TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023120713
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-30
出願番号2022023717
出願日2022-02-18
発明の名称製氷器具
出願人株式会社ツインバード
代理人
主分類F25C 1/24 20180101AFI20230823BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】適量の水で容易に製氷でき、水を飛び散らせたり溢したりしにくく、且つ、できた氷塊を容易に取り出すことができる製氷器具を提供すること。
【解決手段】水平方向に長寸Y1方向と短寸X1方向を有する容器2の上方開口部6から容器2内に着脱可能に収容される、水平方向に長寸Y2方向と短寸X2方向を有する区画体3を有する製氷器具1において、区画体3が、容器2の短寸X1方向の中央部で且つ長寸Y1方向に延びるように設けられる幹壁部9と、幹壁部9から長寸Y1方向と直交する方向に延びるように設けられる複数の枝壁部10と、これらの幹壁部9と枝壁部10の上部を繋ぐ複数の天面部11とを有し、各枝壁部10同士が、幹壁部9側の基端部から側方先端部である端面壁10Dに向かって間隔Sが広くなるように構成されると共に、端面壁10D同士の間に側方開口部12が形成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
水平方向に長寸方向と短寸方向を有する上方開口の容器と、この容器内に上方から着脱可能に収容される区画体とを有する製氷器具において、
前記区画体が、前記容器の短寸方向の中央部で且つ長寸方向に延びるように設けられる幹壁部と、この幹壁部から長寸方向と交差する方向に延びるように設けられる複数の枝壁部と、これらの幹壁部と枝壁部の上部を繋ぐ複数の天面部とを有し、前記枝壁部同士が、幹壁部側の基端部から側方先端部に向かって間隔が広くなるように構成されると共に、前記側方先端部同士の間に側方開口部が形成されることを特徴とする製氷器具。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記容器に最高水位線が設けられ、この最高水位線まで水を入れた状態で前記区画体を前記容器に入れた際の水位よりも高い位置まで前記側方開口部が形成されることを特徴とする請求項1記載の製氷器具。
【請求項3】
前記側方先端部全体の間に側方開口部が形成されることを特徴とする請求項2記載の製氷器具。
【請求項4】
複数の前記枝壁部が、前記幹壁部を挟んで一方側に設けられた第一枝壁部と他方側に設けられた第二枝壁部とを有し、第一枝壁部と第二枝壁部が長寸方向にずらして設けられることを特徴とする請求項1記載の製氷器具。
【請求項5】
前記幹壁部がジグザグに形成されると共に、前記幹壁部の一方側突出部に前記第一枝壁部の基端部が設けられ、前記幹壁部の他方側突出部に前記第二枝壁部の基端部が設けられることを特徴とする請求項4記載の製氷器具。
【請求項6】
前記幹壁部が波線状に形成されると共に、前記幹壁部の一方側突出部に前記第一枝壁部の基端部が設けられ、前記幹壁部の他方側突出部に前記第二枝壁部の基端部が設けられることを特徴とする請求項4記載の製氷器具。
【請求項7】
水平方向に長寸方向と短寸方向を有する上方開口の容器と、この容器内に上方から着脱可能に収容される区画体とを有する製氷器具において、
前記区画体が、短寸方向一方端から他方端に延びる複数の壁部と、これらの壁部の上部同士を繋ぐ複数の天面部とを有し、前記各壁部の隣接する組み合わせが、短寸方向一方端側から他方端側に向かって間隔が広くなるように構成される組み合わせと、短寸方向他方端側から一方端側に向かって間隔が広くなるように構成される組み合わせを有すると共に、前記壁部同士の間隔が広がった側の端部間に側方開口部が形成されることを特徴とする製氷器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷凍冷蔵庫の冷凍室等に収容して氷を作るための製氷器具に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の製氷器具としては、上方が開口した矩形状の製氷皿であって、この製氷皿内を格子状仕切で仕切ることで、この格子状仕切によって囲まれた形状の氷塊を作ることができる製氷皿が知られている(例えば、特許文献1参照。)。そして、このような製氷皿で作られた氷塊は、製氷皿を捻ることで製氷皿から取り出すことができる。即ち、製氷皿を捻ることで格子状仕切が弾性変形するのに対し、この格子状仕切内で作られた氷塊が殆ど弾性変形しないため、氷塊が格子状仕切の広口側へ押し出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特公昭49-42107号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、このような製氷器具には幾つかの問題があった。まず、水を貯めて氷塊を作るための区画室が独立しているため、水道水等を区画室に注ぐ場合、各区画室に貯められる水の量が不均一になりがちであるという問題があった。一般的には、水が区画室から溢れ且つ製氷皿から溢れない程度に注いだ後で製氷皿を揺すって、水が均一に区画室に溜まるようにしていたが、この行為は面倒であった。次に、どの程度の水を製氷皿に注げば良いのか分かりにくいので、水量が多すぎたり少なすぎたりするという問題があった。