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公開番号2024083434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024059892,2020130713
出願日2024-04-03,2020-07-31
発明の名称信号処理装置、切削装置、および信号処理方法
出願人株式会社東芝
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G01N 22/00 20060101AFI20240614BHJP(測定;試験)
要約【課題】本発明の実施形態が解決しようとする課題は、路面上の対象物の有無を決定し、対象物の有無に応じて路面の切削を停止させることを決定する信号処理装置、切削装置、および信号処理方法を提供することである。
【解決手段】上記課題を解決するために、実施形態の信号処理装置は、路面に向けて電磁波信号を送信する送信部と、この電磁波信号に対応する反射波に基づく受信信号を受信する受信部と、この受信信号に基づいて、この路面における対象物の有無を決定し、この対象物の有無に応じてこの路面の切削を停止させるか否か決定する処理部を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
路面に向けて複数の電磁波信号を送信する送信部と、
前記複数の電磁波信号に対応する反射波に基づく複数の受信信号を受信する受信部と、
前記複数の受信信号に基づく、隣り合う送信時刻の受信信号における複数の信号強度の差分のうち、第1差分および第2差分が対象物に基づく前記反射波の信号強度に関する条件を満たす場合、前記路面の切削停止を通知する通知部と、
を備える、
信号処理装置。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】
前記第2差分は、前記第1差分から第1時間以内の差分である、
請求項1に記載の信号処理装置。
【請求項3】
前記第1時間は、前記受信部および前記路面の切削を行う切削部の間の距離を、前記受信部および前記切削部の移動速度に基づいて設定される、
請求項2に記載の信号処理装置。
【請求項4】
前記条件は、前記アスファルトに反射した信号強度と前記対象物に反射した信号強度との差分に応じて定められ、
前記第1差分の前記条件と、前記第2差分の前記条件は、正負が反転した条件である、
請求項1~3のいずれか一項に記載の信号処理装置。
【請求項5】
前記送信部は、複数の第1電磁波信号を送信する第1送信部および前記第1送信部とは異なる複数の時刻に第2電磁波信号を送信する第2送信部を含み、
前記複数の第1電磁波信号および前記複数の第2電磁波信号は前記複数の電磁波信号に含まれ、
前記受信部は、前記複数の第1電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第1受信信号および前記複数の第2電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第2受信信号を受信し、
前記複数の第1受信信号および前記複数の第2受信信号は前記複数の受信信号に含まれる、
請求項1~4のいずれか一項に記載の信号処理装置。
【請求項6】
前記通知部は、
前記複数の第1受信信号から隣り合う送信時刻の受信信号における複数の第1信号強度の差分のうち前記第1信号強度の第1差分および前記第1信号強度の第2差分、または、前記複数の第2受信信号から隣り合う送信時刻の受信信号における複数の第2信号強度の差分のうち前記第2信号強度の第1差分および前記第2信号強度の第2差分の少なくとも一方が、前記対象物に基づく前記反射波の信号強度に関する条件を満たす場合、前記路面の切削停止を通知する、
請求項5に記載の信号処理装置。
【請求項7】
前記送信部は、第1周波数の複数の第1電磁波信号を送信する第1送信部および第2周波数の複数の第2電磁波信号を送信する第2送信部を含み、
前記受信部は第1受信部および第2受信部を含み、
前記第1受信部は、前記複数の第1電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第1受信信号および前記複数の第2電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第2受信信号の少なくとも一方を受信し、
前記第2受信部は、前記複数の第1電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第3受信信号および前記複数の第2電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第4受信信号の少なくとも一方を受信し、
前記複数の第1受信信号および前記複数の第2受信信号の少なくとも一方、並びに前記複数の第3受信信号および前記複数の第4受信信号の少なくとも一方は、前記複数の受信信号に含まれる、
請求項1~4のいずれか一項に記載の信号処理装置。
【請求項8】
前記送信部は、第1符号を有する複数の第1電磁波信号を送信する第1送信部、および前記複数の第1電磁波信号の送信に応じて、前記第1符号を有する複数の第2電磁波信号および前記第1符号が反転した第2符号を有する複数の第3電磁波信号の少なくとも一方を送信する第2送信部を含み、
前記受信部は、前記第1電磁波信号と前記第2電磁波信号とが重畳した第1重畳信号を複数、および前記第1電磁波信号と前記第3電磁波信号とが重畳した第2重畳信号を複数受信し、
前記複数の第1重畳信号および前記複数の第2重畳信号に基づいて、前記複数の受信信号を算出する処理部をさらに備える、
請求項1~4のいずれか一項に記載の信号処理装置。
【請求項9】
前記処理部は、前記複数の第1重畳信号および前記複数の第2重畳信号に基づいて、前記受信信号に含まれる複数の第1受信信号および複数の第2受信信号を算出し、
前記通知部は、前記複数の第1受信信号から隣り合う送信時刻の受信信号における複数の第1信号強度の差分のうち前記第1信号強度の第1差分および前記第1信号強度の第2差分、または、前記複数の第2受信信号から隣り合う送信時刻の受信信号における複数の第2信号強度の差分のうち前記第2信号強度の第1差分および前記第2信号強度の第2差分の少なくとも一方が、前記対象物に基づく前記反射波の信号強度に関する条件を満たす場合、前記路面の切削停止を通知する、
請求項8に記載の信号処理装置。
【請求項10】
前記送信部は、第1位相の複数の第1電磁波信号を送信する第1送信部および前記第1位相と直交する第2位相の複数の第2電磁波信号を送信する第2送信部を含み、
前記受信部は第1受信部および第2受信部を含み、
