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公開番号2024048152
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154037
出願日2022-09-27
発明の名称化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/368 20060101AFI20240401BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明によれば、苛酷な保存条件下においても、アルコキシサリチル酸またはその塩の変色を抑制し、使用性に優れた化粧料を提供する。
【解決手段】(A)特定の構造を有するアルコキシサリチル酸またはその塩、および(B)還元糖を含んでなる化粧料であって、(B)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.003~8質量%である、化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)式(a)で表されるアルコキシサリチル酸またはその塩
JPEG
2024048152000006.jpg
32
170
(式中、R

は、炭素数1~6のアルキル基である)、および
(B)還元糖
を含んでなる化粧料であって、
(B)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.003~8質量%である、化粧料。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】


が、メチル基またはエチル基である、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
(A)成分が、4-メトキシサリチル酸カリウム塩である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
(B)成分が、グルコースまたはフルクトースである、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項5】
(A)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~10質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項6】
(A)成分の配合量に対する(B)成分の配合量((B)/(A))が、質量比で、0.003~8である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項7】
pHが6~11である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項8】
(B)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~3質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルコキシサリチル酸またはその塩を含んでなる化粧料に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
アルコキシサリチル酸(またはその塩)には、メラニン生成抑制作用があり、これを含有する皮膚外用剤が優れた美白効果を発揮することが報告されている。しかし、アルコキシサリチル酸を含む組成物を、苛酷な条件下で長期にわたって保存した場合、変色することがある。
【0003】
アルコキシサリチル酸の変色を抑制する手段として、サポニン等を併用する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。また、ピロ亜硫酸ナトリウム等の無機塩と併用することも知られているが、ピロ亜硫酸酸ナトリウムは、不快な臭いを生じさせることもあり、特に、無香料化粧料には、配合量に制限がある。
【0004】
ハイドロキノンの安定性を向上させるために、多価アルコール、還元糖および糖アルコールから選択される1種以上と併用する技術が提案されており、これらはハイドロキノンとの間に緩い錯体を形成させることによりハイドロキノンを安定化させている(引用文献2)。
還元糖は、アミノ化合物等が共存すると、褐色物質を生成するメイラード反応を引き起こすことが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平8-217660号公報
特開2008-297217号公報
【発明の概要】
【0006】
本発明者らは、驚くべきことに、アルコキシサリチル酸またはその塩と、特定の配合量の還元糖とを組み合わせることで、アルコキシサリチル酸またはその塩の変色を抑制することができることを見いだした。本発明はこれらの知見に基づくものである。
【0007】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1](A)式(a)で表されるアルコキシサリチル酸またはその塩
JPEG
2024048152000001.jpg
32
170
(式中、R

は、炭素数1~6のアルキル基である)、および
(B)還元糖
を含んでなる化粧料であって、
(B)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.003~8質量%である、化粧料。
[2]R

が、メチル基またはエチル基である、[1]に記載の化粧料。
[3](A)成分が、4-メトキシサリチル酸カリウム塩である、[1]または[2]に記載の化粧料。
[4](B)成分が、グルコースまたはフルクトースである、[1]~[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5](A)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~10質量%である、[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6](A)成分の配合量に対する(B)成分の配合量((B)/(A))が、質量比で、0.003~8である、[1]~[5]のいずれかに記載の化粧料。
[7]pHが6~11である、[1]~[6]のいずれかに記載の化粧料。
[8](B)成分の配合量が、化粧料の総量に対して、0.1~3質量%である、[1]~[7]のいずれかに記載の化粧料。
【0008】
本発明によれば、苛酷な保存条件下においても、アルコキシサリチル酸またはその塩を含む化粧料の変色を抑制し、使用性にも優れた化粧料を提供できる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0009】
本発明は、(A)特定の構造を有するアルコキシサリチル酸またはその塩、および(B)還元糖を含んでなり、(B)還元糖の配合量が、化粧料の総量に対して、0.01~10質量%である、化粧料に関するものである。
本発明による化粧料のpHは、好ましくは6~11であり、より好ましくは6.5~11である。本発明による化粧料はpHが7より大きいアルカリ性である場合により効果を発揮することができ、さらに好ましくは7.5~11であり、よりさらに好ましくは8~11であり、最も好ましくは9~11である。
【0010】
(A)アルコキシサリチル酸またはその塩
本発明による化粧料は、式(a)で表されるアルコキシサリチル酸またはその塩(以下、(A)成分と称することがある。他の成分についても同様である。)を含んでなる。
JPEG
2024048152000002.jpg
32
170
式中、R

は、炭素数1~6のアルキル基であり、直鎖であっても分岐であってもよい。R

としては、例えば、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、ter-ブチル基、sec-ブチル基等が挙げられ、好ましくは、メチル基またはエチル基である。
置換基OR

の位置は特に限定されないが、サリチル酸の3位、4位または5位であることが好ましく、より好ましくは4位である。
(【0011】以降は省略されています)

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