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公開番号2024083415
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024059190,2023507824
出願日2024-04-01,2021-08-27
発明の名称可撓性の挿入管および湾曲部分を含む内視鏡
出願人HOYA株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 1/005 20060101AFI20240614BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】可撓性の挿入管および湾曲部分を含み、湾曲部分および挿入管が内部に十分な空間を提供する内視鏡を提供すること。
【解決手段】本発明は、可撓性挿入管(2)と、近位側から制御可能であり、挿入管(2)に遠位方向に接続された湾曲部分(3)と、を含む内視鏡(1)に関し、湾曲部分(3)では、湾曲部分(3)の枢動運動のためにプルロープ(11)が延在し、プルロープ(11)は湾曲部分(3)の遠位端に固定され、付勢された弾性要素(30)が、プルロープ(11)と平行に湾曲部分(3)の長手方向に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内視鏡(1)であって、
可撓性挿入管(2)と、
近位側から制御可能な湾曲部分(3)であって、前記挿入管(2)に遠位に接続された湾曲部分(3)と、を含み、
前記湾曲部分(3)内には、前記湾曲部分(3)の枢動運動のためにプルロープ(11)が延び、前記プルロープ(11)は前記湾曲部分(3)の前記遠位端に固定され、
付勢された弾性要素(30,330;3300)が、前記プルロープ(11)に平行に前記湾曲部分(3)の長手方向に配置される、内視鏡(1)。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記付勢された弾性要素(30,330;3300)は、前記湾曲部分(3)の一方の側に向かって所定の湾曲を有する、
請求項1に記載の内視鏡(1)。
【請求項3】
前記付勢された弾性要素(30;330;3300)の前記所定の湾曲が、前記湾曲部分(3)の一方の側への最大枢動を提供する、
請求項1または2に記載の内視鏡(1)。
【請求項4】
前記付勢された弾性要素は、前記湾曲部分(3)の一方の側に向かって所定の湾曲を有する湾曲された棒要素(330)として前記プルロープ(11)と平行に配置され、
前記プルロープ(11)は、プルロープ案内要素(310)によって案内される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の内視鏡(1)。
【請求項5】
前記付勢された弾性要素は、渦巻きばね要素(3300)として、または遠位の案内されたプルロープと近位渦巻きばね要素(3300)との組み合わせとして、前記プルロープ(11)に平行に配置され、前記渦巻きばね要素(3300)は所定の付勢を有し、
前記プルロープ(11)はプルロープ案内要素(310)によって案内される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の内視鏡(1)。
【請求項6】
前記湾曲部分(3)は、スリーブ(10)を含み、
前記付勢された弾性要素は、前記スリーブ(10)の断面を2つの別個のチャンバ(31,32)に分割する湾曲可能な分離要素(30)であり、
前記分離要素(30)によって分離された前記2つのチャンバ(31,32)のうちの一方のチャンバ(31)内において、前記プルロープ(11)は、前記湾曲部分(3)の枢動運動のために前記スリーブ(10)の前記長手方向に配置される、
請求項1から3のいずれか一項に記載の内視鏡(1)。
【請求項7】
所定の方法で湾曲された前記分離要素(30)の半径の外側に配置された前記分離要素(30)によって分離された前記2つのチャンバ(31,32)のうちの前記チャンバ(31)内において、前記プルロープ(11)は、前記湾曲部分(3)の枢動運動のために前記スリーブ(10)の前記長手方向に配置される、
請求項6に記載の内視鏡(1)。
【請求項8】
前記分離要素(30)は、近位側で前記挿入管(2)の前記遠位端領域に固定される、
請求項6または7に記載の内視鏡(1)。
【請求項9】
前記挿入管(2)は、外側カバー(21)と、前記外側カバー(21)の下に弾性ワイヤメッシュ(22)と、を有し、前記分離要素(30)の前記近位側(36)は、前記ワイヤメッシュ(22)の遠位端領域に固定される、
請求項8に記載の内視鏡(1)。
【請求項10】
前記分離要素(30)の前記近位側(36)は、前記ワイヤメッシュ(22)の前記遠位端領域に挿入されるか、前記遠位端領域に溶接されるか、または前記遠位端領域に接着される、
請求項9に記載の内視鏡(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、可撓性の挿入管と、近位側から制御可能な湾曲部分と、を含む内視鏡であって、湾曲部分が挿入管に遠位側に接続される、内視鏡に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
このタイプの内視鏡は、例えば、小さな開口部または小さな空間も検査するために、非常に小さな直径で構築することができる。
【0003】
通常、湾曲部分の直径は、内視鏡の挿入管の直径と等しいか、またはわずかに異なる。細い挿入管を有する内視鏡の場合、湾曲部分はそれに対応して細い。
【0004】
しかしながら、細い湾曲部分は、従来の湾曲部分に必要とされる複雑な構造設計に十分な内部を有さないことが多い。内視鏡の湾曲部分は、ユーザによって制御され得る。この目的のために、湾曲部分は、内視鏡の近位側からユーザによって制御される、すなわち撓められる。
【0005】
したがって、従来技術から、金属から作製された関節部材の湾曲部分または関節プラスチック要素から作製された湾曲部分など、湾曲部分の様々な基本設計が知られている。
【0006】
金属製の関節部材の湾曲部分では、湾曲部分は、環状ジョイントの自由に移動可能な接続によってそれぞれ接続された多数の複雑な形状の金属リングからなる。前記環状ジョイントは、それぞれの隣接する環状ジョイントに対して90度またはそれぞれ180度だけオフセットされたヒンジピンを含む。湾曲部分は、いくつかの枢動点を介して上下に枢動することができる。可撓性部分の内側の環状ジョイントには、アイレットが複数列配置されている。前記アイレットは、可撓性部分の遠位端に固定されたプルロープのガイドウェイとして機能する。可撓性部分の湾曲または撓み動作は、プルロープが近位側から引っ張られることによって行われる。
【0007】
基本的に、一方向(例えば、上向き/下向き)への移動には常に2本のプルロープが必要であるが、これは、1本のプルロープでは引張移動しか達成できず、推力移動は達成できないためである。そのため、従来は、一方向の移動に2本のプルロープが必要であった。これに対応して、2方向への移動には4本のプルロープが必要である。2方向の移動によって、様々な方向設定(水平方向および垂直方向の湾曲の組み合わせ)を達成することができる。
【0008】
前記複雑な構造は、湾曲部分の内側に適切な内部を必要とする。湾曲部分が非常に細い場合、通常、利用可能な十分な内部空間がない。
【0009】
互いに関節接合された、すなわち互いにヒンジ結合されたプラスチック要素で作られた湾曲部分では、射出成形によって製造されたプラスチック要素は、ヒンジを介して相互接続され、互いに対して枢動可能である。関節接合されたプラスチック要素の湾曲部分は非常に単純な構造を示すが、金属から作られた関節接合部材の湾曲部分よりもさらに少ない内部空間を提供する。これは、プラスチック部材の仕切りが十分な安定性および強度を確保するために特定の厚さを必要とするという事実に起因する。さらに、この場合も、アイレットが多くの空間を必要とする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、本発明の目的は、可撓性の挿入管および湾曲部分を含み、湾曲部分および挿入管が内部に十分な空間を提供する内視鏡を提供することである。さらに、内視鏡の湾曲部分は、満足のいく機能性を提供することが意図されている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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