12-12
発明の名称製氷機
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F25C 1/25 20180101AFI20240617BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】汚れを除去するための主洗浄運転後に濯ぎ洗浄をする濯ぎ洗浄運転とを実行するときに、タンク内に主洗浄運転を実行したときの洗浄水に含まれる汚れ等が残りにくくする。
【解決手段】製氷機10は、給水手段31によりタンク24内に供給された水よりなる洗浄水をポンプ25により製氷部21に送出させてから再びタンク24内に戻して循環させて洗浄する洗浄運転を実行可能としたものであり、洗浄運転は、タンク24と製氷部21に付着した汚れを除去するための主洗浄運転と、主洗浄運転後に濯ぎ洗浄をする濯ぎ洗浄運転とを実行するものであり、濯ぎ洗浄運転を実行するときに給水手段31により供給される濯ぎ用の洗浄水の水量を主洗浄運転を実行するときの洗浄水の水量よりも多くした。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
水を凍結させて氷を製造する製氷部と、
前記製氷部を冷却する冷凍装置と、
前記製氷部に送出する水を貯えるタンクと、
給水源からの水を前記タンク内に供給する給水手段と、
前記タンク内の水を前記製氷部に送出するポンプとを備え、
前記給水手段により前記タンク内に供給された水を製氷水として用い、この製氷水を前記ポンプにより前記冷凍装置によって冷却した前記製氷部に送出させてから再び前記タンク内に戻して循環させ、前記製氷部にて製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転と、
前記給水手段により前記タンク内に供給された水を洗浄水として用い、この洗浄水を前記ポンプにより前記製氷部に送出させてから再び前記タンク内に戻して循環させ、前記タンクと前記製氷部とを洗浄水により洗浄する洗浄運転とを実行可能とした製氷機であって、
前記洗浄運転は、前記タンクと前記製氷部に付着した汚れを除去するための主洗浄運転と、前記主洗浄運転後に濯ぎ洗浄をする濯ぎ洗浄運転とを実行するものであり、前記濯ぎ洗浄運転を実行するときに前記給水手段により供給される濯ぎ用の洗浄水の水量を前記主洗浄運転を実行するときの洗浄水の水量よりも多くしたことを特徴とする製氷機。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
請求項1に記載の製氷機において、
前記濯ぎ洗浄運転を実行するときには、前記ポンプにより洗浄水を前記製氷部との間で循環開始後に前記給水手段により前記タンク内に洗浄水を追加で供給するようにしたことを特徴とする製氷機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タンク内の製氷水を製氷部に送出させてから再びタンク内に戻して循環させ、タンク内と製氷部との間で循環する製氷水を製氷部で凍結させて氷を製造する製氷機に関し、製氷水が通過する経路を洗浄水により洗浄可能とした製氷機に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、氷を製造する製氷機の発明が開示されている。この製氷機は、下側に開口した製氷小室を有した製氷部と、製氷部を冷却する冷凍装置と、製氷部の製氷小室の下側を開閉自在に塞ぐ水皿と、水皿の下側に一体的に設けられて製氷水を貯える製氷水タンクと、製氷水タンク内の製氷水を製氷部に供給するポンプと、製氷水タンク内に水を供給する給水管と、給水管に介装された給水弁とを備えている。
【0003】
この製氷機は、氷を製造する製氷運転と、製氷運転にて製造した氷を離脱させる除氷運転とを交互に実行することによって氷が製造されるように制御されている。この製氷機にて製氷運転を実行すると、製氷水タンク内に供給された製氷水はポンプにより製氷部の製氷小室に噴射供給されるとともに製氷部の製氷小室から流下して製氷水タンク内に回収され、製氷水タンク内の製氷水は冷凍装置により冷却された製氷部との間で循環することによって冷却されて製氷小室内にて徐々に凍結して氷となる。製氷運転後に除氷運転を実行すると、製氷部の製氷小室は冷凍装置によりホットガスが供給されて加熱され、製氷部の製氷小室内に生成された氷は下側に落下して離脱する。
【0004】
この製氷機にて製氷運転を実行すると、製氷水タンク内の製氷水は、製氷部の製氷小室内で徐々に凍結するのに伴い、カルシウム等のスケール成分が濃縮されるようになる。製氷運転を繰り返し実行すると、製氷水タンクや製氷部等の製氷水が循環する循環経路にはスケールが付着しやすくなる。このため、この製氷機は、製氷水タンクや製氷部等の製氷水が循環する循環経路に付着したスケールを取り除くために、製氷水と同じ水よりなる洗浄水を用いて洗浄する通常洗浄モードと、薬剤を用いて洗浄する特別洗浄モードとが設定されている。通常洗浄モードの洗浄運転を実行したときには、給水弁を所定の給水時間で開放させることによって製氷水タンクに供給された製氷水と同じ水よりなる洗浄水をポンプで製氷部の製氷小室に噴射供給し、製氷水が循環する循環経路は製氷水と同じ水よりなる洗浄水により洗浄される。
