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公開番号2024084419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198686
出願日2022-12-13
発明の名称油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法、及び油中水型乳化組成物のインライン連続製造装置
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人
主分類A61K 8/06 20060101AFI20240618BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】高内水相を含む油中水型乳化組成物を、単位面積当たりの生産性が高いインライン連続生産により製造できる油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法の提供。
【解決手段】高内水相を含む油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法であって、油性成分と、第1の水性成分と、を送液しながら攪拌して油中水型乳化プレミックスを調製する工程と、得られた前記油中水型乳化プレミックスを送液し、第2の水性成分を注入しながら攪拌して油中水型乳化組成物を調製する工程と、を含む油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
高内水相を含む油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法であって、
油性成分と、第1の水性成分と、を送液しながら攪拌して油中水型乳化プレミックスを調製する工程と、
得られた前記油中水型乳化プレミックスを送液し、第2の水性成分を注入しながら攪拌して油中水型乳化組成物を調製する工程と、
を含むことを特徴とする油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記油性成分の流量に対して10%~90%の流量の第1の水性成分を送液する請求項1に記載の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
【請求項3】
前記油中水型乳化プレミックスを調製する工程が、前記油性成分と、前記第1の水性成分と、を送液しながらせん断速度50[1/s]~400[1/s]、滞留時間0.01秒間~0.6秒間で攪拌して前記油中水型乳化プレミックスを調製する工程である請求項1に記載の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
【請求項4】
前記油中水型乳化組成物を調製する工程が、得られた前記油中水型乳化プレミックスを送液し、第2の水性成分を注入しながらせん断速度1,700[1/s]~2,500[1/s]、及び滞留時間5秒間~15秒間で攪拌して油中水型乳化組成物を調製する工程である請求項1に記載の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
【請求項5】
前記第2の水性成分が注入された前記油中水型乳化プレミックスに、追加の水性成分を注入しながら攪拌する工程を更に含む請求項1に記載の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
【請求項6】
前記第2の水性成分が注入された前記油中水型乳化プレミックスに、追加の水性成分を注入しながら攪拌する工程が、前記第2の水性成分が注入された前記油中水型乳化プレミックスと、前記追加の水性成分と、を送液しながらせん断速度1,700[1/s]~2,500[1/s]、滞留時間2.5秒間~7.5秒間で攪拌して油中水型乳化組成物を調製する工程である請求項5に記載の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
【請求項7】
前記油中水型乳化組成物が、50質量%~91質量%の内水相を含む請求項1に記載の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
【請求項8】
前記油中水型乳化プレミックスの乳化粒子の平均径が20μm~150μmである請求項1に記載の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
【請求項9】
前記油中水型乳化プレミックスの粘度が1,000mPa・s~15,000mPa・sである請求項1に記載の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
【請求項10】
前記油中水型乳化組成物の乳化粒子の平均径が1μm~12.5μmである請求項1に記載の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法、及び油中水型乳化組成物のインライン連続製造装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
油中水型乳化組成物は、医薬品、化粧品、食品といった業界の中間体及び最終製品として有用性が高い。
【0003】
特に化粧品製剤用として、油中水型乳化組成物は、効率的に皮膚に塗ることができ、通常優れた保湿性状を有するために適している。この点に関して、高い含水率を有する油中水型乳化組成物は、水中油型乳化組成物よりも優れている。
【0004】
一方で、油中水型乳化組成物を安定した状態に維持することは、水中油型乳化組成物より困難であると考えられている。これは生産工程においても同様であり、多くの場合は攪拌槽でのバッチ処理を繰り返すことで生産性を確保してきた。
【0005】
中でも、高内水相を含む油中水型乳化組成物の生産は、従来、水性成分を徐添しながらバッチ処理を行っており、生産性を向上させるためにはバッチ処理回数を重ねるほか無かった。また、徐添作業などバッチ処理を行う上での作業者負荷が高く、1バッチあたりの生産時間も長時間であることが多い。
【0006】
これまでに、水相と油相を予備混合したプロセスストリームを、スタティックミキサーを用いて一回の通過で処理することで、高内相エマルジョンを生成する方法が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特表2003-511522号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、高内水相を含む油中水型乳化組成物を、単位面積当たりの生産性が高いインライン連続生産により製造できる油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための手段としての本発明の油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法は、高内水相を含む油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法であって、油性成分と、第1の水性成分と、を送液しながら攪拌して油中水型乳化プレミックスを調製する工程と、得られた前記油中水型乳化プレミックスを送液し、第2の水性成分を注入しながら攪拌して油中水型乳化組成物を調製する工程と、を含む。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高内水相を含む油中水型乳化組成物を、単位面積当たりの生産性が高いインライン連続生産により製造できる油中水型乳化組成物のインライン連続製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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