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公開番号2024077400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189479
出願日2022-11-28
発明の名称青ひげ様部位対策化粧料シミュレーション用プログラム、青ひげ様部位対策化粧料シミュレーション装置及び方法、並びに青ひげ様部位対策化粧料の製造方法
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06T 19/20 20110101AFI20240531BHJP(計算;計数)
要約【課題】従来技術とは異なるアプローチによる、所定の色による加色を伴う、新規な青ひげ様部位対策化粧料の、シミュレーション用プログラム、シミュレーション装置、及びシミュレーション方法、並びに該シミュレーション方法に基づく青ひげ様部位対策化粧料の製造方法を提供する。
【解決手段】本開示の青ひげ様部位対策化粧料シミュレーション用プログラムは、青ひげ様部位及びその周辺領域を含む画像における、青ひげ様部位、青ひげ様部位の周辺領域、又はそれらの両方に所定の色を加色する画像処理を行い、そして、画像処理をした画像を表示させる処理をコンピュータに実行させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
青ひげ様部位及びその周辺領域を含む画像における、青ひげ様部位、青ひげ様部位の周辺領域、又はそれらの両方に所定の色を加色する画像処理を行い、そして
画像処理をした前記画像を表示させる処理、
をコンピュータに実行させる、青ひげ様部位対策化粧料シミュレーション用プログラム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記青ひげ様部位に加色するとき、加色する前記色は、赤色系の色であり、前記青ひげ様部位の周辺領域に加色するとき、加色する前記色は、黄色系の色である、請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
加色する前記色が、所定の濃度及び色調の色である、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記画像処理が、青ひげ様部位の色及び青ひげ様部位の周辺領域の色を用いる色対比法に従う処理である、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記画像処理が、CIE 1976(L

、a

、b

)色空間に準拠し、x軸をa

及びy軸をb

とするグラフに前記青ひげ様部位の色及び前記青ひげ様部位の周辺領域の色をプロットし、座標(0、0)と、前記青ひげ様部位の周辺領域の色座標とを結ぶ直線を基準線とし、前記青ひげ様部位の色の色座標を、前記基準線に近づかせるようにして加色するための色を決定する処理である、請求項1に記載のプログラム。
【請求項6】
前記画像処理が、CIE 1976(L

、a

、b

)色空間に準拠し、x軸をa

及びy軸をb

とするグラフに前記青ひげ様部位の色及び前記青ひげ様部位の周辺領域の色をプロットし、座標(0、0)と、前記青ひげ様部位の色の色座標とを結ぶ直線を基準線とし、前記青ひげ様部位の周辺領域の色座標を、前記基準線に近づかせるようにして加色するための色を決定する処理である、請求項1に記載のプログラム。
【請求項7】
前記青ひげ様部位における色が、青ひげ様部位の色を平均化した色であり、かつ、前記青ひげ様部位の周辺領域の色が、青ひげ様部位の周辺領域の色を平均化した色である、請求項5又は6に記載のプログラム。
【請求項8】
画像処理をする前の前記画像を表示させる処理をコンピュータに更に実行させる、請求項1又は2に記載のプログラム。
【請求項9】
青ひげ様部位及びその周辺領域を含む画像における、青ひげ様部位、青ひげ様部位の周辺領域、又はそれらの両方に所定の色を加色する画像処理を行う画像処理部、及び、
画像処理をした前記画像を表示する表示部、
を有する、青ひげ様部位対策化粧料シミュレーション装置。
【請求項10】
前記青ひげ様部位に加色するとき、加色する前記色は、赤色系の色であり、前記青ひげ様部位の周辺領域に加色するとき、加色する前記色は、黄色系の色である、請求項9に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、シミュレーション用プログラム、シミュレーション装置及び方法、並びにシミュレーションに基づいて化粧料を製造する方法に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、化粧品の分野において、メイクアップをシミュレーションする装置などが開発されている。
【0003】
特許文献1には、顔画像に化粧シミュレーションを行う化粧シミュレーションシステムであって、顔画像の構成パーツの種類の指定を受ける構成パーツ種類指定受付手段と、指定を受けた構成パーツの輪郭上に、複数の特徴点の指定をプロットにより受け付ける特徴点指定受付手段と、プロットにより指定された複数の特徴点に基づいて、構成パーツの輪郭を描画する輪郭描画手段とを備える、化粧シミュレーションシステムが記載されている。
【0004】
特許文献2には、化粧を施されたユーザの化粧顔画像を取得する化粧顔画像取得手段と、化粧顔画像から化粧情報を検出する化粧情報検出手段と、化粧に用いたい化粧品の色を選択する化粧品色選択手段と、化粧情報に基づいて、化粧を施されたユーザの化粧顔画像の色を、化粧品色選択手段によって選択された化粧品の色に変更することによって、第2の化粧顔画像を生成する化粧顔画像合成生成手段と、第2の化粧顔画像を表示する表示手段とを備える、メイクアップシミュレーション装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2017/179134号
特開2021-144582号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、美容意識のさらなる向上等に伴い、例えば、ひげ、眉等における毛を剃った後にその領域が青く見える現象の改善が望まれている。
【0007】
従来の技術によれば、このような青く見える領域に対し、二酸化チタン等の顔料級粒子を含む隠蔽力の高い化粧料を適用することによって、青く見える現象を目立たなくすることが一般的であった。
【0008】
したがって、本開示の主題は、従来技術とは異なるアプローチによる、所定の色による加色を伴う、新規な青ひげ様部位対策化粧料の、シミュレーション用プログラム、シミュレーション装置、及びシミュレーション方法、並びに該シミュレーション方法に基づく青ひげ様部位対策化粧料の製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
〈態様1〉
青ひげ様部位及びその周辺領域を含む画像における、青ひげ様部位、青ひげ様部位の周辺領域、又はそれらの両方に所定の色を加色する画像処理を行い、そして
画像処理をした前記画像を表示させる処理、
をコンピュータに実行させる、青ひげ様部位対策化粧料シミュレーション用プログラム。
〈態様2〉
前記青ひげ様部位に加色するとき、加色する前記色は、赤色系の色であり、前記青ひげ様部位の周辺領域に加色するとき、加色する前記色は、黄色系の色である、態様1に記載のプログラム。
〈態様3〉
加色する前記色が、所定の濃度及び色調の色である、態様1又は2に記載のプログラム。
〈態様4〉
前記画像処理が、青ひげ様部位の色及び青ひげ様部位の周辺領域の色を用いる色対比法に従う処理である、態様1~3のいずれかに記載のプログラム。
〈態様5〉
前記画像処理が、CIE 1976(L

