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公開番号2024041974
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2024006064,2021212442
出願日2024-01-18,2017-03-02
発明の名称水中油型乳化日焼け止め化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人
主分類A61K 8/06 20060101AFI20240319BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】液状紫外線吸収剤であるメトキシケイ皮酸エチルヘキシル及びオクトクリレンを配合せずに高い紫外線防御能を発揮するとともに、極性油の配合量を抑制して使用感にも優れた水中油型乳化日焼け止め化粧料を提供する。
【解決手段】(A)(a1)スルホン酸基含有水溶性紫外線吸収剤、並びに、(a2)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、(a3)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、及び、(a4)エチルヘキシルトリアゾンを含有する油性の紫外線吸収剤を含む紫外線吸収剤、(B)極性油、(C)高級アルコール、及び、(D)非イオン性界面活性剤を含み、前記(C)高級アルコールが、ステアリルアルコールとベヘニルアルコールとの組み合わせからなり、前記(a2)、前記(a3)、前記(a4)、及び前記(B)極性油の合計配合量が45質量%以下であることを特徴とする水中油型乳化化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)(a1)スルホン酸基含有水溶性紫外線吸収剤、並びに、
(a2)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、
(a3)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、及び、
(a4)エチルヘキシルトリアゾンを含有する油性の紫外線吸収剤を含む紫外線吸収剤、
(B)極性油、
(C)高級アルコール、及び、
(D)非イオン性界面活性剤を含み、
前記(C)高級アルコールが、ステアリルアルコールとベヘニルアルコールとの組み合わせからなり、
メトキシケイ皮酸エチルヘキシル及びオクトクリレンを含まず、
前記(a2)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、(a3)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、(a4)エチルヘキシルトリアゾン、及び(B)極性油の合計配合量が45質量%以下であることを特徴とする水中油型乳化化粧料。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記(B)極性油の配合量の、(a2)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、(a3)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、及び(a4)エチルヘキシルトリアゾンの合計配合量に対する比率[(B)/(a2+a3+a4)]が0.6以上である、請求項1に記載の乳化化粧料。
【請求項3】
(A)紫外線吸収剤が、(a1)フェニルベンズイミダゾールスルホン酸、(a2)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、(a3)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、及び(a4)エチルヘキシルトリアゾンのみからなる、請求項1に記載の乳化化粧料。
【請求項4】
(B)極性油が、IOB=0.1~0.5のエステル油からなる、請求項1に記載の乳化化粧料。
【請求項5】
日焼け止め化粧料である、請求項1に記載の乳化化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水中油型乳化化粧料に関する。より詳細には、従来汎用されていた液状紫外線吸収剤であるメトキシケイ皮酸エチルヘキシル及びオクトクリレンを含まず、なおかつ油分量が少なくても乳化安定性に優れ、高い紫外線防御効果を示す水中油型乳化化粧料に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
紫外線防御効果を示す水中油型乳化化粧料、例えば日焼け止め化粧料においては、従来から、UVA領域からUVB領域に亘る紫外線を有効に遮蔽するため、油性の紫外線吸収剤及び粉末状の紫外線散乱剤を適宜組み合わせて配合されていた。しかし、油性の紫外線吸収剤を多く配合するとべたついた感触を与え、紫外線散乱剤の配合量が多いと粉っぽい使用感となり皮膚が不自然に白くなる等の問題があった。
【0003】
特許文献1には、特定の4種類の紫外線吸収剤を配合することにより、紫外線散乱剤を配合しない又は配合量を抑制しても高いSPF(Sun Protection Factor)が達成できたことが記載されている。
【0004】
一方、紫外線吸収剤として汎用されているオクチルメトキシシンナメート(メトキシケイ皮酸エチルヘキシル)やオクトクリレンに刺激性があることが指摘され、それらに代えて特定の紫外線散乱剤(ルチル型結晶酸化チタン等)を配合して紫外線防御効果を確保する日焼け止め化粧料も提案されている(特許文献2)。
【0005】
しかしながら、前記の液状紫外線吸収剤は、それら自身が紫外線吸収能を持つのみならず、共配合される固形又は難溶性の紫外線吸収剤の良溶媒としても作用している(例えば、特許文献3参照)。従って、これらの液状紫外線吸収剤を配合しない場合は、他の紫外線吸収剤の析出や不安定化を防止するために、溶媒となる極性油を増量せざるを得ず、その結果としてべたつきを生じるといった問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2010/110020号公報
特開2015-124172号公報
特開2014-240382号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
よって本発明における課題は、液状紫外線吸収剤であるメトキシケイ皮酸エチルヘキシル及びオクトクリレンを配合せず、なおかつ極性油の配合量を抑制しても、高い紫外線防御能を発揮するのみならず、乳化安定性及び使用感に優れた水中油型乳化化粧料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結果、紫外線吸収剤として特定の水溶性吸収剤と油性固形吸収剤とを組み合わせて配合し、さらに乳化系にαゲル構造を導入することによって、高い紫外線防御能を示しながら安定性及び使用性に優れた水中油型乳化化粧料が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、
(A)(a1)スルホン酸基含有水溶性紫外線吸収剤、
(a2)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、
(a3)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、及び、
(a4)エチルヘキシルトリアゾンを含む紫外線吸収剤、
(B)極性油、
(C)高級アルコール、及び、
(D)非イオン性界面活性剤を含み、
前記(a2)ビスエチルヘキシルオキシフェノールメトキシフェニルトリアジン、(a3)ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、(a4)エチルヘキシルトリアゾン、及び(B)極性油の合計配合量が45質量%以下であることを特徴とする水中油型乳化化粧料を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の水中油型乳化化粧料は、液状紫外線吸収剤であるメトキシケイ皮酸エチルヘキシル及びオクトクリレンを配合せず、なおかつ極性油の配合量を抑制しても、乳化安定性に優れ、高い紫外線防御効果を示すとともに、刺激が無く使用感触が良好である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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