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公開番号2024083038
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022197323
出願日2022-12-09
発明の名称化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/89 20060101AFI20240613BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】二次付着を抑制でき、かつ使用性に優れた化粧料を提供する。
【解決手段】(A)油溶性皮膜剤、(B)水溶性皮膜剤、(C)粉末、(D)水、および(E)非環状揮発性シリコーン油を含んでなる、化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)油溶性皮膜剤、
(B)水溶性皮膜剤、
(C)粉末、
(D)水、および
(E)非環状揮発性シリコーン油
を含んでなる、化粧料。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
(A)油溶性皮膜剤が、シリコーン系皮膜剤、炭化水素系皮膜剤、プルラン誘導体、セルロース誘導体、およびビニルピロリドン誘導体からなる群から選択される、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
(A)油溶性皮膜剤が、シリコーン系皮膜剤である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
(B)水溶性皮膜剤が、ポリアクリル酸系皮膜剤、ポリウレタン系皮膜剤、ポリビニル系皮膜剤、スターチ系皮膜剤、および微細セルロース繊維からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項5】
(B)水溶性皮膜剤が、ポリアクリル酸系皮膜剤、ポリウレタン系皮膜剤またはポリビニル系皮膜剤である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項6】
(C)粉末が、タルク、カオリン、雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セルロース、デンプン、セラミックパウダー、および金属石鹸からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項7】
(E)非環状揮発性シリコーン油が、直鎖状揮発性シリコーン油である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項8】
(A)油溶性皮膜剤の配合量が、化粧料の総量に対して、0.01~8質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項9】
(B)水溶性皮膜剤の配合量が、化粧料の総量に対して、0.01~8量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項10】
(B)水溶性皮膜剤の配合量に対する、(A)油溶性皮膜剤の配合量の比((A)/(B))が、質量基準で、0.1~15である、請求項1または2に記載の化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、化粧料に関する。具体的には、皮膜剤を含んでなる化粧料に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
メイクアップ化粧料等の化粧料に関して、化粧持ちがよいことが求められている。さらに、近年、マスクを装着することが増えてきており、マスクへの付着がしにくいことが求められている。
化粧持ちを向上させるために、トリメチルシロキシケイ酸等の皮膜剤を配合することが行われている。皮膜剤の配合により、皮膜感やべたつきを感じやすくなることがあり、使用感に改善の余地がある。
【0003】
トリメチルシロキシケイ酸とポリビニルアルコールの複数の皮膜剤が配合された首用皮膚外用剤が提案されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-26731号公報
【発明の概要】
【0005】
本発明者らは、驚くべきことに、特定の複数の皮膜剤と、粉末と、特定の油分との組み合わせを含む化粧料を用いることで、マスク等への二次付着を抑制でき、かつ優れた使用感を達成できることを見いだした。本発明はこれらの知見に基づくものである。
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1](A)油溶性皮膜剤、
(B)水溶性皮膜剤、
(C)粉末、
(D)水、および
(E)非環状揮発性シリコーン油
を含んでなる、化粧料。
[2](A)油溶性皮膜剤が、シリコーン系皮膜剤、炭化水素系皮膜剤、プルラン誘導体、セルロース誘導体、およびビニルピロリドン誘導体からなる群から選択される、[1]に記載の化粧料。
[3](A)油溶性皮膜剤が、シリコーン系皮膜剤である、[1]または[2]に記載の化粧料。
[4](B)水溶性皮膜剤が、ポリアクリル酸系皮膜剤、ポリウレタン系皮膜剤、ポリビニル系皮膜剤、スターチ系皮膜剤、および微細セルロース繊維からなる群から選択される、[1]~[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5](B)水溶性皮膜剤が、ポリアクリル酸系皮膜剤、ポリウレタン系皮膜剤またはポリビニル系皮膜剤である、[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6](C)粉末が、タルク、カオリン、雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、焼セッコウ、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セルロース、デンプン、セラミックパウダー、および金属石鹸からなる群から選択される、[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料。
[7](E)非環状揮発性シリコーン油が、直鎖状揮発性シリコーン油である、[1]~[6]のいずれかに記載の化粧料。
[8](A)油溶性皮膜剤の配合量が、化粧料の総量に対して、0.01~8質量%である、[1]~[7]のいずれかに記載の化粧料。
[9](B)水溶性皮膜剤の配合量が、化粧料の総量に対して、0.01~8質量%である、[1]~[8]のいずれかに記載の化粧料。
[10](B)水溶性皮膜剤の配合量に対する、(A)油溶性皮膜剤の配合量の比((A)/(B))が、質量基準で、0.1~15である、[1]~[9]のいずれかに記載の化粧料。
[11](E)非環状揮発性シリコーン油の配合量が、化粧料の総量に対して、1~35質量%である、[1]~[10]のいずれかに記載の化粧料。
[12]水中油型乳化化粧料である、[1]~[11]のいずれかに記載の化粧料。
【0007】
本発明によれば、二次付着を抑制でき、かつ使用性に優れた化粧料を提供することができる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明は、(A)油溶性皮膜剤、(B)水溶性皮膜剤、(C)粉末、(D)水、および(E)非環状揮発性シリコーン油を含んでなる化粧料に関するものである。
【0009】
(A)油溶性皮膜剤
本発明による化粧料は、(A)油溶性皮膜剤(以下、(A)成分と称することがある。他の成分についても同様である。)を含んでなる。
(A)成分としては、化粧料に配合しうるものであれば特に限定されないが、例えば、シリコーン系皮膜剤、炭化水素系皮膜剤、プルラン誘導体、セルロース誘導体、およびビニルピロリドン誘導体からなる群から選択され、好ましくはシリコーン系皮膜剤である。
【0010】
シリコーン系被膜剤としては、シリコーン樹脂、アミノ変性シリコーン樹脂、シリコーンレジンガム等が挙げられ、具体的には、トリメチルシロキシケイ酸、アミノプロピルジメチコン、(トリメチルシロキシケイ酸/ジメチコノール)クロスポリマー、(アクリル酸アルキル/ジメチコン)コポリマー、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー、(アクリル酸/メタクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー、トリフルオロアルキルジメチルトリメチルシロキシケイ酸、トリ(トリメチルシロキシ)シリルプロピルカルバミド酸プルラン等が挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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