【0005】
特別洗浄モードの洗浄運転では、製氷水タンク内に供給した薬剤をポンプにより製氷部に噴射供給してから再び製氷水タンク内に戻して循環させて薬剤により洗浄する薬剤洗浄工程(主洗浄運転)と、製氷水タンク内に供給した濯ぎ用の洗浄水をポンプにより製氷部に噴射供給してから再び製氷水タンク内に戻して循環させて濯ぎ用の洗浄水により洗浄する複数回の濯ぎ洗浄工程(濯ぎ洗浄運転)とが行われる。特別洗浄モードの薬剤洗浄工程を実行したときには、薬剤ポンプにより供給される薬剤が製氷水タンクに供給され、製氷水タンク内の薬剤をポンプにより製氷部に噴射供給してから製氷水タンクに戻して循環させ、製氷水タンクや製氷部等の製氷水が循環する循環経路は薬剤によって洗浄される。濯ぎ洗浄工程の実行前には、水皿を閉成姿勢から開放姿勢に傾斜させて製氷水タンク内の薬剤を排出し、水皿を再び閉成姿勢に戻す。薬剤洗浄工程後の濯ぎ洗浄工程を実行したときには、給水弁を所定の給水時間で開放させることによって濯ぎ用の洗浄水が製氷水タンクに供給され、製氷水タンク内の濯ぎ用の洗浄水をポンプにより製氷部に噴射供給してから製氷水タンクに戻して循環させ、薬剤洗浄工程にて洗浄水中に除去された汚れや洗浄水に含まれる薬剤が残る製氷水タンクや製氷部等の製氷水の循環経路は濯ぎ用の洗浄水によって洗浄される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-245923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の製氷機においては、薬剤洗浄工程(主洗浄運転)後に濯ぎ洗浄工程(濯ぎ洗浄運転)を実行して、薬剤洗浄工程を実行したときに循環経路に残る洗浄水中に除去された汚れや薬剤を濯ぎ用の洗浄水により洗い流すようにしている。濯ぎ洗浄工程を実行後に、循環経路に薬剤洗浄工程中の汚れや薬剤が含まれた洗浄水が残っていると、洗浄運転後に製氷運転を実行したときに、氷に汚れや薬剤が混入するおそれがある。特に、製氷水タンクの側壁内面の上部には薬剤洗浄工程時に用いた洗浄水の水位の上縁部の位置に汚れや薬剤を含む洗浄水が残りやすかった。本発明は、汚れを除去するための主洗浄運転後に濯ぎ洗浄をする濯ぎ洗浄運転を実行するときに、タンク内に主洗浄運転を実行したときの洗浄水に含まれる汚れ等が残りにくくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決するため、水を凍結させて氷を製造する製氷部と、製氷部を冷却する冷凍装置と、製氷部に送出する水を貯えるタンクと、給水源からの水をタンク内に供給する給水手段と、タンク内の水を製氷部に送出するポンプとを備え、給水手段によりタンク内に供給された水を製氷水として用い、この製氷水をポンプにより冷凍装置によって冷却した製氷部に送出させてから再びタンク内に戻して循環させ、製氷部にて製氷水を凍結させて氷を製造する製氷運転と、給水手段によりタンク内に供給された水を洗浄水として用い、この洗浄水をポンプにより製氷部に送出させてから再びタンク内に戻して循環させ、タンクと製氷部とを洗浄水により洗浄する洗浄運転とを実行可能とした製氷機であって、洗浄運転は、タンクと製氷部に付着した汚れを除去するための主洗浄運転と、主洗浄運転後に濯ぎ洗浄をする濯ぎ洗浄運転とを実行するものであり、濯ぎ洗浄運転を実行するときに給水手段により供給される濯ぎ用の洗浄水の水量を主洗浄運転を実行するときの洗浄水の水量よりも多くしたことを特徴とする製氷機を提供するものである。
【0009】
上記のように構成した製氷機においては、洗浄運転は、タンクと製氷部に付着した汚れを除去するための主洗浄運転と、主洗浄運転後に濯ぎ洗浄をする濯ぎ洗浄運転とを実行するものであり、濯ぎ洗浄運転を実行するときに給水手段により供給される濯ぎ用の洗浄水の水量を主洗浄運転を実行するときの洗浄水の水量よりも多くしている。濯ぎ洗浄運転を実行するときに給水手段により供給される洗浄水の水量を主洗浄運転を実行するときの洗浄水の水量よりも多くしているので、主洗浄運転後にタンクの側壁内面に残る汚れを含んだ洗浄水は濯ぎ用の洗浄水により洗い流されるようになり、洗浄運転の実行後にタンク内に汚れが残りにくくなる。これにより、洗浄運転の実行後に製氷運転を実行したときに、氷に汚れが含まれにくくすることができる。
【0010】
上記のように構成した製氷機においては、濯ぎ洗浄運転を実行するときには、ポンプにより洗浄水を製氷部との間で循環させた後で給水手段によりタンク内に洗浄水を追加で供給するのが好ましい。濯ぎ洗浄運転を実行してポンプにより濯ぎ用の洗浄水を製氷部との間で循環させたときには、タンク内の水位は濯ぎ用の洗浄水が製氷部との間を循環するために低下する。ポンプにより洗浄水をタンクと製氷部との間で循環させた後で給水手段によりタンク内に洗浄水を追加で供給しているので、製氷部との間を循環することによって減少したタンク内の製氷水の水位が上昇し、タンク内の側壁内面には汚れを含む洗浄水が残りにくくなる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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