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公開番号2024123698
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023031319
出願日2023-03-01
発明の名称半導体装置
出願人株式会社東芝,東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人弁理士法人iX
主分類H01L 25/07 20060101AFI20240905BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】寄生インダクタンスを低減することができる半導体装置の提供。
【解決手段】半導体装置は、第1導電部材と、第2導電部材と、配線部材と、複数の半導体チップと、複数の端子とを備える。半導体チップは、半導体層と、第1電極と、第1ゲートパッドと、第2ゲートパッドと、半導体層と第2導電部材との間に位置し、第2導電部材と電気的に接続された第2電極とを有する。複数の端子は、配線部材を介して第1ゲートパッドと電気的に接続された第1ゲート端子と、配線部材を介して第2ゲートパッドと電気的に接続された第2ゲート端子と、配線部材を介して第1導電部材と電気的に接続されたセンス端子とを有する。第1導電部材から第2導電部材への第1方向に垂直な平面視において、センス端子は、第1ゲート端子と第2ゲート端子との間に位置する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1導電部材と、
第2導電部材と、
前記第1導電部材と前記第2導電部材との間に位置する配線部材と、
前記第1導電部材から前記第2導電部材への第1方向において、前記第2導電部材と前記配線部材との間に位置する複数の半導体チップと、
前記第1方向と交差した方向において、前記配線部材から延びる複数の端子と、
を備え、
前記半導体チップは、
半導体層と、
前記第1導電部材と前記半導体層との間に位置し、前記第1導電部材と電気的に接続された第1電極と、
前記第1導電部材と前記半導体層との間に位置する第1ゲートパッドと、
前記第1導電部材と前記半導体層との間に位置する第2ゲートパッドと、
前記半導体層と前記第2導電部材との間に位置し、前記第2導電部材と電気的に接続された第2電極と、
を有し、
前記複数の端子は、
前記配線部材を介して、前記第1ゲートパッドと電気的に接続された第1ゲート端子と、
前記配線部材を介して、前記第2ゲートパッドと電気的に接続された第2ゲート端子と、
前記配線部材を介して、前記第1導電部材と電気的に接続されたセンス端子と、
を有し、
前記第1方向に垂直な平面視において、前記センス端子は、前記第1ゲート端子と前記第2ゲート端子との間に位置する半導体装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記配線部材は、
前記第1ゲート端子と電気的に接続された第1配線層と、
前記第2ゲート端子と電気的に接続された第2配線層と、
前記センス端子と電気的に接続された第3配線層と、
を有する請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1方向において、前記第3配線層は、前記第1配線層と前記第2配線層との間に位置する請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
第1導電部材と、
第2導電部材と、
前記第1導電部材と前記第2導電部材との間に位置する配線部材と、
前記第1導電部材から前記第2導電部材への第1方向において、前記第2導電部材と前記配線部材との間に位置する複数の半導体チップと、
前記第1方向と交差した方向において、前記配線部材から延びる複数の端子と、
を備え、
前記半導体チップは、
半導体層と、
前記第1導電部材と前記半導体層との間に位置し、前記第1導電部材と電気的に接続された第1電極と、
前記第1導電部材と前記半導体層との間に位置する第1ゲートパッドと、
前記第1導電部材と前記半導体層との間に位置する第2ゲートパッドと、
前記半導体層と前記第2導電部材との間に位置し、前記第2導電部材と電気的に接続された第2電極と、
を有し、
前記複数の端子は、
前記配線部材を介して、前記第1ゲートパッドと電気的に接続された第1ゲート端子と、
前記配線部材を介して、前記第2ゲートパッドと電気的に接続された第2ゲート端子と、
前記配線部材を介して、前記第1導電部材と電気的に接続された第1センス端子と、
前記配線部材を介して、前記第1導電部材と電気的に接続された第2センス端子と、
を有し、
前記第1方向に垂直な平面視において、前記第1センス端子は前記第1ゲート端子の隣に位置し、前記第2センス端子は前記第2ゲート端子の隣に位置する半導体装置。
【請求項5】
前記平面視において、前記第1センス端子及び前記第2センス端子は、前記第1ゲート端子と前記第2ゲート端子との間に位置する請求項4に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記平面視において、前記第1ゲート端子と前記第1センス端子との間において前記第1ゲート端子と前記第1センス端子とから等距離の位置を通る直線を第1仮想線とし、前記第2ゲート端子と前記第2センス端子との間において前記第2ゲート端子と前記第2センス端子とから等距離の位置を通る直線を第2仮想線とすると、