、a

、b

)色空間に準拠し、x軸をa

及びy軸をb

とするグラフに前記青ひげ様部位の色及び前記青ひげ様部位の周辺領域の色をプロットし、座標(0、0)と、前記青ひげ様部位の周辺領域の色座標とを結ぶ直線を基準線とし、前記青ひげ様部位の色の色座標を、前記基準線に近づかせるようにして加色するための色を決定する処理である、態様1~4のいずれかに記載のプログラム。
〈態様6〉
前記画像処理が、CIE 1976(L

、a

、b

)色空間に準拠し、x軸をa

及びy軸をb

とするグラフに前記青ひげ様部位の色及び前記青ひげ様部位の周辺領域の色をプロットし、座標(0、0)と、前記青ひげ様部位の色の色座標とを結ぶ直線を基準線とし、前記青ひげ様部位の周辺領域の色座標を、前記基準線に近づかせるようにして加色するための色を決定する処理である、態様1~4のいずれかに記載のプログラム。
〈態様7〉
前記青ひげ様部位における色が、青ひげ様部位の色を平均化した色であり、かつ、前記青ひげ様部位の周辺領域の色が、青ひげ様部位の周辺領域の色を平均化した色である、態様5又は6に記載のプログラム。
〈態様8〉
画像処理をする前の前記画像を表示させる処理をコンピュータに更に実行させる、態様1~7のいずれかに記載のプログラム。
〈態様9〉
青ひげ様部位及びその周辺領域を含む画像における、青ひげ様部位、青ひげ様部位の周辺領域、又はそれらの両方に所定の色を加色する画像処理を行う画像処理部、及び、
画像処理をした前記画像を表示する表示部、
を有する、青ひげ様部位対策化粧料シミュレーション装置。
〈態様10〉
前記青ひげ様部位に加色するとき、加色する前記色は、赤色系の色であり、前記青ひげ様部位の周辺領域に加色するとき、加色する前記色は、黄色系の色である、態様9に記載の装置。
〈態様11〉
青ひげ様部位及びその周辺領域を含む画像を取得する撮影部を更に有する、態様9又は10に記載の装置。
〈態様12〉
画像処理部が、取得した青ひげ様部位及びその周辺領域を含む画像における、青ひげ様部位、青ひげ様部位の周辺領域、又はそれらの両方に所定の色を加色する画像処理を行い、そして
表示部が、画像処理をした前記画像を表示させる、
青ひげ様部位対策化粧料シミュレーション方法。
〈態様13〉
前記青ひげ様部位に加色するとき、加色する前記色は、赤色系の色であり、前記青ひげ様部位の周辺領域に加色するとき、加色する前記色は、黄色系の色である、態様12に記載の方法。
〈態様14〉
撮影部が青ひげ様部位及びその周辺領域を含む画像を取得する、態様12又は13に記載の方法。
〈態様15〉
態様12~14のいずれかに記載の方法に基づいて青ひげ様部位対策化粧料を製造する、青ひげ様部位対策化粧料の製造方法。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、従来技術とは異なるアプローチによる、所定の色による加色を伴う、新規な青ひげ様部位対策化粧料の、シミュレーション用プログラム、シミュレーション装置、及びシミュレーション方法、並びに該シミュレーション方法に基づく青ひげ様部位対策化粧料の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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