水が少なければ出来上がる氷塊が小さいだけで済むが、水が多ければ各区画室で作られる氷塊同士が繋がって一つの大きな氷塊になってしまう。このような場合、大きな氷塊を割る必要があった。次に、水を貯めて氷塊を作るための区画室が独立して複数設けられているため、水道水等を勢いよく区画室に注ぐと、注がれた水が格子状仕切りに当たったり、狭い区画室に注がれた水が前記格子状仕切りに沿って上昇したりすることで、水が飛び散りやすいという問題があった。このため、前記製氷器具には、水を静かに注ぐ必要があった。次に、水を区画室に貯めた状態で製氷皿を冷凍冷蔵庫の冷凍室等に収納する際に、床や冷凍室内に水を溢しやすいという問題があった。更に、各区画室を構成する格子状仕切りが文字通り格子状に形成されているため、捻るのに強い力が必要であるという問題があった。シリコンゴムのような柔軟な材質で製氷皿を形成すれば、容易に製氷皿を捻ることができるが、この場合、製氷皿を捻っても氷塊を広口側へ押し出す力が働かない。また、格子状仕切りの肉厚を薄くするという方法もあるが、この場合、製氷皿を捻ることでこの製氷皿が破損する虞がある。
【0005】
本発明は以上の問題点を解決し、適量の水で容易に製氷でき、水を飛び散らせたり溢したりしにくく、且つ、できた氷塊を容易に取り出すことができる製氷器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に記載の製氷器具は、水平方向に長寸方向と短寸方向を有する上方開口の容器と、この容器内に上方から着脱可能に収容される区画体とを有する製氷器具において、前記区画体が、前記容器の短寸方向の中央部で且つ長寸方向に延びるように設けられる幹壁部と、この幹壁部から長寸方向と交差する方向に延びるように設けられる複数の枝壁部と、これらの幹壁部と枝壁部の上部を繋ぐ複数の天面部とを有し、前記枝壁部同士が、幹壁部側の基端部から側方先端部に向かって間隔が広くなるように構成されると共に、前記側方先端部同士の間に側方開口部が形成されるものである。
【0007】
また、本発明の請求項2に記載の製氷器具は、請求項1において、前記容器に最高水位線が設けられ、この最高水位線まで水を入れた状態で前記区画体を前記容器に入れた際の水位よりも高い位置まで前記側方開口部が形成されるものである。
【0008】
また、本発明の請求項3に記載の製氷器具は、請求項2において、前記側方先端部全体の間に側方開口部が形成されるものである。
【0009】
また、本発明の請求項4に記載の製氷器具は、請求項1において、複数の前記枝壁部が、前記幹壁部を挟んで一方側に設けられた第一枝壁部と他方側に設けられた第二枝壁部とを有し、第一枝壁部と第二枝壁部が長寸方向にずらして設けられるものである。
【0010】
また、本発明の請求項5に記載の製氷器具は、請求項4において、前記幹壁部がジグザグに形成されると共に、前記幹壁部の一方側突出部に前記第一枝壁部の基端部が設けられ、前記幹壁部の他方側突出部に前記第二枝壁部の基端部が設けられるものである。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
製氷器
7か月前
株式会社ツインバード
保冷庫
8か月前
富士電機株式会社
冷却装置
6か月前
富士電機株式会社
冷却装置
4か月前
富士電機株式会社
冷却装置
6か月前
株式会社カンファクト
冷却カバー
4か月前
富士電機株式会社
冷却装置
8か月前
大陽日酸株式会社
熱交換器
3か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
4か月前
シャープ株式会社
空気調和機
4か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
16日前
アクア株式会社
冷蔵庫
6か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
4か月前
株式会社テクノコア
室外機用冷却装置
5か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
15日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
15日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
4か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
7か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
29日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
7か月前
ホシザキ株式会社
製氷機
7か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
29日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
7か月前
ホシザキ株式会社
冷却装置
3か月前
フクシマガリレイ株式会社
貯蔵庫
3か月前
能美防災株式会社
大空間降温装置
1か月前
アイリスオーヤマ株式会社
冷蔵庫
8日前
フクシマガリレイ株式会社
貯蔵庫
1か月前
アイリスオーヤマ株式会社
冷蔵庫
8日前
株式会社杉浦
飲料過冷却装置
4か月前
新菱冷熱工業株式会社
熱源システム
8か月前
富士電機株式会社
二元冷凍機
5か月前
フクシマガリレイ株式会社
冷凍装置
2か月前
星朋商工株式会社
冷蔵庫ロック器具
2か月前
続きを見る