前記第1仮想線と前記第2仮想線とがなす角度は、45°以上135°以下である請求項4または5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記配線部材は、
前記第1ゲート端子と電気的に接続された第1配線層と、
前記第2ゲート端子電気的に接続された第2配線層と、
前記第1センス端子及び前記第2センス端子と電気的に接続された第3配線層と、
を有する請求項4または5に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記第1方向において、前記第3配線層は、前記第1配線層と前記第2配線層との間に位置する請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記第1ゲート端子と前記センス端子との間の距離と、前記第2ゲート端子と前記センス端子との間の距離との差は、0mm以上15mm以下である請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記第1ゲート端子と前記第1センス端子との間の距離と、前記第2ゲート端子と前記第2センス端子との間の距離との差は、0mm以上15mm以下である請求項4または5に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
高耐圧、大電流を制御するパワー半導体素子としてIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が広く用いられている。スイッチング素子として用いられるIGBTには、オン電圧が低く、スイッチング損失が低いことが望まれる。オン電圧を低く保ちつつ、ターンオフ損失を下げる手法としてゲート電極を2系統に分けて形成し、一方のゲート電極を先にオフするダブルゲート構造が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-222916号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施形態は、寄生インダクタンスを低減することができる半導体装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施形態によれば、半導体装置は、第1導電部材と、第2導電部材と、前記第1導電部材と前記第2導電部材との間に位置する配線部材と、前記第1導電部材から前記第2導電部材への第1方向において、前記第2導電部材と前記配線部材との間に位置する複数の半導体チップと、前記第1方向と交差した方向において、前記配線部材から延びる複数の端子と、を備え、前記半導体チップは、半導体層と、前記第1導電部材と前記半導体層との間に位置し、前記第1導電部材と電気的に接続された第1電極と、前記第1導電部材と前記半導体層との間に位置する第1ゲートパッドと、前記第1導電部材と前記半導体層との間に位置する第2ゲートパッドと、前記半導体層と前記第2導電部材との間に位置し、前記第2導電部材と電気的に接続された第2電極と、を有し、前記複数の端子は、前記配線部材を介して、前記第1ゲートパッドと電気的に接続された第1ゲート端子と、前記配線部材を介して、前記第2ゲートパッドと電気的に接続された第2ゲート端子と、前記配線部材を介して、前記第1導電部材と電気的に接続されたセンス端子と、を有し、前記第1方向に垂直な平面視において、前記センス端子は、前記第1ゲート端子と前記第2ゲート端子との間に位置する。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態の半導体装置の模式平面図である。
図1におけるA-A断面図である。
図1におけるB-B断面図である。
第1実施形態の半導体装置の模式断面図である。
第1実施形態の半導体装置の模式断面図である。
第1実施形態の半導体装置の模式断面図である。
実施形態の半導体チップの模式断面図である。
第1実施形態の半導体装置の等価回路図である。
第2実施形態の半導体装置の模式平面図である。
第2実施形態の半導体装置の模式断面図である。
第2実施形態の半導体装置の模式断面図である。
第3実施形態の半導体装置の模式平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に、各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚さと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
また、同一または同様の要素には、同じ符号を付している。
【0008】
[第1実施形態]
図2及び図3に示すように、第1実施形態の半導体装置100は、第1導電部材61と、第2導電部材62と、配線部材20と、複数の半導体チップ15とを備える。
【0009】
第1導電部材61から第2導電部材62への方向を第1方向D1とする。図2及び図3は、第1方向D1に平行な断面を表す。図2は、後述する第1ゲートパッド15a及び第2ゲートパッド15bが位置する部分の断面(図1におけるA-A断面)を表す。図3は、第1導電部材61の後述する第1凸部61pが位置する部分の断面(図1におけるB-B断面)を表す。第1ゲートパッド15a及び第2ゲートパッド15bは、例えば、半導体チップ15の対角位置に位置する。
【0010】
配線部材20は、第1方向D1において、第1導電部材61と第2導電部材62との間に位置する。
(【0011】以降は省略されています)

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