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公開番号2024083099
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197419
出願日2022-12-09
発明の名称皮膚外用剤
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/86 20060101AFI20240613BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】 皮膚に適用したときに高い保湿効果を発揮し、また長期間にわたってしっとり感を持続できる皮膚外用剤の提供。
【解決手段】 (A)ジグリセリン、(B)油、(C)2種類以上の、HLB値が13~15である非イオン性界面活性剤の組み合わせ、(D)2-アクリルアミド-2-メチルスルホン酸またはその塩を構造中に含むポリマー、および(E)水を含んでなる皮膚外用剤。
【選択図】 なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ジグリセリン、
(B)油、
(C)2種類以上の、HLB値が13~15である非イオン性界面活性剤の組み合わせ、
(D)2-アクリルアミド-2-メチルスルホン酸またはその塩を構造中に含むポリマー、および
(E)水
を含んでなる皮膚外用剤。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
(B)成分が極性油である、請求項1に記載の皮膚外用剤。
【請求項3】
(B)成分のIOBが 0.5以下である、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
【請求項4】
(C)成分が、HLB値が13~15であるポリオキシアルキレン脂肪酸グリセリルと、HLB値が13~15であるポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルとの組み合わせを含む、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
【請求項5】
(D)成分が、
2-アクリルアミド-2-メチルスルホン酸と、
ビニルピロリドン、(メタ)アクリル酸アミド、(メタ)アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、POE(C
10-18
)アルキルエーテル(メタ)アクリレートからなる群から選択される1種または2種以上のモノマーと、
のコポリマーである、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
【請求項6】
前記皮膚外用剤の総質量を基準として、
(A)成分の含有率が5~14質量%、
である、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
【請求項7】
前記皮膚外用剤の総質量を基準として、
(B)成分の含有率が0.03~11.5質量%、
である、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
【請求項8】
前記皮膚外用剤の総質量を基準として、
(C)成分の含有率が0.26~3質量%、
である、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
【請求項9】
前記皮膚外用剤の総質量を基準として、
(D)成分の含有率が0.3~1.8質量%、
である、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
【請求項10】
[(D)成分の含有量]/[(A)成分の含有量]の比が、0.02~0.16である、請求項1または2に記載の皮膚外用剤。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、皮膚に適用したときに高い保湿効果を発揮し、また長期間にわたってしっとり感を持続できる皮膚外用剤に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
多価アルコールは保湿機能に優れたものであることが知られており、各種の化粧料や洗浄料などの皮膚外用剤に用いられている。しかし、高い保湿効果を得るために多価アルコールを皮膚外用剤に多量に配合すると、肌に適用した後にべたつき感が発生することがあった。このために、保湿効果とべたつき感抑制とがトレードオフの関係となり、より満足感の高い化粧料を得ることが難しかった。
【0003】
また、皮膚外用剤を皮膚に適用したとき、配合成分が肌に浸透することのほか、皮膚上に保護膜が形成されたような感触(膜感)が得られることがある。このような膜感が得られる場合には、保湿効果が持続する傾向にあり、膜感が得られる皮膚外用剤も望まれている。
【0004】
このような背景から、保湿効果、しっとり感、肌への馴染み、さっぱり感に優れた皮膚外用剤が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-222650号公報
【発明の概要】
【0006】
本発明は、上記したような課題に鑑みて完成されたものであり、皮膚に適用したときに肌に迅速に馴染み、べたつきが少ない上、高い保湿効果を発揮し、また長期間にわたってしっとり感を持続できる皮膚外用剤を提供することを目的とするものである。
【0007】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]
(A)ジグリセリン、
(B)油、
(C)2種類以上の、HLB値が13~15である非イオン性界面活性剤の組み合わせ、
(D)2-アクリルアミド-2-メチルスルホン酸またはその塩を構造中に含むポリマー、および
(E)水
を含んでなる皮膚外用剤。
[2]
(B)成分が極性油である、[1]に記載の皮膚外用剤。
[3]
(B)成分のIOBが 0.5以下である、[1]または[2]に記載の皮膚外用剤。
[4]
(C)成分が、HLB値が13~15であるポリオキシアルキレン脂肪酸グリセリルと、HLB値が13~15であるポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸エステルとの組み合わせを含む、[1]~[3]のいずれかに記載の皮膚外用剤。
[5]
(D)成分が、
2-アクリルアミド-2-メチルスルホン酸と、
ビニルピロリドン、(メタ)アクリル酸アミド、(メタ)アクリル酸ナトリウム、(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、POE(C
10-18
)アルキルエーテル(メタ)アクリレートからなる群から選択される1種または2種以上のモノマーと、
のコポリマーである、[1]~[4]のいずれかに記載の皮膚外用剤。
[6]
前記皮膚外用剤の総質量を基準として、
(A)成分の含有率が5~14質量%、
である、[1]~[5]のいずれかに記載の皮膚外用剤。
[7]
前記皮膚外用剤の総質量を基準として、
(B)成分の含有率が0.03~11.5質量%、
である、[1]~[6]のいずれかに記載の皮膚外用剤。
[8]
前記皮膚外用剤の総質量を基準として、
(C)成分の含有率が0.26~3質量%、
である、[1]~[7]のいずれかに記載の皮膚外用剤。
[9]
前記皮膚外用剤の総質量を基準として、
(D)成分の含有率が0.3~1.8質量%、
である、[1]~[8]のいずれかに記載の皮膚外用剤。
[10]
[(D)成分の含有量]/[(A)成分の含有量]の比が、0.02~0.16である、[1]~[9]のいずれかに記載の皮膚外用剤。
[11]
(B)成分が、極性油と非極性油との組み合わせである、[1]~[10]のいずれかに記載の皮膚外用剤。
[12]
(F)ジグリセリン以外の多価アルコールをさらに含む、[1]~[11]のいずれかに記載の皮膚外用剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、皮膚に適用したときに肌に迅速に馴染み、べたつきが少ない上、高い保湿効果を発揮し、また長期間にわたってしっとり感を持続できる皮膚外用剤が提供される。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0009】
[皮膚外用剤]
本発明による皮膚外用剤は、
(A)ジグリセリン、
(B)油、
(C)2種類以上の、HLB値が13~15である非イオン性界面活性剤の組み合わせ、
(D)2-アクリルアミド-2-メチルスルホン酸またはその塩を構造中に含むポリマー、および
(E)水
を必須成分を含んでなるものである。以下、これらの必須成分、および併用できる追加成分について説明する。
[(A)ジグリセリン]
本発明による皮膚外用剤は、ジグリセリン(以下、(A)成分ということがある)を含んでなる。ジグリセリンは、2個のグリセリンが脱水縮合した構造を有し、4つの水酸基を有する多価アルコールである。ジグリセリンは化粧料、医薬部外品等の分野において利用されるものであり、本発明においてもそれらの中から任意に選択することができる。
【0010】
ジグリセリンは、多価アルコールの一つであり、保湿機能を有することが知られている。しかしながら、本発明の皮膚外用剤用において、ジグリセリンは後述する成分との組み合わせによって、優れた保湿機能を発揮する上に、さらにべたつき感を悪化させることなく、しっとり感や膜感を改良する効果を発揮する。
(【0011】以降は省略されています)

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