前記第1受信部は、前記複数の第1電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第1受信信号および前記複数の第2電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第2受信信号の少なくとも一方を受信し、
前記第2受信部は、前記複数の第1電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第3受信信号および前記複数の第2電磁波信号の前記路面における反射波に基づく複数の第4受信信号の少なくとも一方を受信し、
前記複数の第1受信信号および前記複数の第2受信信号の少なくとも一方、並びに前記複数の第3受信信号および前記複数の第4受信信号の少なくとも一方は、前記複数の受信信号に含まれる、
請求項1~4のいずれか一項に記載の信号処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、信号処理装置、切削装置、および信号処理方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
劣化した路面の修繕のために、路面の切削を行う切削装置が開発されている。路面の切削の際には、路面上に切削してはならない対象物(例えば、マンホールの蓋)がある場合がある。この対象物を切削すると、対象物の損傷や切削装置の損傷が起こる可能性がある。したがって、対象物が切削されないように作業員などにより移動させる必要がある。また、切削による粉塵や廃材、時間帯や天候によっては、作業員などによる対象物の見落としが発生する場合がある。路面の切削を停止する場合には、路面の切削停止を通知することが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-50415号公報
特開2011-18214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、路面の切削を停止する場合には、路面の切削停止を通知する信号処理装置、切削装置、および信号処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、実施形態の信号処理装置は、路面に向けて複数の電磁波信号を送信する送信部と、前記複数の電磁波信号に対応する反射波に基づく複数の受信信号を受信する受信部と、前記複数の受信信号に基づく、隣り合う送信時刻の受信信号における複数の信号強度の差分のうち、第1差分および第2差分が対象物に基づく前記反射波の信号強度に関する条件を満たす場合、前記路面の切削停止を通知する通知部を備える。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1の実施形態における切削装置100の構成図。
切削装置100の機能ブロック図。
時刻ごとの切削装置100の位置の模式図。
図3における電磁波信号の反射波に基づく受信信号の信号強度および信号強度の差分を表す図。
切削装置100の動作のフローチャート。
第1の実施形態に適用可能な切削装置150の構成図。
第1の実施形態に適用可能な切削装置160の構成図。
センサ部120aおよび120bが時分割による送信を行う場合を説明する図。
図8において、受信部122aおよび122bが受信する場合を説明する図。
センサ部120aおよび120bが周波数分割による送信を行う場合を説明する図。
図10において、受信部122aおよび122bが周波数f0およびf1の受信信号を受信する場合を説明する図。
センサ部120aおよび120bが符号分割による送信を行う場合を説明する図。
センサ部120aおよび120bが位相変調による送信を行う場合を説明する図。
図13において、受信部122aおよび122bが位相φ0およびφ1の受信信号を受信する場合を説明する図。
第1の実施形態に適用可能な切削装置170の構成図。
センサ部120aおよび120cが異なる偏波の電磁波信号の送信を行う場合を説明する図。
図16において、受信部122aおよび122cが偏波の向きが変わった受信信号をも受信する場合を説明する図。
第2の実施形態における、センサ部120’による電磁波信号の送信範囲および反射波に基づく受信信号の受信範囲を表す図。
図18の場合における信号強度の角度分布を表す図。
図3における信号強度の角度分布および信号強度の角度分布の差分を表す図。
電磁波信号の周波数を時刻に応じて変化させる場合を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、発明を実施するための実施形態について図面を参照して説明する。開示はあくまで一例にすぎず、以下の実施形態に記載した内容により発明が限定されるものではない。当業者が容易に想到し得る変形は、当然に開示の範囲に含まれる。説明をより明確にするため、図面において、各部分のサイズ、形状等を実際の実施態様に対して変更して模式的に表す場合もある。複数の図面において、対応する要素には同じ参照数字を付して、詳細な説明を省略する場合もある。
【0008】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における切削装置100の構成図である。図1(a)は切削装置100のxz平面図、図1(b)は切削装置100のxy平面図を表している。切削装置100は路面の切削機能を備えた移動体であり、路面上を移動しながら路面を切削する。切削装置100は、本実施形態では一例として路面切削車両としているが、ロボットなどでもよい。切削装置100は移動しながら所定の時間ごとに電磁波信号を路面に向けて送信する。この路面に対する反射波に基づく受信信号を受信し、受信信号に基づいて路面における対象物の有無を決定する。対象物とは、切削装置100が路面の切削にあたって切削を回避したい路面における物体である。例えば、路面に設置されたマンホールの蓋などである。切削装置100は、対象物が存在すると決定された場合に路面の切削を停止する。
【0009】
図2は、切削装置100の機能ブロック図である。図1および図2を用いて、切削装置100の構成要素を説明する。切削装置100は、車体101、駆動部102、コンベア部103、切削部104、記憶部105、および信号処理装置110を備える。信号処理装置110はセンサ部120、処理部130、通知部140を備える。センサ部120は送信部121および受信部122を備える。処理部130は算出部131、決定部132、制御部133、信号生成部134を備える。
【0010】
車体部101は、切削装置100の外装である。本実施形態では一例として切削装置100を路面切削車両としているため、車両の外装部、ボディ部に相当する。
(【0011】以降は省略されています)

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